もうすこし詳しく説明してほしいとの要望が多かったので、

もうすこし詳しく説明します。

・・・だいたいにしてこの件、

トレーニングでどうこうしてやろうなどと普通は考えつかないと思う。

しかし、トレーナーさん方にとっては普通に改善し得る領域内のこと。

「ここの筋肉がこうなってあ〜なってそこがこうなるから、

それだと当然、足のその部分はブーツにあたるわな〜」と普通に分析できる。

それと、左右の足両方が同時期にあたるということはあまりない。

右か左かのどっちかだけあたるというケースが多い。

ここで巷からは「人の足など左右対称じゃないから当然だ」と聞こえてきそうだが、

確かに、足だけでなく全身をよく見れば左右で若干違う。

顔の、輪郭やパーツなんかわかりやすいね。

約だいたいで、同じっぽいというだけだ。

でも個別にみると、すごく同じっぽい人がいれば、

もうパっと見で「右と左違う!」とわかる人もいる。

顔しかり、脚の長さしかり、肩のラインしかり、足しかりで、

しかし、人のカラダの機能上、

どこの部分も左右が同じっぽいほど動きやすいし調子が良い。

足の場合には、クルブシから下には28個の骨(片足)がある。

この28個の骨の位置(足のアライメント)を決めているのは、

(1)膝から下の30ほどある筋肉の強さと柔軟性、

(2)筋肉に絡んで各骨にくっついている腱や靭帯の機能、

(3)足全体をラップでつつむようにはりめぐっている筋膜の張り具合、

(4)足首をくるんでいる関節包(袋)の遊び加減、

(5)膝下から足趾先までたくさんある神経の活性化具合、

この大きく5つのことの様々な機能が

右足と左足で違うほど足のカタチが左右対称じゃなくなる。

そして、上記5項目のコンディションを高める方法は、

足首の捻挫のリハビリとまったく同じ。

つまり、言い換えれば足のアライメントが崩れている人は捻挫しやすい。

そして捻挫のリハビリをがんばっていれば、

足のカタチも正常化されていくということ。

足のカタチの正常化が進むとこんなことを体感するようになる。

(足首の捻挫のリハビリをがんばっている人達は、

痛みが和らいできたあたりによく言う。捻挫リハビリあるある)

「なんだか最近シューズがゆるくなった」とか、

(足のアーチができてきて足幅が狭くなったから)

「靴下の(足ウラの)毛玉がすごく気になる」とか、

(皮膚感覚が鋭くなり重心の移動を察知できたり物の感触に敏感になるから)

「身長が伸びた」とか、

(偏平足の人は足幅が狭くなってアーチがあがるから)

「立位で頭と肩の位置がすこし後ろにいった」とか、

(カカト重心だったのがちょっと母趾球よりになるので肩と頭は後ろに移動する)

「左右の肩甲骨が背骨に寄ってきた」とか、

(肩が後ろに移動したから)

「左目、右目よりちいさかったのに大きくなった」とか、

(脚の長さが左右対称になり肩が水平になり顔のカタチが左右対称になったから)

「メガネの耳かけと鼻の部分が合わなくなった」とか、

(以前の歪んだ顔に調整をしていたので合わなくなった)

などなどなど・・・

あとそれと、中には爪のカタチがかわる人もいる。

(崩れたひし形だったのが、きれいな正方形の爪になっていく)

・・・さて、ケースをあげてより具体的に説明すると、

たとえば右足の小指の外側があたるという場合は、

たいてい過去に右足首を捻挫したことがあり足首にグラグラ感がある。

足首の機能をカバーするために同じ側の股関節ががんばりすぎてかたくなり、

右脚が長くなり右重心になるので体重が余計にかかって右足アーチが降下。

偏平足化が進めば足幅が広くなるので小指の外側があたるようになる。

さしあたりの対処療法としてトレーニングは3つ・・・

(1)タオルふんで静止3分間

さがってしまった足ウラの骨を上にずらす

(2)タオルギャザー3セット

上にずれた骨を筋力でさがらないように支える

(3)フクラハギのストレッチング20秒3セット

足のアライメントが崩れている人はフクラハギを正常に使えてない。

筋肉は動きが悪いとかたくなる。

逆に、フクラハギがかたいためにアーチがさがるパターンもある。

以上3つを1日に3回から5回繰り返す。

あと、フクラハギのかたい人は必ず膝のPF障害をかかえているので、

膝サラずらしと膝脂肪体のマッサージも入念に行なっててほしい。

膝のPF障害があれば股関節も無事であろうはずもなく、

股関節まわりのストレッチングを様々やっていただきたいし、

股関節が具合悪いと腰痛も必ず起こるので、

下半身全体のストレッチングと体幹強化も進めてほしいし、

フクラハギがかたい人はカカト重心になって肩が前に移動して猫背っぽくなっているだろうから、

肩の位置がより後ろに移動しやすいように胸を徹底的にストレッチングしててほしい。

(猫背姿勢は胸の筋肉を縮めてかたくしてしまう)

肩さん、どうぞ後ろに行ってくださいな!

という環境をつくってあげる。

脳の命令で(意識して)つくられる姿勢はニセモノだ。

肩自身が後ろにいかないといけない。

・・・要は、足をしっかりトレーニングしておかないと、

悪い連鎖(チェーンリアクション)はどんどん上に伝わり、

あっという間に全身に及んでしまうということだね。