

Nuremberg Toy Fair 2017 発表の ブレンガン(BRENGUN) 1/72 の新製品、 A-36 "APACHE/INVADER " がやっと手に入りました !
発表時のパーツ写真を見ると二種類の機首上面の空気取り入れ口のほか、三種類の主翼やレジン製とみられる二種類の胴体下面のエアインテークパーツなど、P-51 や P-51A , MUSTANG I / Ia , II など、数多くのバリエーション展開を想定しているようにも思えましたが、今回発売されたのは金属パーツのダイブブレーキを採用した主翼部品と胴体下の固定式の空気取り入れ口をレジンパーツにしたもので、タイトルを
A-36 APACHE USAF としたものでした(でも当時は米陸軍航空隊なので、本当ならば USAF ではなくて USAAF と書くべきだと思うけど…)。

心配していたとうり、コクピット下の胴体部分は薄くしたけど、胴体全体の高さやシルエットが B型と同じぐらいな感じで、機首部分もスピットファイアみたいに見える感じの反り上がりになっているのがちょっと残念です。 共用パーツのランナーには二種類の機首上面の空気取り入れ口のほか、P-51 や P-51A , MUSTANG I / Ia , II などのピトー管やフェアリング付きの機首機銃パーツ、カメラ(?)などの使わないパーツがたくさん付いています。
また、説明書では消されている(Toy Fair 2017 の写真では、モールドを止められている)空気取り入れ口パーツが不完全な形(抜けが悪くて金型が壊れたような感じ…)でモールドされていたり(左上写真ラジエターフラップの上のパーツです)、別パーツになっているフラップの表面が片方だけザラザラだったりするなど、細かいバリが多いことと相俟って、仕上げ(管理?)が甘いのかなァ…?! と、感じてしまいます。

右翼下面の三色の識別灯や主車輪ドア裏側にあるD型状の三本の窪みなどは、明らかに間違いだと思います(レストア機ならアリかもしれないけど…)。
それと・・・右の写真のようにクリアパーツの袋の中にエッチングパーツを裸で入れるのはやめてほしいなァ・・・と思ってしまいます。
キツキツのビニール袋にクリアパーツとウレタン樹脂製の空気取り入れ口パーツ、そしてダイブブレーキとアンテナのエッチングパーツが入れられていたので、エッチングパーツの切り口がランナーから千切れたキャノピーパーツをガリガリと引っ掻いていたのがとても悲しかったです !! (>_<)
箱の裏に・・・


デカールに入れられているマーキングの四面図が小さいながらもひととうり載せられていますが、説明書には基本色の指示しか書かれていません。
それと説明書は、着陸灯が左右逆になったり、主翼の機銃がいきなり片翼三丁に増えたりしますので、パズル感覚で楽しむぐらいの方がいいと思います ! (;^ω^)


因みに、"APACHE” というのは、英空軍に送るはずだった MUSTANG Ia のうちの57機を P-51 として米軍内で使用する時に採用された呼称ですが、これはすぐに英空軍がすでに使っていた MUSTANG に統一されており、 A-36(A) は搭乗員たちから ” INVADER " と呼ばれていたと云われていますが、" INVADER " は ダグラスA-26 の呼称となっているために、こんなややこしいタイトルになったのだと思います・・・それとも、アキュレイト・ミニチュアのタイトルに合わせちゃったのかなぁ・・・(;^ω^)
デカールを英空軍仕様のラウンデルに替えたバリエーションキット、
ブレンガン(BRENGUN) 1/72 #BRP72026 A-36 APACHE RAF MARKINGS も発売になりました。