天草の松島町合津港にある松島に古くから伝わる「池島の龍伝説」にあやかり造られた足湯です。
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池島の龍伝説
昔、池島にゃ二つのお大きか池があったって。そうして、そん池には雄と雌の龍のそれぞれ住んでいたげな。
話によると、そん池には九十九の穴のあるて言われとったたい。なしかて言えば、潮んさかりにあちこち、潮のうずまいとっところのあるけんがて。
そして、そん穴の百になれば、百個目ん穴から龍の飛び立って言われよったばってんが、いままでそれば見た者はおらんて。そして、そん龍が飛び立てば、大雨になるて言われよったらしか。
ある時、いっちょん雨の降らん日の続いたときのあったらしか。雨の降らんけん作物は育たん作物の育たんけん食べるもんのなかちゅうことで、村人が長い間、飢饉に苦しんだらしか。「もう駄目ばい。みーんな死んでしまうばい。」て。口々に言いよった時に、「池島の龍ば、飛び立たせれば雨の降るて言いよったばってん、ほんなこつだろか。」て一人もんが言うたら、そばにおった者が「うそだろもん。あら、ただん話たい。」「ばってん、最後の神頼みぐらいに思うてしてみゅうかい。」「そんなら、どがんやって、すっとや?」などとみんなの話になった。そして、長老ならわからんどかいてこつで聞くごとした。そしたら、「そがんいえば、子供ん頃聞いたこつのあるごたる気んする。たしか、池島にゃ[鐘かけ松]て名前の松のあって、そこで鐘ばたたけば、何か起こるて言いよったごたった。」て言わしたもんだけん、最初は、うっちゃわんで、馬鹿にしとったもんも、一緒になって鐘ば探して来て、それらしき松も探して、皆で最後の神頼み位に思って鐘ば叩いて雨乞いばしたったい。
そしたら、不思議な事に空の曇りだして、雨の降り出した。で、あっというまに嵐になった。村人は、うれしゅうして、うれしゅうしてどがんしょんなかった。嵐のひどうなったけん、急いで鐘ば船につんで帰ろうとして瀬戸の中ほどまで来た時に、高波で船が転覆して鐘は海の中に沈んでしまい、のっていた村人は命からがら岸までやっとのことで泳ぎつかいたらしか。海の中から鐘が見つかったのは昭和になってからばい。現在、向陽寺に町指定の文化財として保管されとっとたいなー。
                                                        足湯天井の掲示より
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松島温泉 龍の足湯
松島温泉 龍の足湯
松島温泉 龍の足湯
【住所】 熊本県上天草市松島町合津港   地図
【利用時間】 10:00〜21:00
【利用料金】 無料
【泉質】 ナトリウム−塩化物泉