2008年02月24日

蝋燭の温度を調べてみた

SM用の蝋燭は、冷めても柔らかくて粘土のように捏ねることが出来るものだという印象があった。もちろん完全に冷えればカチカチに固まるのだけど。

でも、先日使った蝋燭は、冷えてきたとき、粘土のように捏ねられるようになる前に固まってしまった。
SM用にもいろいろあるんだなぁと。

で、いろいろな蝋燭を買ってみた。


蝋の温度を調べようとしたのだけど、これが難しい。
簡単に考えれば、炎の大きさ、蝋燭を傾ける角度、炎が蝋を伝う面積、炎を蝋に当てている時間などで滴下する蝋の温度は変わるし、温度計自体の温度も影響すると、溶けた蝋は時間とともに温度が下がっていくし。

いろいろ試したけど結局、液体半分固体半分くらいの温度を調べることにしました。
溶けた状態から固まり始め、透明感がなくなったときの温度です。
凝固温度(凝固点)ということになるでしょうか。

でも、完全には条件を統一できないし、今だ!という判断が難しいので、±1℃〜±2℃くらいの誤差はきっとあります。


実際のプレイでの蝋燭の使い方は様々だと思いますが、責め役が溶けた蝋を相手の肌に垂らしたら直ぐに手(手袋)で蝋を伸ばす(冷ます)という使い方をしたときの温度に近いかと思います。


蝋温度計測測定には、料理用の温度計を使いました。アルミホイルで皿を作り、その上に温度計の検温部を置いて、検温部に蝋を垂らします。皿が小さいので、すぐに検温部を覆うくらいの蝋が溜まります。



さて、では一つずついってみましょう。

血飛沫血飛沫(長寸)。
使ったことはなくても名前は知っていました。
でもこれ、火をつけると芯ばかり燃えて、すぐに火が消えてしまうのです。仕方なく周りの蝋をカッターで切り崩して使いました。使い方が悪いのでしょうか。他の蝋燭では、そんなことはありませんでした。
固まる温度は56℃でした。

ラブキャンドルラブキャンドル(大)。
左からブラッド、レッド、ピンク。
上の血飛沫もそうでしたが、このブラッドは、触っただけで手に色がつき、その手で触ったものに色が移ります。判りやすく言うと身の回りのものが片っ端からピンクに染まります。
固まる温度は56℃でした。

錯覚SMローソク錯覚。
紫、青、赤、オレンジ、黄色。
写真では赤だけ短いですが、はじめからこうでした。
赤、紫、黄色の固まる温度は55℃、オレンジの固まる温度は56℃、青の固まる温度は59℃でした。
何度やっても青だけ温度が高いんです。不思議です。

妖炎妖炎。
オレンジ、赤、紫。
形は上の「錯覚」と同じで、同じ蝋燭に別の名前をつけて売っているのかと思うくらい似ています。
固まる温度は3色とも56℃でした。

雫低温ローソク 雫。
他のSM用蝋燭と違い、ピーラン材というのを使っているらしいです。
他のSM用蝋燭は殆ど匂いませんが、これは少し独特な匂いがします。
固まるとき粘土状になっている時間が短く、すぐに固まります。手で捏ねてまとめるには向きません。
固まる温度は56℃。

プロのローソクプロのローソク 大。
朱、ピンク。実物は写真よりピンク色です。
とにかくでかいです。上の3つと長さは同じ位ですが、太さがあります。
そして、今回買った中では、唯一の碇型(バチ型、花型とも)でした。
固まる温度は53℃。
今回調べたSM用蝋燭の中では最も低温でした。

さて、ここからは、SM用でない蝋燭です。

普通の蝋燭日用雑貨として売られている普通の蝋燭です。
今回買ったのは10号というサイズです。
材質は国内精製パラフィンワックスって書かれてます。パラフィンて「石油」の1ジャンルを成すくらいの大きな括りなので、パラフィンといってもいろいろなんですけどね。
固まる温度は58℃。

