モガンバーズ!kazukunn@rose.ocn.ne.jp

モガンバーズ活動日記。それと、スポーツ医科学が世に広まるようにと願いをこめて              


今日は自分のカタダの重さを利用したいろんな筋トレを行なった。

体幹以外はファンクショナル(機能)優先ですすめ、

体幹は趣向を変えてちょっとジャンルの異なる神経系統の高まりを目指した。

単純な上体おこし運動を500回。

目標は「後半楽になり動きが良くなる。」という不思議な体験をさせること。

強いメンタルを持ってのぞむと、

限界を超えることができ、

そこから先は神経系統が改善され動くのが楽になる。

大半の子はそれを体感できたようだった。

テン(10)セット法などとも言う。

50回を10セット。

一番キツいのは7セットあたり。

8セットめ以降は不思議にキツさが軽くなる。

普通、セットがすすむにつれ疲れがたまるはずなのに楽になる。

「その先」を一度でも見ると、次から意識が変わる。

それがねらいだ。

膝ACL(前十字靭帯)を損傷した人のリハビリで、

一番やっかいで、でも、ものすごく大事なリハは、

VM(内側広筋)の強化だ。

トレーナーやPTの一番の腕のみせどころと言っていいだろう。

VM強化がなぜやっかいかと言うと、

VM、とくに膝近位の筋肉の働きは、

膝関節の最終伸展角度で力の発揮を担っているからだ。

これは本来では一番簡単で、レッグエクステンションのマシンを使うとすごく強くなる。

しかし、ACLは、OKC(足ウラに体重がかかっていない状態)で、

膝関節を伸ばす動作で最も負担がかかる。

つまり、ACL損傷者はOKCでの膝伸展動作、

とくにレッグエクステンションなど一番の禁止動作だ。

ということで、レッグエクステンション以外の種目で強化をすすめる必要がある。

さーて、どうしましょうか〜ということで悩んでしまう。

最も基本的に採用されているエクササイズはSLR。

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(1)SLRのフロントレイズ(股関節屈曲)

このエクササイズ大腿部前面の強化としては基本中の基本なのだが・・・

しかし、この動作でVMに効かせるのは現実問題至難の業。

コーディネーションがよっぽど優れていないと無理だろう。

画像の彼女だって、見る限りおそらくPF障害で、

脂肪体が膝の前で噛んで微妙に膝伸びきってないから、

これじゃ最終伸展角度とは言えないのでVMには効いてない。

大腿直筋と腸腰筋にはガッツリ効いてると思う。

ましてやACL損傷者や術後の人は「膝を伸ばし切ることが目標」というレベルだから、

リハを開始して最初に指示されるこの動作でほぼ全員VMの強化などできっこない。

ただ、コーディネーション能力が高ければ話しは別で・・・、

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(2)セッティング

このセッティング(力入れ)練習で膝が曲がっていても

VMを収縮させることができるようになれば、

上の(1)のSLR動作でもVMに刺激を送ることができる。

(1)の画像の彼女のようにPF障害で膝の前側に脂肪体が噛んで

若干膝が伸びきっていない状態でもVMに刺激を送れる可能性がある。

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(3)SLRの股関節内転

このアダクション(内転)動作は、直接VM(内側広筋)には効かないが、

内転筋は内側広筋と連動する筋なのでVMの活性化には良いエクササイズだ。

活性化がすすめばVMに効かせやすくなる。

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(4)セッティングのバリエーション

まず(2)のイスに座った状態のセッティングを猛練習して、

それから(3)のSLR内転エクササイズで活性化ができると、

この(4)のセッティングでかなりVMに刺激が送れるようになる。

ただ、注意しないといけないのは、絶対に床からカカトを浮かせてはいけない。

カカトが床から浮かないようにふんばりながらボールを強くつぶす意識が大事だ。

このボールつぶしエクササイズはOKC(足ウラに体重がかかっていない)で、

本来ではACL損傷者はやってはいけない類の膝伸展動作なのだが、

でも、カカトを浮かせないようにすることでハムにも力が入る。

ハムに力が入ればハムがACLに変わってスネの骨を前にズレさせないように働くので、

OKCであっても膝関節内にズレを起こさずVMの強化ができる。

でも実際、セッティングレベルでは「強化」というよりは

どちらかというと「活性化」どまりだろうね。

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(5)スクワット

しかし活性化がすすめばスクワットでもVMに効くようになっていく。

ただ、正しくスクワットができないとダメ。

ということでこのバリエーション。

つま先のラインにイスを置き、

スクワットでしゃがんだ時に膝がイスにつかないようにし、

両腕は水泳の「けのび」の姿勢をとり、

しっかり骨盤を前傾できないといけない。

でもトレーナーやPTによっては、

あえて膝を前に出して上体を前傾どころか逆に後傾させて、

(シシースクワット)

