スピリチュアルな風に吹かれて

ドクター・オクヤマのひとりごと

思い出の書評たち

あの広告はすごかった! by 安田輝男

HPの改定の最中に、フッと本屋さんで目に留まった本です。
戦後日本。心に響いた想い出の広告史。
そのキャッチどおり、懐かしいけど今でも覚えている広告が満載されています。
その広告を見れば、その時代が、生活が、自分自信が蘇ってくる・・・
広告は立派なアートだと改めて感心しました。
この本は身近に転がしておいて、う〜ん・・・と神さまからの電話を待っているときに、パラパラめくってみると良いでしょうね。
ネタ帳ではないけど、ネタの閃きドリンクみたいな本です。
末長く 転がしておきたい と思います。
すべてのクリエイティブな人たちにお薦めいたします。
あの広告はすごかった!―日本の優秀アイデア作品集あの広告はすごかった!―日本の優秀アイデア作品集
著者:安田 輝男
販売元:中経出版
発売日:1997-08
おすすめ度:5.0
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あの広告はすごかった!―日本の優秀アイデア作品集あの広告はすごかった!―日本の優秀アイデア作品集
著者:安田 輝男
販売元:中経出版
発売日:1997-08
おすすめ度:5.0
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悪魔の用語辞典 by 副島隆彦

アンブローズ・ビアスの「悪魔の辞典」の現代的復活を! と、日本を代表する前衛的論客 福島隆彦さんとその愛弟子たちが書き下ろした実験的な本です。
スピリチュアリズム、マインド、愛、フェミニズム、預言者・・・といった項目に興味があり、読んでみましたが、エゴに飲み込まれてしまった旧世界の断末魔のような哀れな内容ばかりで、がっかりしました。
居酒屋で愚痴を肴に大声で論争している30代のサラリーマン諸氏・・・のように感じました。
ビアスの「悪魔の辞典」には、ツンデレ・セレブのような美しさがあります。
フランスのカフェに入ったつもりが、そこは場末の居酒屋でした・・・
帯に「騙されるな!」と書いてありますが、確かに・・・騙されるな!・・・な本でした。
久しぶりに悪魔の嘲笑が味わえる逸品です。悪魔の用語辞典―これだけ知ればあなたも知識人悪魔の用語辞典―これだけ知ればあなたも知識人
著者:副島 隆彦
販売元:KKベストセラーズ
発売日:2009-12-16
おすすめ度:3.0
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2012年の変化はすでに起きている by 船井幸雄

13年前の開業の頃は、よく読んでいた船井幸雄さんですが、この10年はご縁がありませんでした。
昨年の秋頃から、フッとご本が目に留まるようになり、何冊か読んでいます。
彼は横綱級の左脳スピリチュアルですが、彼の下に集まってくる数多の情報の中から本物を嗅ぎ分ける能力はすばらしいものがあります。
ここ数年は、原因不明の難病をされているとのこと。
そのお陰でしょうか、以前のようなphotoshopが暴発したようなメッセージは弱まり、光のメッセージに近いことばが増えたように感じます。
この表題や内容も、ど真ん中じゃないけどストライク! です。
聖なるセミナーでの光のメッセージやアカシックから降ってくる情報と彼のベクトルは近いものがあり、面白いと感じています。
彼は彼なりに精一杯に人生を楽しみ、生きている。使命を十二分に果たしている姿が頼もしく思います。
彼をフォローしていくと、左脳スピリチュアルな人たちがこれからどんな方向へ向かっていくのか? がわかるでしょう。そういう意味でも、このワクワク&ニコニコな激動の時代の大切なメッセンジャーなのです。
飯田史彦さんの左脳スピリチュアルにちょっと飽きちゃった方たちにお薦めしたい一冊です。
2012年の変化はすでに起きている 「百匹目の猿現象」が起こり、大難は小難になった2012年の変化はすでに起きている 「百匹目の猿現象」が起こり、大難は小難になった
著者:船井幸雄
販売元:徳間書店
発売日:2009-12-22
おすすめ度:4.0
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人生は奇跡の連続 by 山川亜希子さん

亜希子さんの書き下ろし2冊目です。
シャケが生まれ故郷の清流へと遡上していくように、自分の人生を愛と感謝で振り返った前作を踏まえながら、本書では、彼女自身の魂の輝き・スピリチュアルをあますところなく書き上げています。
ここには、宇宙・神さま・光の存在・・・が私たちに「今を楽しんで生きる」「あるがままに自分らしく生きる」ために伝えてくれる光色のメッセージがすべて書かれています。
どの言葉も優しく、愛に充ちていて、エゴのフィルターを介して語られてきた数多の啓発書とは違うエネルギーで包まれています。
「自分を信じて。大丈夫。すべてはうまくいっているんだよ」
この本で笑顔になれる人たちがこころひとつに繋がることから、愛と光の世界が始まる予感がしています。
本当の自分:光のわたし に生まれ変わりたい人たちにお薦めしたい作品です。

人生は、奇跡の連続!人生は、奇跡の連続!
著者:山川 亜希子
販売元:大和書房
発売日:2009-06-18
おすすめ度:4.5
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DUNE 砂の惑星

ダーウィンのミミズの研究

進化論で有名なあのダーウィンさんが、実はミミズの研究に生涯をかけて取り組んでいたの知って、びっくりしました。
ミミズはアースワーム「地球の虫」さんです。
なんと1年で6ミリもの肥沃な大地を作ってくれているのです。
すごいですねぇ。

夏休みの子供たちの読書感想文に、ぜひお勧めしたい一冊です。

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み〜ちゃんの離れがたいイメージは、やっぱり鬼才D.リンチ監督のDUNE 砂の惑星に出てくる砂虫くんです。
あの口なら、たしかに何でも食べてしまいそうですね。

それにしても、ダーウィンさんはすごいです。
エゴのない創造力は、すばらしいお仕事を成し遂げさせてくれます。天職・天命には、エゴの本質の純粋な創造力が必要なのですね。

6ミリかぁ。
時間雨量6ミリの雨って、けっこう降ってますね な感じだと思うけど、あれがぜ〜んぶミミズちゃんたちのフンだったら・・・そんな想像をしてしまう私も鬼才かしらむ?

