『THE JOSHUA TREE』
U2
9.8 / 9.6
圧倒的なメロディの美しさと豊かなボーカリゼーション。
シンプルさと複雑さを併せ持ち、神性を帯びたサウンド。
鼻血が吹き出るほどの珠玉の大名盤。
ということで、最近、高校時代の私的名盤を聴きなおすのがブームです。
これまた久しぶりに聴いてみた大傑作。
ほんと素晴らしいよね、この頃のU2って。
最近じゃもっぱら政治活動家色の強いボノ様ですが、ボーカルとしてのその実力も折紙付き。
それを証明し、80年代において最も偉大なカリスマ性を示すと共に、現在の彼の地位を担保する作品となったのがコレ。
ちなみにプロデュースはブライアン・イーノ。
圧倒的にエモーショナルな歌声は、古今東西比類ない孤高の輝きと力強さを湛え、振れ幅の大きい美麗なメロディを紡いでいく。
ディレイやリバーブを多用した複数本のギターサウンドが生み出す美しい響きは本作を強く印象付けると共に、圧倒的な神秘性を醸し出している。
太く力強いベースラインと、トライバルなリズムも組み込んだドラムによるリズム隊がまたスゲー良い仕事してますね。
このメロディとサウンドの調和がまた絶妙すぎて鼻血出そうです。
冒頭三曲はU2を代表するような楽曲続き。
パイプオルガンの神聖な響きで幕を開け、ディレイのかかったギターサウンドがフェイドインしてくるM-1“Where the Streets Have No Name”。シンプルながら力強いベースやパーカッション風のドラムが加わり、至上のアンサンブルを生み出す名曲!!で、実はBUMP PF CHICKENの元ネタにもなってる、ってことに今気付いたり。
余裕のあるリズムと雄大な世界を広げるようなメロディが印象的なM-2“I Still Haven't Found What I'm Looking For”。
M-3“With or Without You”なんてもうとにかくタマラン!!!!神か!!
ちなみに、僕がU2を知ったきっかけもこの曲。何かのドラマの主題歌に使われてて。
その後も、重厚なベースを軸に不穏な圧力を感じさせるM-4“Bullet the Blue Sky”や、ブルージーなスライドギターから幕を開け、ゆったりと穏やかなラインが沁みるM-5“Running to Stand Still”、ブルースハープの響きと三拍子のリズムが心地良くポップなM-8“Trip Through Your Wires”などがあり。
M-7“In God's Country”では、構造自体は恐ろしくシンプルなのに、妙にかっこいいサウンドを響かせる!!
柔らかなストリングスや、パーカッションのような音色を奏でるミュートしたリズムギターが印象的なM-9“One Tree Hill”。
どこか鬼気迫るような逼迫感を感じさせるM-10“Exit”も圧巻。
音量絞り目ながら密度の濃いサウンドを響かせるM-11“Mothers of the Disappeared”。
と、徹頭徹尾、最高の楽曲が詰め込まれた奇跡のような一枚。
これリアルタイムで聴いてたら、U2に人生捧げてただろうな・・・、と改めて思いました。
U2
9.8 / 9.6
圧倒的なメロディの美しさと豊かなボーカリゼーション。
シンプルさと複雑さを併せ持ち、神性を帯びたサウンド。
鼻血が吹き出るほどの珠玉の大名盤。
ということで、最近、高校時代の私的名盤を聴きなおすのがブームです。
これまた久しぶりに聴いてみた大傑作。
ほんと素晴らしいよね、この頃のU2って。
最近じゃもっぱら政治活動家色の強いボノ様ですが、ボーカルとしてのその実力も折紙付き。
それを証明し、80年代において最も偉大なカリスマ性を示すと共に、現在の彼の地位を担保する作品となったのがコレ。
ちなみにプロデュースはブライアン・イーノ。
圧倒的にエモーショナルな歌声は、古今東西比類ない孤高の輝きと力強さを湛え、振れ幅の大きい美麗なメロディを紡いでいく。
ディレイやリバーブを多用した複数本のギターサウンドが生み出す美しい響きは本作を強く印象付けると共に、圧倒的な神秘性を醸し出している。
太く力強いベースラインと、トライバルなリズムも組み込んだドラムによるリズム隊がまたスゲー良い仕事してますね。
このメロディとサウンドの調和がまた絶妙すぎて鼻血出そうです。
冒頭三曲はU2を代表するような楽曲続き。
パイプオルガンの神聖な響きで幕を開け、ディレイのかかったギターサウンドがフェイドインしてくるM-1“Where the Streets Have No Name”。シンプルながら力強いベースやパーカッション風のドラムが加わり、至上のアンサンブルを生み出す名曲!!で、実はBUMP PF CHICKENの元ネタにもなってる、ってことに今気付いたり。
余裕のあるリズムと雄大な世界を広げるようなメロディが印象的なM-2“I Still Haven't Found What I'm Looking For”。
M-3“With or Without You”なんてもうとにかくタマラン!!!!神か!!
ちなみに、僕がU2を知ったきっかけもこの曲。何かのドラマの主題歌に使われてて。
その後も、重厚なベースを軸に不穏な圧力を感じさせるM-4“Bullet the Blue Sky”や、ブルージーなスライドギターから幕を開け、ゆったりと穏やかなラインが沁みるM-5“Running to Stand Still”、ブルースハープの響きと三拍子のリズムが心地良くポップなM-8“Trip Through Your Wires”などがあり。
M-7“In God's Country”では、構造自体は恐ろしくシンプルなのに、妙にかっこいいサウンドを響かせる!!
柔らかなストリングスや、パーカッションのような音色を奏でるミュートしたリズムギターが印象的なM-9“One Tree Hill”。
どこか鬼気迫るような逼迫感を感じさせるM-10“Exit”も圧巻。
音量絞り目ながら密度の濃いサウンドを響かせるM-11“Mothers of the Disappeared”。
と、徹頭徹尾、最高の楽曲が詰め込まれた奇跡のような一枚。
これリアルタイムで聴いてたら、U2に人生捧げてただろうな・・・、と改めて思いました。