2007年03月09日23:46立川志らく独演会 @ 銀座中央会館ブロッサム 〜昭和の三大名人に挑戦〜
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去年は18時半開演で遅れるのが嫌だからとやめたこの会場の落語会も今年は19時開演。これなら余裕です。通路を挟んだ上手一番端、見やすいはずなのに、離れた位置にいる大きい人が落ち着きがないので急に志らくさんが消える。仲入り後は態勢を整えた(ものすごい低い位置からにしてみた)ので集中できた。

定吉はやっぱり永遠のアイドルだった。
殺しちゃうなんて圓朝ひどい(志らく談)

本日の演目
立川志ら乃 反対俥
立川志らく 心眼
立川志らく お直し
仲入り
立川志らく 双蝶々(通し)

これだけ会場が広いと笑いが分散されちゃって、志ら乃さんも志らくさんもおかしいことをたくさん詰め込んでいるのに、笑いが高座まで届かない感じ。かといってひとりで大爆笑もおかしいし。

心眼 三席とも暗い嫌な噺なのに、そういう風にしちゃうのはきっと志らくさんは嫌なんだろうなという部分が随所に現われる。志らくさんの形の『心眼』悪くないですよ。むしろ、盲目の人を明るくやってユメ落ちの酷い人なところも払拭されているけれど、あらすじを読んだだけで悲しくなってしまった時のような気持ちにはなれなかった。なんて酷いヤツ!って思いたくないけど、心の裏の部分ではきっとそう思っているんだなって思わせるようなそんな『心眼』も聴いてみたいって思いました。なんだかとっても天邪鬼な心持ちになってしまいました。

お直し 最早志らくさんのものになってしまっている『お直し』。いくら元は花魁の妻とはいえ、金がないからとか遊びに狂ってしまったからという男側の意見で女郎の仕事にしかも最低の場所で働かせるなんて腹立たしい噺だけど、なぜか志らくさんがやると「いいわよ、やってやるわよ」って女の心意気とやれといったくせに我慢がならない男の弱さが見えました。許せない『お直し』も許せてしまう不思議。

双蝶々 先月の読売銀座で正蔵&歌丸のリレー落語を聴いていたからこそ、更に楽しめた気がします。志らくさんの演出(冒頭の部分と捕まった後のその後)がよく出来ていて、苦手な上方言葉や定吉殺し、親子の対面など照れの部分を補強しているように感じました。短い落語で定評があるけれど、そんなことはない。先月の『与話情浮名横櫛』だってそう。飽きることなく、こんなに長い噺を楽しめるのだから。「定吉殺し」のシーンの仕草が見事で、うわわわぁ〜うまぁいって思っていたのに、落語界のアイドル定吉を殺してしまうなんて圓朝は酷いなんて言ってしまったりとか、上方言葉が苦手で番頭が話す度に照れ照れな部分を醸し出し、最後には翻訳機と言って、入れ歯みたいのを口にはめちゃうし。苦手なら江戸言葉で話し通しちゃえばいいのに、それをしないのは翻訳機を使いたいからなんだよねと友達と話した。
父母がそれほど苦しくなさそうで元気だったのが気になったが、まだ若いから10年後とかにまたやってくれたら違っていると思う。それにしても楽しかった三席でした。

仲入りのときに通路端の扉の所に気がついたら入れ歯が落ちていて、それのせいで翻訳機が入れ歯に想定されてしまったことと、最後まで取りに来なかったのが大変気になりました。
忘れ物・・・気をつけましょう。(自分を含めて・・・翌日忘れたから)

銀座でまたもや安くて旨い店を見つけたよ。
食彩美酒 居酒屋 銀まる
総州古白鶏の黒胡椒焼きが美味かった。

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