ダーウィンのミミズの研究 (たくさんのふしぎ傑作集)ダーウィンのミミズの研究 (たくさんのふしぎ傑作集)
著者:新妻 昭夫
販売元:福音館書店
発売日:2000-06
おすすめ度:4.5
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み〜ちゃん

みみずのカーロ
シェーファー先生の自然の学校

 ドイツの田舎の小学校のシェーファー先生が始めた、自然と共に生きて、生かされていることをみんなで学んでいく「自然の学校」のお話です。
 みみずが食べれるゴミ・食べれないゴミのお話から、虫や鳥や小動物との関わり、農作業、川と木々、自然の大切さへと子供たちの目線でお話が進んでいきます。でも、単なる自然保護の啓蒙書ではありません。シェーファー先生は、機械化・合理化が進んで就職難や失業といった将来の不安だらけの子供たちに、自然と共に生きていける自信と勇気を、自然に抱かれながら生かされている喜びと感謝を「自然の学校」を通じて与えています。
 これは特別なことではなくって(現にシェーファー先生も子供たちの家族や農家の人たち、行政官僚たちに反対されるところから始めていますから)、どんな町のどんな人でも、世のため人のために、誰かを救いたい、守りたいの情熱と愛を一歩踏み出す勇気と自分を信じる自信に変えれば、できることですね。シェーファー先生のメルディンガー小学校のうれしい輝きが百匹目のサルとなって、世界中に拡がっていくのを願っています。

なぜ私が みみず?
はい、ベランダ園芸歴5年目にして今年初めて「生ゴミ堆肥」を始めました。でも夏は醗酵しすぎでヌカミソくさ〜いゾ〜・・・で、行き着くところは「みみず堆肥」。みみずってすごいんだぁ!を夏休みの子供のようにワクワク&ドキドキしながら学んでいます。我が家のペットは「みみずのみ〜ちゃん」で〜す。

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み〜ちゃんたちが来て1週間です。
ほんとに生ゴミを捨てることはありません。
新聞をとっていないので濡れた新聞紙はどうしようか?と思っていましたが、この本を読んで、ベランダの朽ち葉、落ち葉を集めて入れています。咲きたてのカボチャの花なんて、とっても美味しそうですものね。
生ゴミがなくなると目立つものがあります。
それは、み〜ちゃんたちが食べれないもの。
ペットボトルやビニール系の分別ゴミです。
やっぱり、こういう生活はどうなのかなぁ?
お買い物はマイバッグだけど、それでもこんだけの燃えないゴミだもんなぁ。
40年前。こういうゴミはなくて、新聞紙で包んだり、ガラスビンだったけど、そんなに不便だとは思わなかったし、お野菜は昔の方がおいしかったものねぇ。

この「みみずのカーロ」を読んでいて、近未来の養老スピケ村の日常 のほほんとした日々がとっても具体的に浮かんできました。
まずは出城の船クリに木を植えたいなぁ・・・。




みみずのカーロ―シェーファー先生の自然の学校みみずのカーロ―シェーファー先生の自然の学校
著者:今泉 みね子
販売元:合同出版
発売日:1999-08
おすすめ度:4.5
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5次元世界はこうなる by ゲリー・ボーネル氏

アカシックリーディングの権威であるゲリー・ボーネル氏と高橋克彦氏の超スピリチュアルな対談です。
ゲリー氏の「光の12日間」を理解している方なら、待ちに待っていた「その時、そして、それから」が、とても詳細に語られています。
アセンションはどのように起こるのか?
そのあとは、どうなるのか?
明日の世界は、どうなるのか?
ゲリー氏がアカシックレコードから読み取ってきた最新情報はもちろん、アトランティス&レムリアの情報や宇宙人や近未来の予言なども、めいっぱい語られているので、ノストラダムスやダビンチコードに心躍らせた方々には存分にお楽しみいただける本です。
ゲリー氏がアカシックレコードのどの面にアクセスしているのかもわかってしまう「ゲリー・ボーネルの解体新書」でもあります。
想念が現実化するスピードは確かに早くなってきています。ゲリー氏が描き出すアセンションと未来図を信じる方々は、間違いなく、この本に描かれている5次元世界を生きることでしょう。
ただ、忘れてはならないのはゲリー氏が何度も述べているように、自分の想念が現実化する、という宇宙の真理です。ゲリー氏が語る情報を自分で取捨選択して、自分が納得できる、そして何より、自分が一番ワクワク・ドキドキできる未来予想図を私たち、ひとりひとりが生きれるのです。
アカシックの懐の広さと共に、私たちは本当に自由に、無限に生きれるのだ、ということを感じ取らせてくれる本です。



アカシック地球リーディング 5次元世界はこうなる (5次元文庫 (Zホ1-1)) (5次元文庫)
アカシック地球リーディング 5次元世界はこうなる (5次元文庫 (Zホ1-1)) (5次元文庫)
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松下幸之助に学ぶ人生論 by 飯田史彦