より大腿部の前の筋肉に効かせやすいアレンジを加えるケースもある。

それも1つの手段ではあるが・・・

私はそれは危険だと思っていて、原則やるべきではないと思っている。

シシースクワットで、ギビングウェイ(膝くずれ)を起こした選手を知っているからだ。

だからものすごく怖い。再手術なんてなったらシャレにならない。

難しいだろうけど通常のスクワットで苦労してVMに効かせることで、

いろんな機能や能力をいくつももらえる。

復帰した時のパフォーマンスアップを狙うためには

難しいことにいろいろチャレンジしてコーディネーションを高めるべきだと思う。

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(6)アダクション&プロネーション

ボールを強くつぶしながら脚全体を内側にひねる。

これもいろんな下準備があった上で行なうとVMにかなり効く。

それと、knee in が起こる人は股関節の内旋がかたいケースが多いので、

それを改善する可動域訓練にもなる。

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(7)セッティングのバリエーション

手前の女の子がやっているエクササイズ。

簡単にVMに効かせるならこれだ。

ただ、注意が必要なのはこれはOKC(足ウラに体重がかかっていない)なので、

全力でイスを押す意識でハムに力を入れないといけない。

VMを手でふれて、しっかりかたくなっているかを確認しながら、

膝をピーーーーーンと伸ばし、そのまま1分キープする。

動かさずに1分ほどキープする。

30秒過ぎたあたりからVMが痛いほど効いてくる。

左右交互に行ない3セット〜10セット。

膝のACL(前十字靭帯)の一番大事な機能(役割)は、

スネの骨が前にズレるのを止めるストッパー機能。

つまり、膝関節が脱臼しないように止めている。

ハムストリングス(腿の後ろの筋肉)もACLと同じく、

スネの骨が前にズレないようにする機能を持ち合わせている。

ということは・・・

ハムを機能的に、そして強くすることは、

ACL損傷の予防につながるし、

損傷した人にとって最も大事なことになる。

トレーニングの努力しだいによっては、

たとえACLが切れたままだったとしても

様々なスポーツが問題なくできるケースもある。

ハムの機能の高まりしだいで痛みを消すこともできる。

ハムの機能と強さがあるほど、

手術も上手く運ぶし術後の経過も良くなる。

ハムが弱く機能も低い場合と比べて天と地の差が出てしまう。

同じ人間か?と思うほど歴然たる差が出てしまう。

「なんであの人、私と同じ日に手術したのにもう走れているの?

私はまだ松葉づえ歩行なのに・・・」

というぐらいの差が出る。

ドクターが経験不足で下手な手術をしたとしても、

名医が手術したと同じようなコンディションにもっていくこともできる。

とにかくACLを損傷してしまった人はハムを徹底強化すべし!

ただ、難しいのは単純に強いだけじゃダメで、

しっかり使い物になるハムでなければならないということだ。

様々なトレーニングを紹介していこう!

(注意:とてもハードで難易度も高いもの多いですから、

一般の方はあまりむりしないでください。でも、できるものもあると思います。)


