原題：MILLION DOLLAR BABY
監督：クリント・イーストウッド
原作：Ｆ・Ｘ・トゥール『テン・カウント』『ミリオンダラー・ベイビー』
脚本：ポール・ハギス
音楽：クリント・イーストウッド
出演：
クリント・イーストウッド（フランキー・ダン、元名カットマン、ボクシングジム（ヒット・ピット）のオーナー＆名トレーナー＆迷マネージャー、ゲール語を解し読書とレモンパイを愛する"スマート"な男、家族とは絶縁状態、アイリッシュ？）
ヒラリー・スワンク（エディ・"スクラップ・アイアン"・デュプリス、Ｍｒ．スクラップ、元ボクサー（１０９戦目に片目を失明して引退）、フランキーとは腐れ縁、住み込みでジムの管理人みたいなこと（雑用係）をしている、）
モーガン・フリーマン（マギー・フィッツジェラルド、"モ・クシュラ"、３０過ぎてボクサーとして頂点を目指す女性、ウェイトレス）
オフィシャルサイト
あらすじ：
ジムのオーナー兼トレーナーでもあるフランキーが、ジムの稼ぎ頭"ビッグ・ウィリー"の試合を終えて帰ろうとすると、その試合の前座で試合に勝ったマギーが自分のトレーナーになってくれと言ってくる、女性のトレーナーはやらないとすげなく断るフランキーだったが、貧乏な暮らしの中工面した６ヶ月分の月謝を払ってジムで黙々と練習する姿をみて少しずつ気持ちに変化がでてくる。
ジムのタイトルを狙えるボクサーウィリーの引き抜きにあったのをきっかけに、マギーのトレーナーを承けることにする。練習を重ねて、プロのリングに立てるようになったが、フランキーはそれでもマネージャーはやる気がなく他のマネージャーをマギーに付けるのだったが、マネージャがマギーをかませ犬にしようとしていることを知り初試合中にマネージャーもかってでてしまう。
以来連戦連勝で対戦相手にも苦労する日々だったが、ついにタイトル戦が実現する。
ネタバレあり注意
BLUEPIXY日記
映画とかプログラムとか本とかそういったものに関する日々の雑感です
2005年06月03日
ミリオンダラー・ベイビー
ＰＧ−１２
ミリオンダラー・ベイで共通テーマはあるけど、どうせすぐに無くなってしまうのが常なので、あえて別にしてあります。
せつない映画ですね。
他のサイトのレビューでマギーがどうなるか概ね知っていたので、それほど衝撃はなかったけど、それでも、マギーの真摯な態度と成功があって、そしてその後を見るのはつらいです。
クリント・イーストウッド、イイ感じに"親父"（というかジジイだけど）で良いです。右頬に縦に走る傷跡があるけどあれってメイクなのかな？
最近クリント・イーストウッドの映画ってずっとみてないから、わからん。
音楽もやってるってところにビックリ、政治活動の方はどうしてんのかな？
ヒラリー・スワンク、最初へっぴり腰だったけど、段々様になってきて（多少前後するような感じするけど）身体も良くなってきて、かなりボクシングの練習をしたんだと思わせます。ちゃんと、テンプル、レバー、ストマックとか打ち分けできているし。ただ、まあ、あんなに大振りで一発で決まるのかとちょっと思うけど、それはまあ、おいておく。
ダンの家族との断絶、過去に何があったのかは語られないけど、一体何があったんでしょうか？気になるぅ〜。
マギーも同じく断絶しているので、ダンが彼女に入れ込むのもわかるね。
ダンだけでなく、
マギーの心意気が良いので観客もＭｒスクラップもついつい彼女を応援してしまいます。
ダンは、ほぼ毎日教会に行って、神父に質問をする。
多分、教会というより、宗教的な何かをやっちまった、宗教が信じられなくなっているようなことを匂わせる。
神父は、質問には答えるべきだと思う。
異教徒かとか言って拒絶するのはまったく逆の行為。
じゃあ、あんたはなんのためにいるんだと言いたい。
マギーの部屋はガランとしていてＴＶもない、それだけボクシングだけが生活の中心であることがわかる。
だからこそ、ボクシングができないということがどういうことかより迫ってくる。
ダンは、うまくやりおおせたみたいだけど、普通連動していてナースは気付くし、不用意に証拠がたくさん残っているので、ほんとなら、捕まってしまっているはずだが、映画としてのオチはそれではオチが悪いので、…。ということなんだが、オチとしては、そうしてしまうのは、ちょっと安易なオチだったような気がする。
マギーの誕生日、自分へのご褒美に新しいスピードバッグを買う、夜遅くまでスピードバッグを叩くマギーにダンが気付き、自分のスピードバッグを買ったんだなと気がつくシーン、そういっているバッグは実は、古いまんまの気がしました。その後のシーンでは新しくなっているけど。