社会主義を飲み込んで神のように振る舞っていた資本主義も、今や断末魔の叫び声をあげながら暗黒時代の到来に底知れぬ恐怖を感じ取っています。
「そこに暗黒があるならば、その暗黒を光明に変えていこう」(by 松下幸之助)
スピリチュアル・ケアの精神が新しい時代の企業と経営者のよりどころになることを著者は「スピリチュアル経営学」として、力強く宣言しています。
本書は、まるで著者に松下幸之助さんが乗り移ったかのように、幸之助さん自らが「飯田史彦の生きがい論」に準拠しながら講演されているようにさえ思えてきて、幸之助さんの偉大さと先見の明に深く感じ入りました。
著者が冒頭に書いているように、確かにこの本は、幸之助さんが書かしめた、この暗黒の時代に光明を投げかけるためのメッセージ集です。そして、グローバル化した世界だからこそ、光明のメッセンジャーは松下幸之助でなければならなかったのかもしれません。
スピリチュアルな感性に目覚めている方々のほとんどが、松下幸之助さんの本など手に取ったことはないでしょう。この本を一冊読めば、パナソニック社員に負けない(多分、大勝利?)幸之助イズムを学び取れます。普段から「生きがい論」やスピリチュアル・ケアを自分なりに実践している方々は、とても面白く&納得しながら幸之助イズムの免許皆伝になれます。
なにより、がんばる勇気と明るい未来への希望が湧き出でてきます。まず、自分の内なる暗黒を光明に変えていくことが必要ですが、本書はその大切な灯明となってくれる本なのです。

スピリチュアル・ケア:人生のあらゆる事象に意味や価値を見出す適切な思考法や有益な情報を効果的に伝えることで、相手が自分自身で「心の自己治癒力」を高めていくように導くこと。

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松下幸之助さんとは、とても懇意です。
奥山医院は松下:ナショナル本社から徒歩7分のおとなりさんです。
車で通勤するときは、松下記念館の前の銅像にあいさつしています。だから、懇意!(がんばりやぁとか、それでええんやでぇとか、メッセージをくれますよ)
今回のこの本で、PHP・飯田先生・松下さんとの強い強いきずなを再確認しました。いよいよ出番かしらね? ワクワクします。松下幸之助に学ぶ人生論
松下幸之助に学ぶ人生論

小鳥の贈りもの by 山川亜希子

絵本が大好きな山川亜希子さんのすなおで美しい感性が、若葉を生き生きと照らすお日さまのように、勇気をくれる言葉となって挿し絵を彩っています。
今を大切に生きること。
過去にこだわらないこと。
人生を楽しむこと。
そんな光色のメッセージがたくさん輝いています。
ベッドサイドの小鳥の妖精として、頑張りすぎている女性のみなさんにぜひともお薦めしたい美作です。小鳥の贈りもの
小鳥の贈りもの

あせらず、止まらず、退かず by 中谷彰宏

「ムダになった努力が運になる」
がんばりすぎて、疲れかけている人が急増しています。そんな目標・ノルマの奴隷たちに、「頑張りすぎないほうが、うまくいく」と気づかせてくれる福音書です。
物欲・金銭欲が人間の創造力に火をつけてくれます。欲を否定すると疲れます。物欲・金銭欲はやがて経験欲に昇華することをこの本は教えてくれます。
自分探しで過去に生きるよりも、未来の夢で人とつながっていくための「今」の大切さがわかります。
目的は、あとからついてくる。だから、とりあえず「今」を成り行きまかせでいいから、がんばりましょう・・・そんな勇気の出るメッセージがつまった本です。
どん底感に浸っている頑張り屋さんにお薦めしたい秀作です。あせらず、止まらず、退かず。
あせらず、止まらず、退かず。

大人の教科書 by 中谷彰宏

落語「帯久」「百年目」を中谷彰宏の視点で物語風にアレンジしながら、「帯久」からお金について、「百年目」から人間関係について、「読者ならこんなとき、どうしますか?」という問いかけをしています。
本書の中に模範解答はありません。読者が自由に考えていく過程で、本当は誰でも自分の正解を「思い出す」ように、感じ取れるんだよ、と諭しています。
大人の夢を実現するために、感性を磨きましょう、の一言だけが込められた中谷本です。
スピリチュアルな感性に自信のあるビジネスマンにお薦めしたい一冊です。

菜ふたたび2

a523e3ce.jpg耕平と菜とかりんちゃんの菜時記です。
今回は、耕平さんの京都への転勤前後のお話です。
「離れても、互いに想う家族の心は色褪せない」というテーマが江ノ電のようにのんびり走りながら11篇の駅をつないでいます。
人間って、こんなにも想い合えるんだよ・・・
生きる勇気と愛する希望をいつもいただける「菜」です。
どこにでも咲いているような春夏秋冬の花々が描かれていますが、どこにでもいるような家族だけど、そんな小さな花々の美しさに気づき、喜べる家族だから、とってもステキなキラキラ幸せがいっぱい集まってくるのです。
引き寄せの法則も、ソウルメイトも、生きがいも、すべてわたせさんの絵の中にあります。そうです、すばらしいスピリチュアルな絵本だと言えます。
菜の世界は、ぽにょの世界と同じです。善悪を超えて、みんながつながっているきずなの世界です。
「ぽにょ」の映画で最初から最後まで、まわりの子供たちに気づかれないように涙していた人たちに、自信を持ってお薦めできる秀作です。

菜~ふたたび 2 (2)
菜~ふたたび 2 (2)