アロマキャンドルアロマキャンドル。
アロマです。臭いです。アロマ苦手なんです。
でも好きな人にとっては、普通に良い匂いなのだと思います。
固まる温度は58℃。

蜜蝋蜜蝋キャンドル。
インド製みたいです。インドっぽいお香の匂いがします。
後から知ったんですけど、蜜蝋の蝋燭はこのメーカー意外にも、いろいろあるみたいです。多分匂いのしないものもあると思います。
固まる温度は62℃。
今回調べた中では最も高温でした。

和ろうそく和ろうそく (5号)。
左のはハゼの実100%、右のは植物性油脂が原料。
これもお香の匂いがします。
どちらも溶けた状態では料理油みたいな質感です。
植物性油脂の方の固まる温度は52℃。
ハゼの実100%の蝋の固まる温度は39℃。
今回調べた中では最も低温でした。

ここに書いた温度は、固まる温度です。
蝋燭から滴る蝋の温度はもっと高いです。滴下した蝋を溜めてその温度を測ると、5℃〜10℃くらい高いようです。もちろん垂らし方によってももっと高温になるかもしれません。
また、ロットによって、あるいは一つの蝋燭でも部位によって、固化温度が異なるかもしれません。
使うときは火傷しないように気をつけて使ってください。

ozkel at 18:59│Comments(3)clip!ローソク 

この記事へのコメント

1. Posted by さやか   2008年03月19日 17:00
 (。∂。∂。)おヒサしぶりです♪
これは、すごく参考になりました。(驚)
ここまで、たくさんの蝋燭を並べて比較した記事は初めてです。
夏休みの自由研究みたい。ヾ(@⌒▽⌒@)ノ
さやかのブログからリンクを張らせてくださいね。
2. Posted by しらまる   2008年03月20日 07:47
さやかさん、こんにちは。
気に入ってもらえて嬉しいです。
記事にもしてくれてありがとう。
なんか、続編を期待されているようなので、また機会があれば試してみたいと思います。
3. Posted by ゆじいん   2009年01月05日 06:21
はじめまして。
蝋燭ではなく蝋ですかぁー。私も鍋で溶かす蝋派です。
最近このBlogを見つけまして参考になりました。
蝋は100円ショップの白蝋燭(融点:高温)です。

気になっているのですが、ご存じ!?某メーカー「SMのDVD」(2006年作品)
で鍋で溶かした大量の蝋燭(種類不明)を少女にかけるシーンがありました。
ヤケドしないのかなぁと思いながら…。
そのシーンで、お玉で掬った直後、お玉に固まりが見受けられます。
皮膚は赤くなっており、発汗もあることからイカサマではないことが分かります。

私の実験の場合は、お玉で掬った直後固まりは観られず、
すべて終始無色透明の液体でした。
・鍋中の蝋温度=約90度C。
・250度Cまで可能なデジタル温度計にアルミ泊を巻く。
・携帯ガスコンロで加熱。
体にかけると飛び上がるぐらい熱いです。
同じカ所に大量にかけると表皮がむけました(1度のヤケド)。
体が温まるので発汗もあります(エステ効果?)。

となると、DVDは、融点が2点ある特殊な蝋を使用しているか、
融点ぎりぎりまで温度を下げているとしか思えません(約56度Cか?)。
しかしこの温度でも大量に同じ部位にかけるとヤケドすることもあるんじゃないかと。

ちなみに図書館で有毒化学物質に関する特性一覧という(みたいな)本で
代表的なパラフィンワックスの物性を調べたことがあります。
沸点(蒸発)は種類によって幅があるのですが300度C前後とありました。
低温蝋燭もそのぐらいの温度まで上げられるならヤケドするのかなぁと。

結論:
DVDの女の子はよくヤケドしないなぁ。
私の実験の場合はヤケドすることも。

とにかくまた実験(プレー)してご報告します。

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