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(1)くの字姿勢をつくるエクササイズ。

下準備として股関節機能の左右差があってはならない。

このエクササイズで、くの字姿勢時の左右の股関節の動きの左右差を確認。

画像で言えば、押し出すほうの右半身のフィーリングと、

つき出すほうの左半身のフィーリングが同じになるよう練習する。

また、腰背部や腹部、肩甲骨まわりのつっぱり感や力が入るフィーリングが、

左右対称に感じることができるまで徹底的に練習を繰り返す。

全力でくの字をつくり、3秒キープの交互20回〜30回。

ポイントは背骨をとにかく「まっすぐ」に傾けること。

それと足は、スキー選手じゃなくても

画像のようにインエッヂとアウトエッヂをしっかり立てる感覚があると尚良い。

起こりやすいミスとしては、

マックスにくの字をつくった時に胸や骨盤の向きが、

まっすぐ前に正対しなくなるケース。

そういう場合は、体幹の姿勢維持機構の機能不足がある。

どこが全力?かと言うと、

画像で言えば、右股関節の内転筋と右の内側広筋に全力の力が入っている。

で、ストレッチ感がきているのは左の臀部と左腰背部だ。

また、上体だけ倒れるミスケースも多い。

ではなくて、まず下半身が片側に倒れるのを受けて、

バランスをセンターに保つために必然的な結果として

上体が反対側へ倒れる反応が自然に出ることが理想的。

でもその際、肩のラインが水平になってはいけない。

あくまで背骨のラインと肩のラインは90度を保ち続ける。


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(2)前へのくの字姿勢エクササイズ。

徐々に上体を倒していくのだが、

ポイントは、上体をどんだけ倒していっても、

腰椎と骨盤がしっかりライン上に

乗ってついてくる体幹の機能性があることが重要。

ちょっとでも背中や腰が丸くなってはいけない。

ハムの高い柔軟性も必要だが、

それと合わせて脊柱全体のスタビライザーの機能が求められる。

背筋力が300キロあって柔軟性も優れている選手でも

これがまったくできないケースは少なくない。

コーディネーション能力が問われる。

1セットあたり10回ほど練習。

できるようになれば、体幹コーディネーション能力が高まったということだ。

練習あるのみ!

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(3)バランスボールに乗っかって上体そらしエクササイズ。

ハムだけでなくカラダの後ろ側全てに強い負荷がかかる。

それと、バランスボールに乗っかってやるわけなので、

グラグラ感はかなりで、一般の人は1、2秒で転げ落ちてしまうかもしれない。

この姿勢を保ったまま上下動、横移動、そしてひねりと、できるだけ大きく動く。

ハムと体幹にとてつもなく効く。

上体の上下動10回+左右への横移動10回+ひねり20回。

・・・これまでジムを20年やってきた中で、

(年間指導数1万人)

アルペン選手以外でこれができたアスリートをみたことがない。

背筋力が体重の4倍はないとできないし、

一輪車を目隠ししてスイスイ乗れるぐらいでないとできない。


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(4)ボールふみ&ころがしエクササイズ。

ハムと大腿の前の筋肉との同時収縮の練習。

足ウラは常に床と平行を保つ。

ふむ場合はジワーっと行ない、ボールが最もつぶれたところで、

4、5秒キープしたまま反対側の足を床から浮かせ

上体は前傾させてボールに最大の圧を加えていく。

狙いは、頭の重量をいかにボールにロスなく伝えることができるか!?