天使の歌が聞こえる by ドロシー・マクリーン

フィンドホーンの創始者のひとりであるドロシー・マクリーンの自伝書です。彼女がどのようにしてフィンドホーンに引き寄せられ、そこで何を学び、新たな何を求めて旅立ったかがしっかりと書かれています。
1980年の出版ですが、自然や大地、この地球からのメッセージは、まさに今、私たちのために語られています。
精霊:ディーバたちのメッセージは太字で書かれています。パッと目についたページ、開いたページに、あなたのための聖なるメッセージを見出すこともできるでしょう。
この本を読み進めていくと、不思議な感覚でディーバたちとつながることができます。自分の感覚が磨かれ、精妙になっていく喜びをドロシーの人生と共に味わうことができます。
この青い星の美しさを心で、森羅万象がひとつにつながる喜びの唄を魂で共感したい真のスピリチュアリストにお薦めしたい秀作です。

天使の歌が聞こえる

ネイチャー・メディテーション

西洋で最初のスーフィズムの師であるハズラット・イナヤット・カーンさんが1921年に残された瞑想のための言葉を集めた本です。

満月の瞑想
(吸)あなたの光で私の心を満たしてください
(吐)ゆたかに光あふれる満月のように

瞑想の本としては、とてもシンプルですが、これだけで十二分にワンネスにまで達することもできるでしょう。
初心者には不向きですが、人々を導く使命を感じられている方々には、とても役立つ本です。
20年以上の歳月を経て、今、こうやって巡り合えたことに、深い喜びと感謝を感じます。
スピリチュアルな時代を担っていく方にお薦めしたい一冊です。ネイチャー・メディテーション

Soul Consciousness Meditation CD by Gary Bonnell

アカシックレコードを読む世界的権威のゲリー・ボーネルさんと専属通訳の大野百合子さんによるスピリチュアルな瞑想CDです。

舞い落ちる木の葉の瞑想(リラクゼーション)
チャクラクリアリング瞑想(古い感情や想念、痛みなどのリリース)
ソウルコンシャスネス瞑想(魂意識のもつ拡がりを体感する)

ゲリーさんのセミナーの中から、よりすぐりの誘導瞑想3つを選んだ優れもののCDです。
アカシックに触れてみたい方、体外離脱を体験してみたい方、そんなことよりも魂レベルでの癒しが必要な方に、お薦めいたします。ソウル コンシャスネス瞑想

あなたが生まれてきた理由、そして、これからの運命 山川亜希子さん

山川亜希子さんと数秘術のキャロル・アドリエンヌさんの対談形式の本です。
対談といっても、ひとつのテーマについて、亜希子さんとキャロルさんが各々、じっくりとお話をして下さる形で書かれているので、とても読みやすく、わかりやすい本に仕上がっています。
2008年4月に大阪で開催された亜希子さんのスピリチュアル・カフェでお話いただいたエピソードもたくさん出てきますので、参加された方々には、あのカフェでのワクワクした楽しいエネルギーと亜希子さんの笑顔を思い出していただけるでしょう。
日本の「最良のスピリチュアル・マスター」(著書の帯より)である亜希子さんが、ご自身のうつのこと、子供時代から抱えている劣等感や自信のなさ、心の弱さを素直にお書きいただき、きっとたくさんの方々、特に幅広い層の女性の方々に心の奥から共感していただける秀作です。
あなたの心の奥深くでうずくまって泣いているインナーチャイルドを癒すきっかけを招いてくれる本物の癒しの本ですよ。あなたが生まれてきた理由 そして、これからの運命

たえず書く人ー辻邦生と暮して 辻佐保子さん

辻邦生は「美や愛、生と永遠のすばらしさを生涯書き続けた小説家」(帯より)です。
学生時代から邦夫氏の人生を支えながら、自らの道も歩まれてきた佐保子さんが、邦夫氏の没後、ようやくひとりの小説家としての人生を同志の目で語りかけてくれた作品です。
夫人としてではなく、最も邦夫氏の身近にいた我々読者の代表として、彼の作品を愛を込めて語っています。
邦夫氏が学生時代に婚約の決まっていた佐保子さんに恋をして、ついに佐保子さんの心を射止めたことはほほえましいエピソードとして有名ですが、この本の中に流れている佐保子さんからの「love you」の想いこそが、邦夫氏の求めていた美と愛であろう、と思います。
ユリアヌス、サンドロ、フーシェ、西行・・・邦夫氏の没後10年を経て、彼の描こうとしていた人間らしい美と愛が、佐保子さんの中で成熟し、しっとりと花咲いたのでしょう。
理想的な夫婦の魂のつながりが醸し出す愛のエネルギーが、インクの香りのように心地よく感じられる秀作です。

P.S.
私が求めている奥さんって、こんな人だったんだ、というモチーフがよくわかりました。中学時代のS・和子さんが発端で、大学時代の哲学教授の奥様へのあこがれ・・・これって、トラウマとかコア・イッシュなんかではなくって、我が人生そのもの・・・な感じです。その人に出会うために、人生のすべてのシチュエーションを作り出しているのでしょう。なんか、それが見えてきた作品です。「たえず書く人」辻邦生と暮らして

