2007年11月17日

サドルを作る日本人として

久しぶりの書き込みをしています。
まだまだウエスタンサドルメーカーとして上を目指さないといけないのですが、
それとは別に今日本で神社仏閣の行事とは別に行われている流鏑馬に使用するサドルを作らないとな〜っと個人的に思っているのです。
日本人として許せない部分というかこだわりが私の中にあるのです。
神社仏閣の歴史的な流鏑馬ならもちろん昔ながらの和鞍を使わないと許せないですね。
競技的な流鏑馬でもウエスタンサドルやブリティッシュのサドル等の今までどこかで使われきたサドルを使用するのは許せないのです。
衣装だけに金をかけて拘って、鞍はウエスタンサドルじゃいただけないと思っています。
ウエスタンサドルでなし、和鞍でない近代和鞍を作らないとと思っているのです。
それも実用的でなくてはなりません。もちろん華やかさも必要です。
堂々とサドルを表にだせる近代和鞍です。
競技流鏑馬はどちらかと言うとお祭り的な感覚だと私は思っています。
ですから近代和鞍もお祭りをイメージした華やかさが必要で、それが日本人の心だと思っているのです。昔の私の和鞍に対してのイメージは戦い、私が作くりたい和鞍は癒しなのです。日本人の心をあらわしたいのです。
それが日本人サドルメーカーのこだわりかな〜と思っています。
絶対に作りますよ。

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2007年06月19日

鐙の部分名と測り方

29139e96.jpg鐙もサドルにより色んなタイプがあります。
大まかな種類はOxbow ・ Roper ・ Visalia ・ Bellなどです。
通常レイニングサドルやウエスタンプレジャーサドルに使用しているのはベルタイプが多いです。Treadは2インチ前後の物が私は好きです。1インチは約2.5センチですが、ウエスタンサドルは全てインチで測り作っていますのでインチで呼びます。
通常良く使われるコンチョもインチでサイズを言いますが、1".11/2".2"位の3種類がサドルには多く使われています。この"マークがインチの事です。
それから女性や子供さんには少し小さめの物の方が良いと思います。


  
   http://www.krs-international.com.au/

ウエスタンサドルのパーツの名称

8ef69525.jpgウエスタンサドルも色々なタイプがあるので、パーツの呼び名で抜けている物もありますが、ここに書いてある物がまあ一般的なサドルについているパーツだと思います。サドルに関してのご質問やパーツの製作、オーダー等はこれを見て注文いただけたら間違いがないと思います。

  http://www.krs-international.com.au/

2007年06月17日

できあがり

eb932f16.jpgこれで完成です。この鐙作りも結構な作業です。この使用する革ももちろんサドル本体を作った時の革を使用します。その事により革の色もサドル本体とマッチした出来上がりになる訳です。ですから革を裁断していくのも考えながら無駄のないようパーツ取りをしていきます。

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Stirrup Tread

a18a9617.jpg鐙のブーツで踏む部分にはもう一枚革をあて補強しておきます。こうする事により長く鐙を使用する事ができます。この部分が磨り減っても簡単に新しい物と交換できますが、これを巻いていない場合だと鐙事態が磨り減ってしまい鐙ごと交換しなくてはならなくなります。カンガルーレザーレースを使用しゆるまないようしっかり編んでいきます。

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スティラップ

db3fdb47.jpg通常ミシンを使って袋状に縫い芯を通すのですが、上のバーの部分は手縫いで仕上げます。このバーはボルトとナットのようになっているので、完成してボルトがゆるんでナットが取れてしまうと使い物にならないのでナットが取れないようハンマーでたたいて端の溝山を壊しておきます。
ボルト部分には革を巻いて縫い付けてありますが、この部分がフェンダーと接触するのでフェンダーが傷まないようこのパーツをつけています。この事によりフェンダーも長く使用する事が出来るのです。

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Stirrup

10e978a7.jpgサドルには必ずアブミが必要ですが、漢字では金偏に登ると書きます。
そうアブミは馬に跨る時に必要な物なんですね。馬に良く乗れる人は馬に跨れば鐙なしでも十分馬の動きについていく事ができます。
この鐙もウエスタンサドルの場合、幅や高さなど用途と好みにより種類があります。
通常レイニングやウエスタンプレジャーサドルに使用しているのは幅が2インチ前後の物が私は多いです。
この写真のように一つの鐙に4枚の革のパーツが必要です。
2枚のパーツを袋状に縫いかぶせていきます。

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2007年06月15日

完成

b44e448f.jpg裏側の作業が全て終わったらボンドと釘そしてコンチョを使い留めて完成です。
今回の作業工程以外にもやり方はありますので、あくまでもサドル作りの一つのやり方です。まあ、だいたいこの様な手順でサドルは作られているのだと理解していただける事と思います。

2007年06月12日

フロント完成

fca87029.jpgこれで出来上がりです。
この後フルダブルの後ろ部分を留めて、サイドジョッキーもしっかり留めてしまいます。

フロントD

24475b68.jpgこの写真で分かるでしょうか!
ツリーがこの部分に収まっているのが分かります?

