小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕された同党衆院議員、石川知裕容疑者(36)が東京地検特捜部の調べに「土地を買う金は、かき集めれば何とかなるが、陸山会の運転資金が空になるため、小沢氏に相談し4億円を借りた」と供述していることが分かった。その際、石川議員は小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(48)=同法違反容疑で逮捕=と相談したという。

 問題となった土地購入に小沢氏が深くかかわっていたことが改めて浮かんだ。

 関係者によると、石川議員は04年秋、大久保秘書から「土地購入に4億円かかるが、陸山会などで資金を調達できるか」と問われ「かき集めれば何とかなるが、運転資金が空になってしまう」と返答。このため2人は「小沢先生に相談してみよう」との意見で一致し、小沢氏から手持ち資金4億円を借りることになったという。

 これまでの特捜部の調べなどによると、陸山会では秘書の寮を建てるための土地を、東京都世田谷区の小沢氏宅近くで大久保秘書が探し出し、小沢氏が散歩中に確認したうえで購入を指示。その後の会計処理を石川議員が担当した。

 石川議員は小沢氏から受領した4億円を土地購入(代金約3億5200万円)に充てながら、こうした事実を陸山会の04年の政治資金収支報告書に記載しなかった。一方で、同じ時期に三つの政治団体から移した約1億8000万円と陸山会の資金を合わせて4億円の定期預金を組み、これを担保に小沢氏名義で金融機関から同額を借り入れ、これを小沢氏からの借入金として同年の収支報告書に記載している。

 この時期には中堅ゼネコン「水谷建設」元幹部らが胆沢(いさわ)ダムの下請け工事受注の謝礼として石川議員に5000万円を渡したと供述しており、特捜部は複雑な会計処理をした理由や、土地購入費に水谷建設からの提供資金が含まれていないか、石川議員を追及している模様だ。

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