神戸市内の市立中の女子生徒らが大麻を隠し持っていたとされる事件で、長田区の2年女子生徒(14)(逮捕)が兵庫県警の調べに対し、「大麻を一度試したら、また欲しくなり、友達と何回も吸った」と供述していることがわかった。

 〈大麻汚染〉の低年齢化が指摘されるなか、好奇心から手を出して遊び仲間にも広がっていく実態の一端が明らかになってきた。県警は、若い世代をターゲットにした密売組織があるとみて、捜査している。

 ◆端緒は写真◆

 県警は昨年8月、複数の写真を入手した。中学生とみられる少女数人が乾燥大麻入りのポリ袋を持っていたり、パイプを口にくわえたりしていた。目にした捜査員はがく然としたという。

 この写真などを端緒に捜査に着手した県警は今月6日、少量の大麻を所持していた容疑で長田区の生徒と2年女子生徒(14)(須磨区)、キャバクラ店アルバイト店員の少女(16)(兵庫区)を逮捕し、2年女子生徒(13)(長田区)を補導した。

 別ルートで、昨年12月に3年女子生徒(15)(兵庫区)、今月5日には3年生徒に大麻を譲り渡した疑いで無職少年(19)(長田区)を逮捕していた。

 生徒たちは別々の中学に通っており、2年の3人は入学後にゲームセンターや携帯電話のサイトなどで知り合ったという。

 ◆たまり場◆

 逮捕された長田区の生徒は「昨夏、知人に紹介されたアルバイト店員の少女に勧められ、好奇心で吸い始めた」と供述。この生徒宅が親の不在時にたまり場となり、学校を休みがちだった2年の3人が集まって、大麻を吸引していたとされる。生徒宅には別の中学の女子生徒ら3~4人も出入りし、大麻の使用を見たり、聞いたりしていたが、誰も止めなかったという。

 長田区の生徒は、同市東灘区のガールズバーで違法にアルバイトをし、無職少年ら数人から1グラム4000~5000円で大麻を購入していたことを認めている。逮捕直後には捜査員に「捕まって、ほっとしている。このままずるずると、やめられなくなるのではないか、と怖かった」と言って涙を流したという。

 ◆10年で34人◆

 警察庁によると、大麻に関連して全国で摘発された中学生は、1999年からの10年間で34人に上る。年平均にすると3・4人だが、2009年は1~6月だけで4人が摘発されている。

 今回の事件で4人を逮捕、補導した兵庫県警は、大麻汚染の低年齢化に歯止めをかけるためにも入手ルートを徹底解明し、供給源を突き止めたい考えだ。

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