縫いつけ

b9474c2b.jpgDリングの前側部分を縫い付けて、ツリー先端部分をポケットに入れる様な感じになります。これにより尚一層ツリーとスカートが一体になる訳です。
結構縫うのは大変な作業です。

Front Rigging Dee

529bec4b.jpgちょっと忘れてまして工程が前後しますが、Full Double Dee-Ring Riggingの後ろ側を留める前にこの工程をやり終えます。
Front Rigging Deeをスカートに縫い付ける作業です。
このやり方以外にも取り付ける方法がありますが、私がやっている方法はこれです。

2007年06月11日

SWELL

86c7a009.jpgスエルに柄を入れる作業はサイドジョッキーも完璧に張り終えたのち、この段階でやるのがもっとも良いと思います。サドルをしっかりホールドできる器具に載せ、柄入れ作業のしやすい向きにしながら作業をおこないます。
サドル作りをするのにはこのようなサドルを載せる作業台も必要で、ほとんどのサドルメーカーの人は台から自分で作っています。
私も通常作業する為の台と、スエルに柄入れする時とキャントル部分の縫い作業をする時使用するこの作業台の二つを通常使用し、もちろん二つとも手作りです。

2007年06月10日

Back Jockey

2c4930c5.jpg最後にこのパーツを取り付けます。
このパーツは特に必要と言うパーツではないのです。
まあ、ある方が豪華ですが!
私のフルダブルの方法だと必要なパーツです。
インスカートのタイプでは付けないデザインも多くあります。

2007年06月09日

Full Double Dee-Ring Rigging

c5ce0c1c.jpgサドル作りも終盤ですが、これをやらないといけません。
私が今使っている方法はフロントDとバックDを革で繋ぐ方法ですが、他にもDouble Flat Plate や In-Skirt Riggingと言う方法もあります。それらの場合は今回のサドル作り方とまた違った方法での作業と言う事になります。
私は今のフルダブルが好きなので、ほとんどのこの方法で作っています。丈夫で長く使ってもらえるのと再生修理もしやすいからです。
スエルの部分とフロントDの付け根に止め後ろのDと止めて繋ぎます。
この作業はサイドジョッキーを作る前にやっても良いのですが、後ろのDに繋ぐのはここでです。前に繋いでしまうと、キャントルの縫いつけ作業ができないですからね!この繋ぐ作業はサドルのバランスと強度を持たせる為に重要な部分です。
他の方法につきましてはまた機会があったらお話したいと思っています。

2007年06月08日

Regular Binding

2e68a8db.jpg今日はシャイアン・ロールではなくレギュラー・ビンディングを紹介しておきます。
ランチサドルなどではこの方法で作られた物も多いのですが、レイニングやウエスタンプレジャーのサドルなどではやはりシャイアン・ロールで仕上げているのが多いのです。ランチサドルのようにワーキングサドルの場合、後ろのバックジョッキー部分にロープを取り付けていても、サドルに跨ったまま簡単に後ろのロープが取れるようこのタイプのキャントルデザインになっているのだと思います。シャイアンだと邪魔ですからね!

2007年06月07日

レザーコンチョ

a43e7ba8.jpgシャイアンロール部分も出来上がったので後は組み立てる作業となる訳ですが、今日はちょっとレザーコンチョの作り方です。これはサドルの箇所止めする時にもシルバーコンチョの下に入れたりレザーレースで止める場合も使用します。
先ずコンパスで必要な大きさより少し大きめの円を描きます。そしてホールパンチを削って作った手製のパンチでカットしていくのですが、あらかじめ手で少し押さえるようにして印を入れ上手く半円が入リ収まるよう調整しておきます。
通常のサドルでは大きいサイズが4つ、小さいサイズが2つ必要になります。

2007年06月06日

シャイアンロール

d72c8141.jpg裏側はこんな感じです。シワを作らずピチッと張ります。縫い終わってから余分な革をナイフ等でカットして完成です。土台のキャントルバックに傷つけないよう注意し切っていきます。
芯にソールレザーを使用する事でここを持ってもしっかりしている様、丈夫に仕上げています。

Cheyanne Roll

66e40c8b.jpgではシャイアンロールです。
前で作った革を縫い付けていきます。
小さな釘で仮止めをし、裏側にもシワができない様に伸ばして張ります。
さら〜っと流しますが、非常に難しい作業です。
通常考えてもシワがよらない訳がないですから、難しい場所です。