肩甲骨と体幹の使い方が上手じゃないとできない。

グラグラ感はかなりで、一般の人もこれはかなりの人数やってもらっているが、

よくボールがどこかへ転がっていってしまう。

転がす場合は、ふんで最もボールがつぶれた圧を保ったまま、

ゆっくりと前後にボールを転がす。

難しいのは足ウラと床のラインを常に平行を保つこと。

それと、足ウラの転がす前後の距離はつま先〜カカトの範囲なのだが、

前後移動の切り返す地点でカチっとなかなか止められず、

ゴロンと行き過ぎてしまいあわてて反対側に戻すケースがよくある。

動作に参加する筋肉が少ない人は何度やってもゴロンとなってしまう。

でも練習を継続するうちに徐々に上手になっていく。

上手になると同時に膝の痛みも和らいでいく。

腕は、できればバンザイでやりたい。

その上で上体は前傾を保ち反対側の足は床から浮かせて行なう。

それと、画像の彼女は手の親指で大腿部前と、

中指でハムのかたさをチェックし、同時収縮できているかを確認している。

左右10回づつを3セットほど。


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(5)バランスボールで片脚ブリッジ&ヒップリフト。

ボールがお尻に近づき膝が90度になったら腰を高くもちあげていく。

一般の人は両脚でやってもよい。そして、

膝が90度になったら腰をあげずにスタートにもどしてもよい。

強くなってきたら片脚にチャレンジし、さらに腰あげにも挑戦てもらいたいが、

片脚でそれやると、まるで別の種目と感じるほど難しくなる。

負荷が強くなることよりも、不安定感が増すことのほうが難しさを生んでいる。

両脚の場合は20回を3セット。

片脚でやる場合は左右10回づつの3セット。

ちなみに彼女はこの時装具はしているものの

術前でACL切れたまんまだ。

で、成長線が残っていたのでこの年のシーズンは

結局切れっぱなしでスキーをして県チャンピオンになった。

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(6)は、いわゆる(5)の逆バージョン。

動きはまったく同じ。

膝への負担&危険度は(5)よりずっと上。

大腿前後の同時収縮の能力がすごく求められる。

下手すればACLの再断裂の可能性も高い。

でも言い換えれば、そういう危険な動作が

スイスイできるのであれば鬼に金棒だ。

普通は、危険な動作を排除するが、

逆に、危険な動作を安全に行なえる能力があればこれは強い!

