2018年05月22日
アカデミー(ACADEMY) 1/72 P-51 MUSTANG "North Africa"の キットMini Guide

とは言っても、最近のアカデミーのサイトでは韓国語ページの製品紹介には上の箱絵のものが載せられているのですが、英語ページには 1/72 は P-51B/C と P-51D 、そして 1/48 が アキュレイト・ミニチュアのOEM の P-51B/C の紹介だけとなっていて、このキットはなぜか載せられていないのです・・・(;^ω^)
このキットは 2004年の発売時から P-51単体 では販売せず、ビークルに加えて更にトレーラーまで付けて、P-51D 単体で販売した #2132 の 新P-51D のキット価格の倍以上、旧製品の #1662 P-51D のキットと比較すると、実に三倍以上の価格となっていましたし、キット内容は P-51自体 がパーツ数 50、ビークル(ビハイクル)とトレーラーとスタンドを合わせて パーツ数 46となっていますが、P-51単体での発売はないままで、海外向けの英語ページサイトからは削除されてしまいました !!


このキットの機首上面の空気取り入れ口ラインは、幅が均一なストレートタイプになっていますが、このタイプは NA-73 [英シリアルNo.がAG となる MUSTANG I ] の時にしか採用されておらず、P-51/ Mk.1A (NA-91) では、機首上面の空気取り入れ口ラインが、上から見たときに真ん中辺が左右に膨らんだ曲線タイプのものになっているのが正しいはずです。

また、このキットのようなホイールのスポークが9本の写真はまだ見つけられません、一体なにを参考にしたのかは判りません ?! (<まさかエレールでしょうかね ?)
それとF-24航空カメラがパーツとして入っていてコクピット後部に付けるようになっているのはよいのですが、後部窓は偵察カメラ用の穴開きやバブル窓にはなっていません。
付属のビークルとトレーラーはすでに別売りで出しているのだから僕にはムダ ! P-51単体でも発売して値段を安くすべきだと思いますッ !!!! <`ヘ´>
そして・・・
一時期の模型誌ライター諸氏の「試作〜B/C型までの主翼付け根の張り出しと主脚の収納庫はD型と同じである」という申し合わせたような間違いや、胴体の高さが B型と同じくらいある当時の図面をメーカーが盲信してしまったために、A型やB型のキットは出ている数に比べて主翼付け根や主脚収納庫の形状、胴体の側面形などを正しく表現したキットの数が少なく、P-51/P-51A である程度ちゃんとできているのはアカデミーとモデルニュース、ハイプレーンの三つと、A-36 として発売になった最新のブレンガンのキットぐらいですし、B型 を見てもモノグラムとレベルの他は、2015年に発売になった チェコの KP (KOPRO:Kovozavody Prostejov) 1/72 P-51B/C & ムスタング Mk.III の三つがプラスできるだけです。
胴体はフロッグに次いでスマートな仕上がりですが、機種の反り上がりなどはこちらの方がアリソンエンジン搭載機種っぽいラインになっています。
左の写真は最新のブレンガンの A-36 と半々に合わせて撮ったものですが、機首前端と垂直尾翼安定板前縁の前などに影が出てしまったために判りずらい写真になってしまっているのが申し訳ないです・・・
ただ、機首下面の反り上がりや、胴体下のラジエーター周りのラインが、裏側になっているブレンガンのキットの方が下に飛び出ているのが判っていただけると思います。
その差は機首下面の反り上がり開始部分で 1.3mm 、胴体下側ラジエーター部分で 2.25mm と、かなりシルエットに差が出てしまう数値になってしまっています。
これを裏返してブレンガンのキットを表側にすると今度は方向舵の後ろと肝心な胴体下側部分に影ができてしまっていますが、垂直安定板が 1.5mm ほど低く、機首前端が 1mm弱短いことが判っていただけると嬉しいのですが・・・
もちろんそれぞれのキットを単独で見ているだけでしたら、そこまで違いは判らないかもしれませんので、「こまかいことは気にしない…」と仰る方は、「ワカチコ、ワカチコ(古ッ !!)」とか言いながらお好きなキットをお作りになられるのがいいのではないかと思います・・・ま、僕にはそれはムリなので、イメージに合うように直しながら作るか、好いと思うキットを買い集めるか…になりますけどネ。
とはいえ、さすがに十数年前のキットですので最新のブレンガンのキットなどとはちがって、コクピット左右のコンソール類は彫りの浅い一体のモールドでしかありませんが、それ以外のコクピット内部のパーツの多さと比較すると胴体下側内部はラジエーターパーツ以外は仕切り板とエア・インテークやアウトレット・フラップしかありませんが、このスケールのキットであれば、特に不満というわけではないと思います。
なお、一部の模型誌の紹介製作記事に、コクピットの床板を木製の色に塗ったという一文があったりしますが、木製の床板が追加されたのは機体形状が変更されてコクピットが深くなった B/C型以降ですので、ここは説明書の指示どうり主翼上面構造の一部分として、機体内部色にしておく方がいいのではないかと・・・(;^ω^)
と、いうわけで、アカデミー(ACADEMY) 1/72 P-51 MUSTANG "North Africa"の キットMini Guide 全文はこちらからご覧になれます。
胴体はフロッグに次いでスマートな仕上がりですが、機種の反り上がりなどはこちらの方がアリソンエンジン搭載機種っぽいラインになっています。

ただ、機首下面の反り上がりや、胴体下のラジエーター周りのラインが、裏側になっているブレンガンのキットの方が下に飛び出ているのが判っていただけると思います。
その差は機首下面の反り上がり開始部分で 1.3mm 、胴体下側ラジエーター部分で 2.25mm と、かなりシルエットに差が出てしまう数値になってしまっています。

もちろんそれぞれのキットを単独で見ているだけでしたら、そこまで違いは判らないかもしれませんので、「こまかいことは気にしない…」と仰る方は、「ワカチコ、ワカチコ(古ッ !!)」とか言いながらお好きなキットをお作りになられるのがいいのではないかと思います・・・ま、僕にはそれはムリなので、イメージに合うように直しながら作るか、好いと思うキットを買い集めるか…になりますけどネ。
とはいえ、さすがに十数年前のキットですので最新のブレンガンのキットなどとはちがって、コクピット左右のコンソール類は彫りの浅い一体のモールドでしかありませんが、それ以外のコクピット内部のパーツの多さと比較すると胴体下側内部はラジエーターパーツ以外は仕切り板とエア・インテークやアウトレット・フラップしかありませんが、このスケールのキットであれば、特に不満というわけではないと思います。
なお、一部の模型誌の紹介製作記事に、コクピットの床板を木製の色に塗ったという一文があったりしますが、木製の床板が追加されたのは機体形状が変更されてコクピットが深くなった B/C型以降ですので、ここは説明書の指示どうり主翼上面構造の一部分として、機体内部色にしておく方がいいのではないかと・・・(;^ω^)
と、いうわけで、アカデミー(ACADEMY) 1/72 P-51 MUSTANG "North Africa"の キットMini Guide 全文はこちらからご覧になれます。
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