5つの願い 山川紘矢・亜希子さん

山川紘矢・亜希子さんの翻訳本で、「神との対話」のニール・ウォルシェさんの推薦文が載っています。
もし、あなたが死の床にいるとしたら・・・というユニークな導入で始る成功のための啓発本でもあり、スピリチュアルな人生へと導びかれていった著者:ゲイ・ヘンドリックスの気づきの履歴書でもあります。
誰でも、やり残してきた事柄、避けてきた問題を抱えて生きています。
「何かを完結させるという行為は、特にそれが感情的な問題を含んでいる場合には、あなたにとって大切なこと、愛、お金、健康などをもっと豊かにするための、非常に強力な方法です」という切り口から、やり残してきた問題を今、解決するために一歩踏み出しなさいと説いています。
これは、一種のインナーチャイルドセラピーですが、今、自らが歩み寄って問題を解決しよう(それも、愛と許しで)とすることは、従来のインナーチャイルドセラピーよりもずっとパワフルで効果的です。
今生をすばらしい人生にするために、今、自分はどのようなやり残しの問題を解決すればよいのか、まずは出来そうなこと5つから取りかかってみよう。無理だと思い込んでいても、実際に動いてみると、ほら、こんなにうまくいくんだよ、という著者の豊富な体験談が勇気をくれる作品です。
「ザ・シークレット」や「引き寄せの法則」を実践しても、なかなかうまくいかない、どこがいけないんだ、と思い始めた方々にお薦めいたします。5つの願い

数秘術 キャロル・アドリエンヌさん

山川亜希子さんとの対談や「聖なる予言 実践ガイド」「人生の意味」の著者として有名な数秘術のキャロル・アドリエンヌさんが書いた本格的な数秘術の入門書です。
名前と生年月日を数字に置きかえていくだけですので、誰でも簡単に使えます。
自分とは? 生まれ持った資質や才能は? 今回の人生の目的や使命は? 今生で何を達成しようとしているのか? 一番大切なものは? 人の目にどう映っているのか? 自分の気づかない弱点は? そして、人生の節目節目での出会いや事件とその意味は? など、スピリチュアルな分野や生きがい研究の分野から見ても、とても興味深い内容になっています。
実際にやってみると、ウンウンとうなずいてしまう指摘がたくさんありました。
タロットやリーディングや占いと一緒に調べてみると、自分の人生や生きている意味がはっきりと見えてくるかもしれませんね。
スピリチュアルな息抜きが必要な方々にお薦めいたします。数秘術マスター・キット―あなたの魂に刻まれた運命を読み解く

ワルの作法 by 中谷彰宏

この本には、マジメにがんばっているのに、仕事も恋もダメな人が生まれ変わるためのヒントが詰っています。ワルとは、すばしっこく、融通がきいて、トラブルに強いことです。自分の中に絶対的な基準を持っていて、自信を持って自分好みで即断できます。もちろん、失敗を恐れませんし、失敗を楽しむことができます。
そんなワルは、あなたの目の奥を見てくるので、あなたの気持ちをわかってくれるし、ワルの気持ちもちゃんと伝わってきます。いつもあなたを認めてくれます。デザートのおいしい店をたくさん知っているし、あなたが気づいていない魅力を見出して、どんどん背中を押してくれます。
自分のワールドを持っていて、「今」の中に永遠があるから、その「今」を大切に積み重ねていくことが「永遠」になることを教えてくれます。
ワルは「おいしそう」なので、いつもどこでもモテモテです。でも、何にでも一生懸命で、何にでも濃くて過剰で、生きるスピードがムチャクチャに早いから、そんなワルに惚れたあなたの生き方もどんどんスピードアップして、恍惚の今の中で、最高の生きがいや幸せを味わってしまいます。マジメでよい子君の恋人や奥様になるより、エネルギーと幸せに溢れたワルの愛人でいたいと願ってしまうでしょう。
著者「中谷彰宏とつきあいたい」ではなく、「中谷彰宏になりたい」・・・そんな幸運の女神と出会いたい、なりたい方々にお勧めします。ワルの作法―うまく楽しく生きる52の極意

夢を実現するために、今すぐできる50のこと by 中谷彰宏

成功しない人は「こんなにしているのに」と言う。
成功している人は「まだ足りない」と言う。
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中谷さんと夢という名のカフェで雑談しているような本です。中谷本に慣れていない人、単なるHow to本を求めている人は失望するかな? ナカタニアンには、いつもながらの楽しいひとときを過ごさせていただけます。
「成功には必ず物語がついています」・・・トラブルや不思議なことやアクシデントや絶体絶命なことが成功に必要な要因だ、と書かれていますが、確かにその通りです。あまりに恥ずかしいことや怪しげなことが多いために、ごまかしたり、あやふやな受け答えをされてしまいますが、大きな成功ほど、波乱万丈な物語がついてまわります。
夢を実現できる人は、ともかくがんばっています。「頑張るために、成功しよう」なのです。「必死に頑張って一生懸命走り回っている人は」それが楽しいし、人生を楽しんでいるのです。走り回っているから「ハズレを恐れる」余裕がありません。成功する人は、「100個あれば99個ははずれ」なのを体験しています。はずれの積み重ねからコツをつかんで1個の成功をつかんでいるので自信があります。人生に本当はハズレやムダがないことを知っています。
この本の中での私の当り!は、「3つのことができない時は、もう1つ増やせばいい」と「もし自分だったら、といつも反省しよう」です。今日、ちょうどお仕事のオファーが来たけど、手いっぱいなので・・・をしてしまいました。その夜、この本に当たったということは、超シンクロであり、神さまの激だったわけです。そうかぁ、1つ増やしてキャパを拡げるんだ、と思うと勇気と自信とエネルギーが湧いてきます。はたから見るとクレイジーだけど、だからこそ、今が旬なのですね。
そんな意味でも、今日のこの本は5つ星でした。感謝。夢を実現するために、今すぐできる50のこと