左右10回づつの3セット。

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(7)バランスボード上でのスクワット。

左右&前後の不安定感がかなりある。

トリプルアクション(股関節+膝+足首の合わせ技)の完成度が求められる。

ボードは常に床と平行でグラグラせずにできるようになれば、

ハムと臀部に強い負荷がいく。

動きにミスがあると大腿部の前にしか疲労がこない。

いかにハムと臀部に刺激を届かせるか!?そこの練習だ。

10回の3セット。

ちなみに画像の彼女は、ボードの前側が若干さがっている。

肩甲骨が若干外転位(ひらいている)にあり頭の重量が

足ウラのセンターにかかっていないからるからそうなる。

胸のストレッチングを行なってから再トライするとたいてい直る。

ここで「肩甲骨もっと寄せて!」とアプローチする手もあるが、

なぜ肩甲骨を寄せられないのかと診ると、たいてい胸に原因がある。

胸の筋肉が上腕骨を前にひっぱっているから、

肩甲骨を自然に寄せることができない。

できるだけ無意識下で正しい姿勢がつくれるようにすることが大事。

常にコーディネーションの高まりを追い求めていく。

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(8)ファンクショナルリーチ。

バランスディスクに片脚で立ち、

どんだけ手を前に伸ばせるかというエクササイズ。

軸足と軸脚の使い方と感じるフィーリングは通常のスクワットと同じ。

臀部とハムにしっかり力が入っていることを確認しながら、

ディスクには常に垂直に体重を乗せる。

その上で股関節や体幹、上肢を上手に使って、

茶碗の底に乗っているボールと自分のボールを入れ替える。

近くの位置、おもいっきり前の位置、左右離れた位置など

いろんなバリエーションで茶碗をランダムに置く。

で、ボールを入れ替える度に立ち上がってまっすぐの姿勢に戻る。

ボールは両手で持ち、入れ替える時も片手にはならない。

ここも難しい。指先の器用さがないとできない。

どんなに体勢が崩れても膝にひねりが入らないようにする練習だ。

臀部とハムをしっかりつくれないとまったくできない動きだ。

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(9)ブリッジ

これは簡単なので誰でもできると思う。

回数はその人の能力に応じて5回〜100回ぐらいの1セット〜10セット。

というように、幅広い調整をしてその人なりにとことん追い込んでもらいたい。

アスリートの場合には、これをコーディネーショントレーニングとする。

動きながら筋肉を使い分ける練習だ。

通常だとブリッジ動作はハムがメインに働くが、そこを変える練習だ。

大腿の前の筋肉で動いたり、臀部で動いたり、

大腿前後の同時収縮で動いたり、腿内側の内転筋を参加させたり、

中臀筋を参加させたりと、いろんなことが1つの動作でできるように練習する。

最初は回数で変える。つまり5回まではハム10回までは同時収縮、

15回までは臀部、20回までは内転筋で・・・という具合。

これが上達してくると、1回の動作の中で変えてみる。

腰を持ち上げる時は中臀筋を使い、腰をおろす時は内転筋でという具合。

大事なことは「外見上の動きはまったく変えないで」ということだ。

スイスイできるよになると、なぜknee in するのか本人自身が自然にわかってくる。

「ここの時にここの筋肉を使ってしまうから膝が内側に入るのか!」とわかってくる。

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(10)ゴムチューブをひっぱる。

これはハムと股関節屈曲(腸腰筋)の連動エクササイズ。

knee in が起こる人はゴムを引くほどつま先が外を向く。

そこを逆に若干(ほんとにちょっとでOK)つま先を内側に向けながら引く。

するとハムの内側に効く。

要するに、knee in が起こる人はハムの内側が働かないケースが多い。

中臀筋だけが機能不足なわけではない。

左右20回の3セット。

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(11)バランスボールひねり系

臀部とハムにしっかり力を入れておいて、

腰を浮かせたまま、つま先の方向を180度の範囲でゆっくり動かす。

画像のように、足首の外側のくるぶしがつくところから、

反対側へゆっくりひねって内側のくるぶしがつくまで180度ひねっていく。

左右10回づつを3セット。

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(12)フクラハギでボールつぶし

ブリッジとならんでお手軽なエクササイズ。

基本、つま先と膝をまっすぐ前に向けて左右20回の3セット。

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(13)レッグカールマシン。

さて、種目を上げていけばきりがないのでここらへんで一旦打ち止めです。

最後は、これはみなさんやっていると思われるレッグカールマシンでのエクササイズ。

単純な筋力を高めるには一番効果的だしお手軽だと思う。

ただ、マシンエクササイズには落とし穴がけっこうある。

画像の彼はほぼノーミスで問題ないようだが、

へんな筋肉の使い方をすると腰が1回1回反ってしまったり、

つま先が前を向かなかったり、

間違った動きのまま強化を進めてしまうと逆に身体機能が低下する。

力はついたが動きが悪くなったとならないよう要注意だ。


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セッティング(大腿部の力入れ)は単純にはこのように、

腿の前の筋肉にギューッと力を入れる練習で、

大腿部のとくに内側広筋の機能と強さを得るために行なう。

一般整形でよく行われている方法だ。

でもそれだとACL損傷の人はスネの骨が前にズレやすい。

そこの重要な問題はどうするのか!?

そこで最上のジムではハム(腿の後ろの筋肉)を同時に収縮させることで、

スネの前方移動を抑えている。

・・・まずはその前にいろいろ下準備が必要で、

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腰部の多裂筋がちゃんと機能しないとハムは骨盤が不安定になって力が入らない。

ということがあるので指で確認しながら奥の筋肉がカチンとかたくできるように練習する。

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それと、膝ウラにボールを置いてそれをつぶす練習。

膝を伸ばすには、大腿骨を強く下に降ろすんだ!っていうイメージをつくる。

(股関節の伸展)

臀部とハムに力が入った結果でそうなることをしっかり確認する。

その上で床からカカトが浮かないように注意すると、

臀部とハムと腿の前、内側広筋に力が全部同時に入る。

これがACL損傷用のセッティングだ。

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同時収縮になれてきたら、

イスに座って膝が90度の状態でもできるように徹底練習。

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更になれてきたら、タオルギャザーの時にもできるよに練習。

できるようになると負荷が一気に重くできるようになる。

画像の彼女は腰部の多裂筋と肩甲骨まわりがまだ使えていない。

それができるようになれば更に重い重量をグイグイ引けるようになる。

そこまでいけば、タオルギャザーが下半身のトレーニングの中で、

一番キツいトレーニングとなる。

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ゴルフボールコロコロ運動でも同時収縮ができるようになると、

ボールを一定のライン上ですばやく動かせるようになる。

足首と膝と股関節に安定感がでてくるからだ。

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バランスボールを使ってボールからお尻がはなれない範囲で、

ゆっくりちいさくスクワット動作。

knee in 予防のために両膝にゴムチューブをまいて臀部に強い刺激を送る。

同時収縮ができないと腿の前ばっかり疲れるが、

できる人は臀部とハムが疲れるようになる。

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ゴムチューブの巻きかたはこんな感じ。

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発展形では両足の間にボールを置いてつぶす練習。

knee in が起こらないように、これでもかってぐらいに練習する。

臀部と内転筋を同時収縮させる能力を高める。

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様々な機能訓練、コーディネーショントレーニングを積んでいけば、

