千葉県野田市の同市民会館(旧茂木佐邸)で6日から行われた第68期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第3局は7日午後9時半、132手で羽生善治名人(39)が挑戦者の三浦弘行八段(36)を降し、3連勝した。残り時間は両者1分。第4局は18、19の両日、福岡市中央区の城南クラブで行われる。

 羽生が強気に指し回して三浦の追い込みをかわし、3連覇・通算7期目の名人位獲得まで、あと1勝とした。

 羽生は5四角(44手目)と要所に据えた。三浦は3四角(51手目)と打ち、角を相手に渡す代わりに金桂香を手に入れた。通常は駒3枚を持った方が得。だが、三浦の飛車と右の金銀は働いていない。玉を5二へ移した羽生陣は安定した形だ。

 羽生が3四角(76手目)から攻めたのに対し、辛抱を重ねた三浦が差を詰めたように見えた。しかし、羽生は三浦の寄せを際どく逃れ、対三浦戦の連勝を13に伸ばした。【山村英樹】

 ◇ずっと難しい将棋

 羽生名人の話 ずっと難しい将棋。3三角(112手目)と合駒するのでは負けかと思いましたが……。本当に最後の最後でいいのかなと感じました。

 ◇飛が窮屈になった

 三浦八段の話 指してみたい戦型でしたが、飛が窮屈になって、自信がなくなりました。終盤、逆転したかもしれないが、よくわかりませんでした。

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