いのちって何 by 一燈園 相大二郎

西田天香さんの「自然に適った生活をすれば人は何ものをも所有しなくとも許されて生かされる」という教えを守り続ける京都・山科の一燈園とその日本一小さな私立学校からのメッセージが溢れています。
「人が生きていくということは、死んでいくということを意味している。従って、自分の生命は大自然からの預かりものであり自分のものではない、ということを実感すれば、今まで気づかなかったことに気づく世界空間が、広がってきても不思議ではない。そして、大自然はすべての人間に、そのような能力を与えてくれているように思える。そしてそのことに気づくことこそ、人間の生きがいではないかと思う」・・・これが一燈園の「いのちって何」の答えです。
私が一燈園を知ったのは、十数年前に医院を開業する準備をしている時、さまざまな経営書を読みあさって、ついに我が経営バイブルはこれだ、と感銘した元ダスキン会長駒井茂春氏の著書からです。西田天香さんを師として、毎朝、医院のトイレ掃除を素手でしていました。いつしか天香さんの教えに目をつむり、それはそれでやってきていましたが、節目を迎え、もう一度、天香さんを思い出しながら、今、成すべきことに思いをはせていた時、この本が出版されました。
この本は、天香さんと一燈園を初めて知った方々にも、とてもわかりやすく、どこか心に触れるメッセージがちりばめられています。
そして、私自身、この十年余りで学び、気づいた宇宙の事柄が天香さんの教えをさらに深く、ありがたく感じ取らせてくれました。それは「すべての人間は、自分の持てるそのものが自分の所有を離れたとき、そのものの本体を実感することができる」教えそのものでした。今、ただmy pleasure と思えるようになって、医院の名前の一字に天香さんの「香」の字をいただいてよかったな、と思っています。
「素直さと単純さこそが最も成熟した人間の生き方である」・・・次の十年に目指すものを示してくださった本でした。
ありがとうございます。 合掌。いのちって何?―日本一小さな私立学校長のメッセージ

出る杭な君の活かしかた

帯キャッチは「妨害が君を育ててくれる」「叩かれた人が成功する」で、社会人になりたての人、20代で転職を考えている人、社会での人間関係に悩んでいる人に向けて書かれています。前半では、著者の博報堂時代に学んだことから、ニューフェースたちには、かなり厳しい言葉が続いています。「2倍、3倍がんばったときに、初めてまわりは納得できます。説得力があるのは、あの人のがんばりはクレージーだ、ということです」「転職を繰り返す人は、意外に行動力のない人が多く、友だちが少ないのが共通点だ」「小さな仕事を一生懸命やる人は、どんどん上に上がっていける」
そして、大人になるには、「学ぶこと、勉強すること、自分を磨くこと、成長すること、がんばること、努力すること、一生懸命やること、これらすべては義務ではなく、成長したい人だけが、する権利がある」と突き放してさえいます。
後半は、コミュニケーションを磨くヒントが、様々な形で紹介されています。「必ず、相手の言葉、相手のボキャブラリーで説明する」「結論よりも根拠が大切だ」「これをすると、生活がこんなに変わりますよ、という提案が大切だ」
これらは、ネット社会になって、誰もが簡単に情報発信できるようになった今こそ、見えない相手と心地よくつながるためのマナーであり、コミュニケーション力になります。才能があり、勉強してがんばっているのに、うまくいかない秀才に、このコミュニケーション力が足りないことがよくわかります。
スピリチュアルな観点から読み直してみると、面白いことが書いてあります・・・子供のままの人は、目の前にたくさんヒントがあるのに、先生に「答えを教えてください」と、いつまでも待っているだけ。大人は、ヒントに自分で気づき、自分でつかみとる・・・有名人やベストセラーを読みあさっても、いつまでたっても、自分探しや生きがい探しから抜け出ることの出来ない人がたくさんいます。そんな人たちは「ラクだから、目覚めることを放棄するのです。目覚めること、成長を始めることはしんどいですが、楽しいことです。しんどいけれど楽しいこと、しんどくもなく楽しくもないこと、の2通りしかありません」のまさしく後者にはまりこんでしまっているのです。結局、今の仕事を通じて大人になれた人だけが、遊ぶ・学ぶ・働くを融合させて楽しみながら、どんどん成長していける=生きがいのある人生を歩めるのです。

「出る杭」な君の活かしかた

約束 by 山元加津子

養護の先生:山元加津子さんが子供たちと触合いながら、磨き上げられた素晴らしい感性で、般若心経を詩にしてくださいました。私の知恵は皆さんと変わりませんが、光の初めのその先の陰の世界を知っていて、陰の初めのその先の虚無の世界を知っているだけ、ほんのちょっぴり、髪の毛一本くらいの知恵があります。だから、自信を持って、皆さまにお薦めします。
この詩は、宇宙のすべてでひとつの真理を見事に、単純に、誰もが感じられるままに、歌い上げています。
この詩は、真実です。
「いつかのいい日の明日のために」・・・時空間というマス目を取り去ったら、そうなりますよ。
「約束は私を作り、私の中に 宇宙の約束が座っている」・・・キリスト教も仏教もイスラム教も、そう、すべての教義の奥底の真実って、これなのですよ。
「私がここにあることは、それが必要だという証」・・・飯田先生の生きがい論そのものですね。
「星があるように、山があるように、空があるように、あなたといたい」・・・これほど美しく単純に「愛とは何か?」を教えてくれる詩はありません。
もし今、宇宙人がファーストコンタクトしてきたら、私はこの本を差し上げたいと思います。地球人は愚かなことばかりしているように見えるけど、実は、宇宙の真理をちゃんとわかっていて、こんなに美しい言葉にできるんだな、仲間入りできそうだね、と言っていただけるでしょう。
あなたの心の扉の鍵となる本です。
あなたの魂の癒しのポートレートとなる本です。
願わくば、たくさんの方々の心にこの詩が響きますように。