デンジャーのキャラがイイ。
ニガーを差別しないよと言ってるけど、ニガーって差別用語だよっ！
ってそういう間抜けな感じと全然向上しないところがよい。
舌を噛んで自殺をするのは、忍者なんかではよくあるけど、実際は難しいのでオススメできません。
一日中寝てたら、床ずれや酷くなれば壊死してしまうことはあるけど、それは、病院がかなり悪いと言わざるを得ない、何やってたんだ？
ミリオンダラー・ベイで共通テーマはあるけど、どうせすぐに無くなってしまうのが常なので、あえて別にしてあります。
せつない映画ですね。
他のサイトのレビューでマギーがどうなるか概ね知っていたので、それほど衝撃はなかったけど、それでも、マギーの真摯な態度と成功があって、そしてその後を見るのはつらいです。
クリント・イーストウッド、イイ感じに"親父"（というかジジイだけど）で良いです。右頬に縦に走る傷跡があるけどあれってメイクなのかな？
最近クリント・イーストウッドの映画ってずっとみてないから、わからん。
音楽もやってるってところにビックリ、政治活動の方はどうしてんのかな？
ヒラリー・スワンク、最初へっぴり腰だったけど、段々様になってきて（多少前後するような感じするけど）身体も良くなってきて、かなりボクシングの練習をしたんだと思わせます。ちゃんと、テンプル、レバー、ストマックとか打ち分けできているし。ただ、まあ、あんなに大振りで一発で決まるのかとちょっと思うけど、それはまあ、おいておく。
ダンの家族との断絶、過去に何があったのかは語られないけど、一体何があったんでしょうか？気になるぅ〜。
マギーも同じく断絶しているので、ダンが彼女に入れ込むのもわかるね。
ダンだけでなく、
マギーの心意気が良いので観客もＭｒスクラップもついつい彼女を応援してしまいます。
ダンは、ほぼ毎日教会に行って、神父に質問をする。
多分、教会というより、宗教的な何かをやっちまった、宗教が信じられなくなっているようなことを匂わせる。
神父は、質問には答えるべきだと思う。
異教徒かとか言って拒絶するのはまったく逆の行為。
じゃあ、あんたはなんのためにいるんだと言いたい。
マギーの部屋はガランとしていてＴＶもない、それだけボクシングだけが生活の中心であることがわかる。
だからこそ、ボクシングができないということがどういうことかより迫ってくる。
ダンは、うまくやりおおせたみたいだけど、普通連動していてナースは気付くし、不用意に証拠がたくさん残っているので、ほんとなら、捕まってしまっているはずだが、映画としてのオチはそれではオチが悪いので、…。ということなんだが、オチとしては、そうしてしまうのは、ちょっと安易なオチだったような気がする。
マギーの誕生日、自分へのご褒美に新しいスピードバッグを買う、夜遅くまでスピードバッグを叩くマギーにダンが気付き、自分のスピードバッグを買ったんだなと気がつくシーン、そういっているバッグは実は、古いまんまの気がしました。その後のシーンでは新しくなっているけど。
デンジャーのキャラがイイ。
ニガーを差別しないよと言ってるけど、ニガーって差別用語だよっ！
ってそういう間抜けな感じと全然向上しないところがよい。
舌を噛んで自殺をするのは、忍者なんかではよくあるけど、実際は難しいのでオススメできません。
一日中寝てたら、床ずれや酷くなれば壊死してしまうことはあるけど、それは、病院がかなり悪いと言わざるを得ない、何やってたんだ？
トラックバック一覧
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1. 「ミリオンダラー・ベイビー」劇場にて
- [xina-shinのぷちシネマレビュー？]
- 2005年06月03日 12:14
- ファボーレ東宝で『ミリオンダラー・ベイビー』を観ました。 云わずと知れた本年度アカデミー賞主要4部門受賞作です。出演は「クリント・イーストウッド」「ヒラリー・スワンク」そして「モーガン・フリーマン」。 ジムを営む初老のトレーナー『フランキー・ダン（クリン
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2. 映画「ミリオンダラ･ベイビー」
- [鐚駕次鐚�鐚居磁鐚￥自鐚�]
- 2005年06月03日 13:39
- 正統派というか、なんか懐かしい感じのする映画でした。 不幸せな人生を送ってきた主
