京都大学付属病院(京都市左京区)で入院中の女性患者(94)が一時意識不明になり、血中から高濃度のインスリンが検出された事件で、京都府警は21日、不必要なインスリンを多量に投与したとして、殺人未遂容疑で同病院の看護師、木原美穂容疑者(24)=同区吉田下阿達町=を再逮捕した。府警によると、ほかの患者数人にも不必要な薬を投与したことをほのめかしているという。

 逮捕容疑は昨年11月14~16日、女性に多量のインスリンを投与し低血糖状態に陥らせ、殺害しようとしたとしている。女性はその後回復し、退院している。

 府警によると、木原容疑者は3日間に少なくとも2回、点滴からインスリンを投与したと認めており、「自分の勤務時間に患者の急変が多いことをからかわれたり、職場の人間関係に悩んでいた。なぜ投与したかうまく説明できない。申し訳ないことをした」と供述しているという。

 病院関係者によると、木原容疑者は長野県の看護大学を卒業後、同病院に就職し2年目だった。おとなしく無口で、上司に言われた仕事を淡々と完璧(かんぺき)にこなし、周囲からは「まじめ」「優秀」と評価されていたという。

 再逮捕を受けて同日、京大病院の一山智副病院長らが会見し「被害に遭った方々にわびたい」と謝罪。病院側の聞き取り調査で、現場から「昨年8月以降、木原容疑者の担当する患者の急変が多い」という声があったことを明らかにした。

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