2007年06月05日

シャイアンロール

1fa6a223.jpg写真が色々変わってしまって一貫性がなく申し訳ありませんが、ここまでの流れがこれで分かっていただけたら光栄です。
ではシャイアンロールです。
まず、貼り付ける革を裁断し、後ろ(裏側)にくる部分を薄く削ぎます。
表側はカービング等の柄を入れるのでそのままの状態でキープし、裏側になる方だけ均等に薄く削ぎます。
このパーツはもちろん本体のシャイアンロール部分より大きく裁断されています。
カービングを入れる部分は十分考えて本体に合う様(はみ出さないよう)に入れておきます。

貼り付け作業

58c2ea48.jpgサイドジョッキーに模様も入ったし、今度はツリーに貼り付けます。これでもうツリーからは取り外す事は出来ませんので、その前にやっておかなくてはならない作業は全て済ませているか点検確認をしておきます。
シート部分のシャイアンロール部分に重なる革をここで貼り付けます。
貼り付ける箇所は後ろ部分だけで前の部分、そうですね!シートのお尻が収まる部分だけをこの段階では貼り付けておきます。

2007年06月04日

カービングを入れる

31c53ffe.jpgそれではまたサイドジョッキーのパーツを本体から外し、カービングやバスケットを入れる作業をおこないます。

2007年06月03日

シート

b4a59606.jpgサドル作りパート4で説明しましたが、キャントルの所、シャイアンロールの手前でキレイに裁断できているのがこの写真で分かっていただけると思います。このように裁断しておくのです。
それからシート部分のスエードはシャイアンロール部分にも重なるように裁断してありますが、そのシャイアンロールの重なる部分はまだ貼り付けませんので注意してください。この後の作業後に貼り付けます。
ですから今の段階ではサイドジョッキーのパーツにシートが付いて本体のツリーからまだ取り外せる状態です。

シート

36640ec2.jpg出来上がって問題がなければ本体に貼り付けその後淵を縫います。
この貼り付け作業で失敗するともう一度サイドジョッキーを作る所からスタートしなくてはなりませ。シートの貼り付けを失敗し、はがしてもパットが上手く取れず、その上からもう一度貼りなおしてもシート部分がボコボコの状態になってしまい、座ってもスムーズにお尻が動きません。しっかり慎重に作業はおこないます。この貼る場合も重しを置いて少しずつ貼っていきます。

シート

7b9e12b9.jpgパットを貼り付ける場合はシートのスエードに重ねて置いておき、づれない様金づちなど重いものを置いて半分ずつボンドで貼り付けていきます。
シートのスエードは今回の物は真っ直ぐ裁断していますが、ちょっとオシャレに波なみにカットする方法も良くやります。

この後パットの端は少し削り落とし、シートとサイドジョッキーとが手で触っても違和感のないよう滑らかな仕上げにします。この部分も非常に大事な点です。

シート

8ce93913.jpgキレイにシート部分がカットできたら今度はパットを貼り付けます。パットはシート部分だけですので、シャイアンロール部分をのぞいた箇所に貼り合わせます。

2007年06月02日

シート

6b0edecc.jpgフロント部分はこんな感じで切り込みを入れ釘で軽く止めておきます。
チョークでシートデザインを書き裁断します。

シート

39b767f7.jpgじゃあ!今度はシート部分のレザーを貼り付ける作業です。
このシート部分も色々なデザインや使用する素材そして全くシートレザーを貼らないなどありますが、今回は一般的なスエードレザーを貼り付ける作業です。
まず、大きめにスエードを裁断し、シート部分に置きます。
シートの両サイドの付け根部分を良くチェックし切り込みを入れフロント部分のセンターにも切り込みを入れます。細い釘でもちろん仮止めをして作業を進めます。


2007年06月01日

サイドジョッキー

94fee9cc.jpgさて、革が乾いて本体のツリーに馴染ませた状態がこの写真です。
仕上げにキャントル部分のはみ出している部分をシャイアンロール部分ときれいにフィットするように裁断してこの部分は完成です。

2007年05月31日

サイドジョッキー切り出し作業

b17f6edc.jpgこの作業でのそれぞれの切り出し作業写真が無いのです。(私もここの部分はいつも真剣勝負なんです)写真をいちいち撮ってここで説明する必要がない部分なのでこれぐらいの写真しかありません。
前の部分もコンチョが付きますからそれも考え切り出していきます。
このコンチョが付く全ての部分に釘を打って仮止めをし、ツリーに馴染ませる為固定して乾かします。
サドルを作ってみようと思われこの部分までこられたら、何故私の師匠が私にサドルを作れと言われたか分かっていただけると思います。