ホールの営業形態について、イベントなどで疑問をもたれることも多いと思いますが、何故、そういう不可解な営業をするのでしょうか?

ホールには、毎月毎日予算と言うものがあります。ただ、予算という物は、現実にそくして作成するのなら、今後の展開によい影響を与えるのですが、実際には、利益予算が高いために、ホールの管理者は苦労しているのです。

例えば、月間3000万円の利益予算があったときに、地域の状況を見て2500万円が妥当な線だとしても、その500万円を削減して今後に備えようということができないホールが多いのです。 もちろん、そういうホールでも、リニューアルに伴って予算をゆるくすることもあるのですが、結局、先々の見通しが甘いため、目標の稼動、売上に至らない結果となり、粗利率UPでの粗利額の追求となることが多いのです。

更に悪いことに、こういうホールは、通常営業の調整では稼働UPができないため、過多な入替えによる売上UPをはかります。そうです。入替えをしても出さないわけです。入替えをすると、新規顧客が多少はきますから、その売上から抜ける利益を計算した上での予算になっているのです。

もちろん、こういうホールは入れ替えしても出ません。 本来、新機種の稼働も大事ですが、それよりも、新規顧客に自店の魅力を知っていただく機会です。
新鬼武者 再臨

ですから、新機種も旧機種も出していき、それだけでなく、サービスなども強化して常連客へと固定化したいと考えるのですが、今はそうでないホールが多すぎますね。単純に、入れ替え回数が多いことから見分けられますから、打ち手の方は、それで見ぬきましょう。

しかし、この問題は、オーナーの方の長期的な見解にも基づく適性予算への修正で解決するのですが、それができないというのは、人材不足なのでしょうね。