約束―般若心経は「愛の詩」

成功作法 by 中谷彰宏

成功作法 The Art of Success
必ず結果が変わる50の意識革命
「はっとした瞬間」に、人は生まれ変わる。
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まず、相手がどう感じたか、何か足りないものはないか、を意識して、先へ先へと気づきを拡げていくことが第一歩目で、自分がお客様の側に立った時、それが一番学べる、と説いています。「これはイヤな感じだな」と思えば、そのイヤな感じをマネしなけれないいのです。まずは「感じること」から始まります。
そして、考えながら動きます。いつもトライ・アンド・エラーの精神で、「自分自身の引出しを増やす」ために、「こうやってみたけど、うまくいったところと、いかなかったところがあるな」と感じ、考えて、動いていくことが著者の成功作法なのです。
マニュアルは先輩たちのトライ・アンド・エラーの集大成ですが、それに縛られるのではなく、お客様を喜んでいただけるなら(=自分はこうして欲しかったという感性が必要)、マニュアルよりも自分の感性を優先させることが成功作法なのですね。
自分がお客様の時こそ、成功作法の感性を磨くチャンスなのです。成功作法

ソウルメイト by 飯田史彦

飯田史彦の「生きがい論」をスピリチュアルな症例を完全に排除して、論理的だが、万人にわかりやすく解説した本です。
著者の宇宙観は「成長を志向する無境界かつ無限界の普遍意識である精神宇宙が、自らを成長させるために創造した学びの場である」と定義し、これが「生きがい論」の基礎になっています。ソウルメイトについても、「精神世界は、無限の愛を実践していきたいと願っている存在であり、そのために、いかなる厳しい条件においても自らの愛が無限であることを確かめようとしている」という定義に基づき、本書の中で、家族関係・友人関係・仕事関係・恋愛関係・夫婦関係の各パターンで詳細に解説されています。
著者は「ソウルメイト」の存在理由を「たがいの学びを助け合う」ことだと定義し、だからこそ、どんな対人関係や切迫した状況でも「愛する決心をすると、損得勘定から解放されて、自分がいちばん楽になる法則」が発揮され、ブレークスルーを迎えることができると説いています。
本書の中では、カルマという言葉は一切、出てきません。この点が、既存の宗教書たちとは大きく違うところでしょう。
左脳で理解する方がなんだか落ち着く方々が、流行りのスピリチュアルを垣間見てみるきっかけとなる良書です。ソウルメイト 「運命の人」についての7つの考察

幸福作法 人生に満足できる50の具体例 by 中谷彰宏

幸福の一歩手前にいて、がんばっている人。
成功したけど、幸福感がつかめない人。
幸福を、プレゼントしてあげたい人。
そんな3人のために書かれた中谷本です。

他書にない痛快な点は、「誰もがポジティブになる必要はまったくありません。ネガティブが好きな人は、ネガティブを選べば心が落ち着きます。ムリにポジティブになろうとしないことです。」と言い切っているところです。これはなかなか言えません。下手をすると、逆恨みにあって、天誅されそうですから。
しかし、著者はさらに続けます。「ネガティブな人は、ポジティブな本を読まなくていいのです。ポジティブに生きたいと思っても、本質がネガティブだった場合は、ちゃんとネガティブに戻っていきます。その人は変らない方が心地いいのです。それを認めると、とてもラクになります。大切なことは、あなたがラクになること、まわりの人に迷惑をかけないことです。ネガティブな人が苦しむのは、ポジティブな本を読むからです。ポジティブな人のアドバイスを聞いても、それができないからです。ネガティブな人はポジティブな人にあこがれます。でも、本当にポジティブになろうとは思っていないし、なれるとも思っていません。本を読んで、やっぱり私はできない、とへこむことが快感になっているのです。」
心療内科の患者さんたちを診ていて、こう思うことが多々あります。もちろん、ここまではっきりと口には出しませんし、ほとんどの場合、心のお薬をきちんと服用していただければ、どん底からはい上がってくるお手伝いをすることができますから。ここまで言い切れるのは、著者もまた、ネガティブなどん底を体験してきたことがあるからだ、と推察します。自分なりにもがき苦しんで得られた気づきだからこそ、言い切れるのです。
「なんで、という発想から出てくるものは、感謝の否定です。最も身近な見方を、攻撃してしまうのです。(略)最後は自分自身に向かって、なんで私は、こんなにダメな人間なんだろう、ということになるのです。なんで、の行き着く果ては、自分しかありません。そこには、明るい未来はないのです。」そう、その通りです。前世療法で病気や不幸の原因を光の存在に尋ねる方がおられます。それはそれでよいのです。でも、必ず、「では、私は、どうしたらいいのですか? まず何から始めたらいいのですか?」という問い掛けをフォローするようにしています。原因は?だけだと、前世のどうしようもないこと、現世の親のせい、自分自身のせい・・・で納得してしまって、それがカルマという言葉で自らをますますがんじがらめにしてしまって、ますます八方塞がりになってしまいます。
「どうしたら、と言うと、その道は簡単ではないかもしれませんが、何かにトライしてみることができます。」
いろいろ迷ったけど、大変だったけど、やっとの思いでご縁がつながって、運命の扉を開くチャンスをつかまれたのだから、ポジティブとかネガティブとかではなく、神さまが心の扉を開いてくれて、運命の扉の鍵を手渡してくださるのをお傍で微笑みながら見守っているつもりです。病気や不幸の「なんで」と「どうしたら」と「どんな(意味があるのか)」を素直に持ち帰っていただきたいと思っています。だから、この本は、心の病気の医師であり、前世療法家としての私に、とても勇気をくれた本でした。だから、カウンセラーやセラピストの方々に、特にお薦めいたします。
「厳しい言葉に愛がある」ポジティブになりたい、幸せになりたい方々には、かなり厳しい内容かもしれませんが、篭められている愛を感じ取る感性があれば、必ずあなただけの幸せを手に入れることができるでしょう。でもね、この本についてくれた人も、ついてこれなかった人も、どちらも大丈夫ですよ。