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3. ミリオンダラー・ベイビー−アカデミー賞：Best Picture
- [「月の風」シネマ日記]
- 2005年06月04日 00:15
- クリント・イーストウッド監督、制作、音楽、主演 人生、何が転機になるか分からない。 順風に見えても、いつそこから転がり落ちるか。 そんなことを考えさせられる映画だった。 まるで、高いところから落とされ叩き付けられたような感じだ。 あまりにも重い。 自ら
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4. 「ミリオンダラー・ベイビー」 モ・クシュラ
- [映画の話をしませんか？]
- 2005年06月06日 23:49
- ミリオンダラー・ベイビー この映画をいわゆる「ネタバレ」なしで、感想を述べるとい
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5. ★「ミリオンダラー・ベイビー」
- [ひらりん的映画ブログ]
- 2005年06月07日 00:58
- いよいよ公開になりました・・・今年度アカデミー賞主要４部門受賞作品。 ひらりんお得意のレイト・ショウで見ようと思ったけど・・・ ずるいチネチッタ・・平日はレイト設定無し、土曜はヘンな時間設定。 どうしても１８００円取りたい作品らしいです。 まっ１３３分ものだ
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6. 「ミリオンダラー・ベイビー」（試写会）
- [なつきの日記風（ぽいもの）]
- 2005年06月12日 23:04
- 夜の闇は夢を見せてくれるのに、 昼の明かりは全ての現実を隠してくれない。 原題：「Million Dollar Baby」 監督・主演・音楽：クリント・イーストウッド 出演：ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン 本編：133分 Story 「自分を守れ」が信条の老トレーナー
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コメント一覧 (5)
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- 2005年06月03日 18:18
- >ニャンゴロさん、ＴＢありがとうございました。
あの家族一致団結しているよね。（＾＾；
なぜ、マギーだけがのけ者なのか
マギーが真面目でボクシングにうちこんでいるからなのかな？
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- 2005年06月04日 04:24
- >月の風さん、ＴＢありがとうございました
2 B or Not 2 B
難しいテーマではありますね。
私だったら、首から下が動かなくなったら、やはり死んでしまいたいです。
そういう場合、自分で死ぬことが難しいので、やはり協力者が必要ですね。
協力者には、かなりのダメージを与えることになりますが、
そういう要請をするのも、信頼以上の感情があるからにほかなりません。
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- 2005年06月07日 11:25
- >クッキーさん、はじめまして、ＴＢありがとうございました、こちらからもさせていただきました。
ネタバレせずには、なかなかこの映画の良さを伝えるのは難しいですよね。
クリント・イーストウッドの"親父"さ加減がいい映画でした。
>ひらりんさん、ＴＢありがとうございました、こちらからもさせていただきました。
尊厳死って難しい問題ですね。
生きているだけでは足りないと思ってもいいんじゃないですかね。
-
- 2005年06月12日 23:47
- >なつきさん、はじめまして、ＴＢありがとうございました。
光と影に、そういう暗喩を見いだすことはありませんでした。
なるほどと思う反面、ちょっと深読みしすぎなのではとも思いました。
私は、前もってある程度の情報があったのでマギーがどうなるか想像がつきましたので、大どんでん返しは味わうことができませんでした。
その代わり、あの話は伏線だな〜などと思いながら観てました。
ダンもマギーも、家族を愛しているけど、相手からは愛されていないのがせつないです。