「選対の財政が厳しい。何とかならないか」。18日に開かれた小林千代美民主党衆院議員陣営への違法献金事件の初公判。検察側は冒頭陳述で、陣営の経理担当、木村美智留被告(46)が「裏献金」を受け取った経緯を詳述した。マニフェスト(政権公約)に「企業・団体献金の禁止」を掲げ、昨年の衆院選で圧勝した民主党。その陰で違法行為が行われていたことになる。検察側は論告で「民主党に投票した有権者の期待を裏切った」と指摘した。

 「頼まれたもの、用意できた。400(万)でいいでしょ」「ありがとうございます」

 検察側の冒頭陳述などによると、平成20年12月、札幌市の北海道教職員組合(北教組)本部の中央執行委員長室で、こんなやりとりが当時の委員長と木村被告との間で交わされた。木村被告は100万円の札束が4個入った封筒を受け取った。

 20年9月に小林陣営の経理担当となった木村被告は大きな悩みを抱えていた。解散総選挙の時期が延び、選対事務所の賃料や事務機器のリース代などの経費がかさんでいたからだ。

 他の陣営が事務所の閉鎖や規模を縮小していく中、委員長が事務所の継続を決定したため、同11月下旬、「資金、何とかならないでしょうか」と委員長に寄付を求めたという。

 「裏金と思っていた」。検察側が明らかにした木村被告の供述調書にはこう書かれていた。被告人質問でも「収支報告書に計上することのできない金」と述べており、「裏献金」と認識していたという。

 民主党の研修会に参加するなど政治資金規正法の知識は十分にあったとされる木村被告。被告人質問で「法律への読み込み理解が不足していたため引き起こした」としたが、当初から違法性を認識していたようだ。

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