中央社会保険医療協議会(中医協、会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)は4月21日の総会で、1日付で医科と歯科を合わせて86件の医療機器を新たに保険適用したとの報告を厚生労働省から受け、これを了承した。このうち、新たな技術料を設定する区分C2(新機能・新技術)は4件だった。

 区分C2として保険適用が認められたのはいずれも医科で、▽胃十二指腸用ステントセットの「ウォールフレックス十二指腸用ステント」(ボストン・サイエンティフィックジャパン)▽皮下グルコース測定用電極の「メドトロニックミニメドCGMS-Gold」(日本メドトロニック)▽局所陰圧閉鎖処置用材料の「V.A.C.ATS治療システム」(ケーシーアイ)▽心臓内三次元画像構築装置の「エンサイトシステム3000S」(セント・ジュード・メディカル)―の4件。
 このほかの内訳は、医科では区分A2(特定包括)が35件、区分B(個別評価)が34件、区分C1(新機能)が1件。歯科では区分A2が5件、区分Bが7件だった。

 また高度医療の分野については、16日の先進医療専門家会議で「第3項先進医療」(高度医療)に承認された、▽再発卵巣がん、卵管がんまたは原発性腹膜がんが適応症の「パクリタキセル、カルボプラチン及びベバシズマブ併用療法並びにベバシズマブ維持療法」▽上皮性卵巣がん、卵管がんまたは腹膜原発がんが適応症の「パクリタキセル静脈内投与及びカルボプラチン腹腔内投与併用療法」―の2技術について厚労省が報告。これに対して一部の委員から、「パクリタキセルの投与方法について、これまでより日数の間隔が狭まるだけで保険適用外の高度医療になることに違和感がある」などの指摘があったものの、最終的には了承された。
 
 このほか臨床検査の新規保険適用として、いずれもヒト心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP、発症超急性期を含む急性心筋梗塞が対象)を測定するための「ラテックス凝集法」と「ラテックス免疫比濁法」の2件が了承された。


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