こういうひねり動作でもknee in toe outが起こらなくなり、

膝はスタビリティ(安定)、股関節はモビリティ(動くところ)

という人間にとって大前提のコーディネーションに磨きがかかる。

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で、こういう横方向の激しく強い動作も難儀なくできるようになれば、

そして何をやっても痛みも不安定感も腫れもなく、

恐怖感もなく左右対称の動きができ、

大腿周囲径も左右差なく、単純な筋力測定の数値も左右差がなくなれば、

ACL再建術3ケ月後でもスキーはじめいろんなスポーツができる。

(できても、まだ3ケ月じゃやっちゃダメ!半年は待とう!)

完全に大丈夫な状態になってからスポーツを行なう。

「もうできる」という段階ではまだまだ無理だ。

逆算すると、半年後に復帰OKと言われるには、

3ケ月経過時点でできていなければならない。

できる以上に更に完成度を高める期間が2ケ月はほしい。

・・・ACL損傷者の中には、まだ成長線が消えていなくて再建術ができないケースもある。

だから、仕方なく靭帯切れたままで今年はスポーツやろうとなることがある。

そういう場合であっても考え方やリハ方法はかわらない。

リハビリの目的は、極限まで靭帯に頼らないで動けるカラダづくりなので、

その人の靭帯がつながっていようが切れていようが関係ない。

逆に靭帯切れっぱなしの人のほうが、

靭帯に頼らない動きを習得しやすい。

「こう動くとグキっとなる」ということを骨身にしみてわかっているから、

正しい動きの説明をする時にイメージを持ちやすい。

理解が早いので上達も早い。

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彼女はACL再建術後3ケ月。

普通ならジョギングができる時期だが、

彼女はまだまだ筋力的に強化が上手く運んでいないので

KBWで、しゃがんだ姿勢のまま、ゆっくり歩いて強さプラス連動性を高めていく。

背スジのまっすぐさと上体の前傾角度をしっかり保ち肩甲骨を引き寄せる。

強化が進んでくれば、もっともっと低い姿勢でトライしていきたい。

画像はベーシックな方法で、発展形としてはこれに腕のスイングなどを入れて

肩甲骨の動きと連動させていく。

両膝にゴムチューブをまいて臀部の活性化を求める方法もある。

不安定な感じでよりシビアな連動性を求める場合には、

足ウラが床につくのを一瞬だけにする。

画像をよく観察すると・・・

左足のカカトがついていて、右足はつま先で立っている。

これをパット切り替える感じ。

足ウラが床につくのはほんの一瞬になる。

足首の関節を常に90度に固定して歩く要領だ。

とても不安定となって優れたバランス訓練になる。

バランス能力が高まるということは、

より多くの筋肉を巧みに使えるようになるということだ。

反応が早くなれば確実に痛みと腫れは引いてくる。

単なるKBWではなく、

そこにいかにコーディネーション要素を組み込めるかが回復の決め手。

リハビリが強化で済むならみんな苦労しない。

鍛えさえすれば身体能力が高まるのであればみんなオリンピック選手だ。

カラダがかたい選手がみんなケガするわけじゃない。

世界一背筋力の強い選手が、

床におちたティッシュをひろっただけでヘルニアになることもある。

大事なのはコーディネーションであり、

いかに上手にその柔軟性を、その強さを使えているかが重要だ。

7ケ月前に靭帯の移植手術を行なったという。

・・・でも、パっと見、「2週間前に手術した?」という状況。

とくに膝の伸びが非常に悪く、立位でかなり曲がった状態になっていた。

サラは動かず、脂肪体も肥大してカッチカチだった。

主治医や担当PTはいつも「膝サラの動きが悪いからだ」と指摘するという・・・

(ハ?それわかってるんだったら・・・)