幸福作法 人生に満足できる50の具体例

永遠の希望 エヴェレスト登山に学ぶ人生論 by 飯田史彦

机上の空論ではなく、自らが心病む人たちや大切な人を失った人たちのカウンセリングを通じて磨き上げてきた「生きがい論」を、若者たちの心に響くように、「人生を山登りにたとえみると、何を学ことができるだろうか」という、単純明快な方法論に徹して、書き上げられている力作です。
「時には、努力もせず能力も意志力も乏しい人が、大きな幸運に恵まれて成功することもあるだろうが、(略)一時的なものにすぎない。継続的な成功や、真に充実した人生というものは、その人の能力と意志に支えられたものであり、その陰に隠れている、小さな努力の積み重ねの結果なのだ。(それは)、人に期待するよりも、自分の力を信じよう、という、強い信念によってもたらされるものである」という著者の生きざまを声高らかに主張しています。それは著者が前年に、生死の境をくぐり抜けてきて、自らがつかみとってきた確信に裏打ちされています。
「自分の力を信じる」ことが、あらゆる試練を乗り越えて、素晴らしい人生を送るためのキーワードである、というのが、この本のメインテーマであり、著者の魂がエベレストの頂上を超えて得てきたメッセージなのです。
山登りやハイキングがお好きな方には、特にお勧めしたい作品です。永遠の希望

運とチャンスはアウェイにある「オーラを出す50の具体例」 by 中谷彰宏

この本は、3人のために書きました
運をよくしたい人。
運をチャンスにつなげたい人。
運がよくない大切な人に、運をプレゼントしたい人。
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帯のつかみに、「立っている人」が運をつかみ、「歩いている人」がチャンスを生かす・・・とあるように、この本は一貫して、座っていては運はつかめない、何もしなければチャンスは生かせない、と語りかけています。
裏帯の「運」という言葉を、「行動」に置きかえる。人に対して優しくなれると、オーラが出る、というのがタイトルの答えになっています。
人生での前進は、「匍匐前進しかありません。「今日は何もうまくいかなかった」という日があります。人間はそういう日に前進します。ここで勘違いをして、何もうまくいかなかった日は前進していないような気がするのです。でも、実は、一見前進していないように見える人のほうが前進しているのです」と語っています。心療内科の外来で、2週間毎に診る患者さんの中に、何かよくなっているもの、前進しているものを見つけてあげる、ほめてあげるのが心のケアーに大切だと思っています。落ち込んでいる患者さんの中に、何か光るものはないか、あるはずだぞ、という思いで向き合っていきたいものです。
「1つもうまくいかない日があります。(略)そういう時は、調子が悪いのではないかと思って、行動することをやめてしまいがちです。これが最もマイナスで、最ももったいないことです。実は、そういう時のほうが進んでいるのです。そう思うと、人間は続けることができます。うまくいく人はどんどんうまくいって、ダメになる人はどんどんダメになるのは、そこで続けられるか、続けられないかの違いです」
ナカタニアンになるには、このくだりのように、少なくともポジティブ思考でなければ、ついてこれないでしょうね。理想的には、ポジティブもネガティブも一緒に飲み込んでしまえる度胸と行動力が必要でしょう。そんなナカタニアンは、大金持ちになって大成功してしまうよりも、いつまでも少年の志を持ち続けて、死ぬまでチャレンジし続ける充実した人生を生きることになりそうです。そう、中谷本は、「読むアンチエージング」そのものなのですね。運とチャンスは「アウェイ」にある―オーラを出す50の具体例

ツインソウル by 飯田史彦

先日、飯田史彦先生の「ソウルメイト」を読みました。出版されるとすぐに速読しま
すので、今回は2回目。
「生きがいの在宅訪問診療」がいつでも始められるように、準備しているわけです。
飯田先生のファンの方々の中には、どこに何が書いてあったか、まで言える方もおら
れます。そこまでは太刀打ちできませんが、「そういうことも書いてあったねぇ」と
言えなきゃね・・・。そうそう、4月29日のジョイント講演会で、山川亜希子さん
の「sweet memories of my books」をうまく引き出すためには、やっぱり亜希子さ
んのご本も読破しとかないとダメですよね。この2月・3月はマイ読書月間になりそ
うな予感です。
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著者自らが、2005年12月28日に、脳に100mlもの出血を起こして意識不明になった際の、極めてトランスパースナルな体験を詳しく報告しています。
著者の「生きがい論」を、光の存在という高次元の「宇宙の真理」から検証し補完していく過程は、読者の意識をも「宇宙の真理」へと結びつける力強さがあります。
オカルト・スピリチュアルな「幽霊現象」を、残存思念という明瞭な説明で解き明かしたり、宗教の教祖、教義の同一性について語るという、従来の著者が回避していた部分にもページを割いて、わかりやすく語りかけています。
すべての人たちが著者の「生きがい論」で救われるわけではありませんが、彼の「生きがい論」でブレークスルーして、再び人生を自分の足で歩み始める人が数多くいることも事実でしょう。
これまでに著者の本に触れて、著者とソウルメイトの関係にあると感じられた方々に、ぜひお読み頂きたい秀作です。ツインソウル―死にゆく私が体験した奇跡
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