■2012年8月19日 後楽園ホール
〜プラムの花咲くOZの国2012〜

▼〜THE WIZARD OF OZ〜 
OZアカデミー認定無差別級選手権試合
シングルマッチ 60分1本勝負
【王者】○永島千佳世 対  【挑戦者】松本浩代●
22分33秒 片エビ固め
※前宙式フットスタンプ 
※第十三代王者が初防衛に成功

試合後に最初に語った永島千佳世の「何か吹っ切れた」の一言。

もとを正せば、ベルト欲しさに「正危軍」に入ったものの、あえて「黒」に染まらず「黄=自分」を主張し続た。
しかし、尾崎魔弓とタッグを組む回数が多くなるにつれ「思っていたより不自然では無い」と、尾崎カラーを受け入れるコメントを出したりもした。
永島千佳世





「吹っ切れた」とは、その結論が今出たと言う事で。
何度もイスを使い、テーブルを使い、毒キリをも使った。

「これが私のやり方だ」
永島、松本





追う立場から追われる立場へ。
「永島個人」では無く、「OZのトップ永島」「OZの頂点永島」として、チャンピオンとしてどうあるべきか。

永島はベルトと同時に、団体を背負う大きな責任を全部受け入れていたのである。

この日、黒い永島千佳世が誕生。これが永島が出した答え。
OZアカデミー悪魔の王国が、新たなスタートを切った。


一方、挑戦者松本浩代は試合後にこんなコメントを出した。
「勝てないって、何で?OZって何?」

両者のコメントを並べたら、松本浩代の敗因が明確に見えた。
それは「女子プロレスの頂点に立つ」とその先を見据えた感情が、目の前の王者の壁を通り越してしまっていたという事。
OZアカデミーのベルトと向かい合わず、自分自身の足元を完全に見逃してしまった事である。

勿論、その先を見据える事は決して悪い事ではないし、必要な事である。
だが自分の団体の看板を背負った王者に対して、大枠の視点では勝てない。
その視点の違いが露骨に見えてしまった。
松本






何が足りなかったのかでは無く、上回るものが足りなかった。
勝負の世界の、いや‥プロレスの世界の、いや‥OZの世界の厳しすぎる現状を見せ付けられた気がした。
松本2





と、なると。
私、個人的にはこのベルトへの次期挑戦権利は何が何でも松本浩代に奪って欲しい。
松本選手がもつ、その若いエネルギーと大きなパワーで見えなかったその悪魔の世界を、一日も早くぶっ壊して欲しい。

まだ間に合う、松本浩代の女子プロ界頂点到達計画。
その日がくるまで付き合っていこうじゃありませんか!



ただし、今回の「負け」がさらにハードルを高くしたのは事実。
永島千佳世を一つ上に上げてしまったのも事実。



王者永島は王者にふさわしく、挑戦者松本は挑戦者にふさわしかった大一番。
両選手の次回大会でのアクションが楽しみです。