まずは膝サラずらしと脂肪体マッサージを10分ほど行なってもらい、

そして脂肪体が一番嫌がる角度で数種目エクササイズ。

最後に臀部と内側広筋の活性化を行なった。

結果、膝がピンと伸びた。

ありふれた種目で、ぜんぜんたいしたことしていなくても、

問題の本質を確実につき、しっかりイメージし、

ガッツリ効かせることができれば成果は確実に出る。

とくにイメージが大事だね。

どこがこうなってそうなって膝が伸びてないということを、

頭の中で動画再生しながら行なうと、

キネシオロジーの筋反射と同じで成果が出やすい。

また、ストレッチングや筋トレする時も、

どことどこがこう収縮して関節がこう動くということを

イメージして、強くなった時のことを想像しながら、

それに近づけるうれしさを感じ、ワクワク感を持ってやると成果が出やすい。

きついな〜とか、いやだな〜なんて思いながらやると、

100年やったって成果は出ない。

今日来た側彎症の子は、今日だけで身長が2センチのびた。

・・・・そもそもDNA的にスタビライザー(脊椎周辺の姿勢維持機構)が弱く、

スポーツや運動をあまりしてこなかったので、

発育発達のプロセスの中で活性化もできなかったのだろう。

そこにきて過去に右足首をひどく捻挫し、

その影響で右脚が2.5センチほど長くなり、

そこから側彎が徐々に始まった。

まずは股関節まわりのストレッチングと強化種目で左右の脚の長さを同じにし、

上半身のストレッチングを行なってから、

コアスタビライゼーションを4種目。

あと、立ち上がる際、あまりに「立ち上がる」意識が強かったので、

地面をしっかりふむ意識を持ってもらうために軽くエクササイズ。

これで股関節の伸展と体幹を上手く連動できるようにする。

最後に足関節まわりの強化。

終わった直後は胸椎の盛り上がりが低くなり、

両骨盤のラインと両肩のラインも水平に近づく。

そして身長は2センチ伸びていた。

・・・「彼女も」県内では超有名は脊椎専門の病院に通っているのだが、

「彼女も」対処療法しかされていない。

そこは確かに手術は上手い。

でも、その前にチャレンジすべきことは山ほどある。


個別メニューとチームメニューをみっちり行なった。

ある種目で、コーディネーション上のミスをいくつか発見!

1つは、スクワット動作で臀部とハムの参加率が狂っていた。

2つめは、バランス種目で軸の取り方が違うところになっていた。

3つめは、ひねり系で膝への意識が強すぎ体幹と連動していない。

シーズンINまでに修正しないとたいへんなことになる。

モガンバ!

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ツイストディスクを使っての

股関節の内旋と外旋のトレーニング。

(内側へのひねり、外側へのひねり)

ここで大事なのは、

下半身の一体感をつくり、あくまで股関節だけで動き、

母趾球を支点に、knee in toe out が出ないこと。

その上で、可動域が大きくとれること。

これが、大きな動作で、左右差なく、正確にできるのであれば、

めったにスポーツ障害やケガなど起こることはない。

できないと、いろんなスポーツ障害やケガが全身に起こりやすい。

足部や足首、膝、股関節、腰、腰背部、肩甲骨、

肩、首、肘、手首までふくめて全身に悪い連鎖が及ぶ。

ツイストディスクがない場合には、

タオルを使ってもできるので、

たまにやってチェックしていただきたい。

それともっと言うと、

左右の骨盤に手をおいてやるのだが、

真後ろからチェックしてくれる人がいれば、

左右の手の高さも比べることができる。

内旋動作がきつく感じる方の骨盤は高くなっていることが多い。

画像の選手は若干右が高い。

この場合、やる前から「あ〜右は窮屈そうだな〜」とわかる。

で、右骨盤に対してAKAを施したり、

臀部まわりを入念にストレッチングしてからやると、

骨盤の高さが水平になり、動きが良くなる。

なぜそういう左右差が起こるのか!?

多いケースは、たいていそっち側の足首を過去に捻挫している。

足首の不安定感を同じ側の股関節でカバーするため、

長い経過によって徐々に股関節まわりがかたくなる。

そのかたさによってそっち側の

仙腸関節にズレが生じ、骨盤が歪み、

仙腸関節じたの動きもなくなってしまうため、

そっち側の股関節の動きも悪くなる。

・・・しかし多くのドクター、とくに解剖に明るい先生方は、

口をそろえて「仙腸関節は動かない」と言うが・・・

仙腸関節は実際には動く。


ゆめのへん顔


201204101209000

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