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初音ミク現象、キテます

TBS系列の番組「アッコにおまかせ!」で初音(はつね)ミクが取り上げられた。番組内コーナーの中のさらにワンノブゼム、時間にして3分足らずのものに過ぎなかったわけだが。初音ミク

そこでは初音ミクにハマる人を典型的なオタクとして描いていて、番組を観た人の多くが「キモい」と感じるのが自然な流れとなっていた。そのためネットの世界では、「またTBSが印象操作!」などと批判が相次いでいる。

私自身、あとからネットでこの番組の映像を観たが、悪意に満ちた偏向報道とまでは感じなかった。制作者側が初音ミク(さらにはニコニコ動画)についてよく理解していない、ないしはある程度理解していても視聴者に誠実に伝えようという気がないんだろう、と。

■10月14日TBS「アッコにおまかせ!」で初音ミク紹介(YouTube)


■関連記事
TBS「アッコにおまかせ」の初音ミク特集に批判相次ぐ(ITMedia@Yahoo!ニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071015-00000008-zdn_n-sci
「アッコ」祭り状態に オタク叩きに「初音ミク」ユーザー激怒(産経新聞@Yahoo!ニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071015-00000925-san-ent

初音ミクとは、音声合成によって使用者がいわばコンピュータに歌を歌わせることのできるソフトであり、そのキャラクターのこと。ボーカロイドなどと呼ばれたりもする。前進のキャラクターはプロのシンガーの声をモデルにしていたらしいが、初音ミクの声のモデルはアニメやゲームなどの声優。いわば「萌え」系の声であるところがミソだ。そしてできあがる歌声が鑑賞に足るレベルだったこともあり、一気にブームが盛り上がった。

そして初音ミク作品の発表の場として活用されているのが「ニコニコ動画」。YouTubeみたいに動画を投稿・共有できる会員制ネットサービスだが、ユーザーが動画上にコメントを付けられるところが、YouTubeと決定的に違う。

さて、私なりに初音ミク現象を解読すると、こうなる。初音ミクというソフトができたことで、音楽やコンピュータに一定以上のスキルをもつ人々の創作欲に火がついた。発表の場はニコニコ動画である。そこでは、視聴者のコメントを通じて作者にフィードバックが送られ、あるいは元の作品を流用・合成した二次作品が作られ、初音ミクというものが一つのジャンルになる。

ちなみに、ニコニコ動画で人気の初音ミク関連作品は、過半が初音ミクオリジナル曲である。出来合いの歌をただ歌わせているというわけではないのだ(というより、生身の歌手に比べれば表現力が劣る)。また、新たな画像も次々と作られ、ビジュアル面でもちょっとしたアイドルになりつつある。「ネギが好き」というちょっと不条理な属性も付与されたりしつつ。

言ってみれば、初音ミクはニコニコ動画を通じてみんなが創った(というより、創りつつある)アイドルなのである。その辺の機微に触れない限り、ネットの世界に疎いテレビ視聴者に初音ミクの何たるかを伝えることはできまい。そしてそれを「アッコにおまかせ!」に求めるのは、ないものねだりと言うものだろう。

長々と語ってしまったが、かく言う私も初音ミクの曲をここ最近毎日、繰り返し聴いている。「みくみくにしてあげる♪」とか「あなたの歌姫」とか。人気曲を寄せ集めたアルバムが発売されたりなんかしたら、絶対に買うと思う。

最後につまらない話を。初音ミクの後継作はミクの妹ないしは姉として「初音**」としてもらえまいか。そしてメジャーにバージョンアップしたら、苗字を変えるというわけ。ボーカロイドが何人もいるようになったら、作り手が勝手にユニットをつくったりして、さらに面白いことになりそうだ。いずれは、オリコンチャートのトップ10位以内の半分をボーカロイドが占める、なんてこともあるかも。

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1. 初音ミクについて、改めて語る  [ 志の輪、広げよう。 ]   2008年05月29日 01:01
初音ミクのことを知ったのは、発売されてからネットのあちこちで話題になるようになった去年の9月上旬のことと思います。 10月17日に「初音ミク現象、キテます」というブログ記事を...
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