2006年12月02日
感覚を見る 2
昨日ある自治体から依頼があって
コーチングのセミナーをやってきました。
会場の広さは、学校教室のおよそ2倍、
参加者は80名です。
会場の設定について、事前に
「講師と参加者の距離を近くしたいので、
机は置かず、講師からみてイスを扇形に配置してください」
(コーチングのセミナーでよく使われる形式です)
とお願いしていたのですが
会場に入った瞬間、ちょっとびっくりしました。
主催者が
距離を近くするということを過剰に意識したのでしょう。
参加者が
まるで満員電車のようにギチギチに詰め込まれていたのです。
物理的距離は
コミュニケーションに大きな影響を与えます。
近すぎてもダメ。
遠すぎてもダメ。
近すぎれば
緊張や警戒で相手のメッセージに集中できません。
遠すぎればそもそも声が届かない。
(私は原則肉声でやるので)
それにしてもこの距離は近すぎる。
肩はまるで触れあわんばかり、
私との距離もわずか2メートルです。
微妙な緊張を顔に浮かべた80名が私を見つめています。
実はこの瞬間、
私は彼らの「感覚を見ている」わけです。
「感覚を見た」瞬間は、
コミュニケーションの意味を共有する大きなチャンスです。
このチャンスを逃すてはありません。
早速話しかけました。
「めいっぱい肩寄せ合ってもらってますが
これは私が『イスは扇形に、講師との距離は近くに』
とMさんにお願いしていたからです。ただこれはさすがに
ちょっと近すぎると思います。みなさんいかがですか?」
参加者が
そこここでうなずいています。
この瞬間、今度は参加者が、
自分の「感覚を見る」ことになります。
「ではみなさんの感じで、ほどよく距離をとって下さい」
参加者同士がおよそ30センチ、
私からの距離も3メートルほどに変わっていきます。
参加者の動きがとまり、
その表情が30%ほど弛緩する、その「感覚を確認して」
あらためて、物理的な距離がコミュニケーションに与える影響の話からセミナーをスタートしました。
距離の影響についての説明を聞き、
参加者は、今この瞬間に体験した感覚を
「再発見」していきます。
かれらもまた、
自分の「感覚を見た」ことになるわけです。
このようにして
最初に、「感覚を見る」体験をしてもらったことで
セミナーは感じよく進みました。
コミュニケーションの「感覚を見る」
という感覚が開いたので、私の説明やロールプレイを
ひとつひとつ、「感覚で見て」くれるんですね。
………ということで私の昨日の体験をここに書いてみました。
「感覚を見る」という感覚、
みなさんには見てもらえたでしょうか。
コーチングのセミナーをやってきました。
会場の広さは、学校教室のおよそ2倍、
参加者は80名です。
会場の設定について、事前に
「講師と参加者の距離を近くしたいので、
机は置かず、講師からみてイスを扇形に配置してください」
(コーチングのセミナーでよく使われる形式です)
とお願いしていたのですが
会場に入った瞬間、ちょっとびっくりしました。
主催者が
距離を近くするということを過剰に意識したのでしょう。
参加者が
まるで満員電車のようにギチギチに詰め込まれていたのです。
物理的距離は
コミュニケーションに大きな影響を与えます。
近すぎてもダメ。
遠すぎてもダメ。
近すぎれば
緊張や警戒で相手のメッセージに集中できません。
遠すぎればそもそも声が届かない。
(私は原則肉声でやるので)
それにしてもこの距離は近すぎる。
肩はまるで触れあわんばかり、
私との距離もわずか2メートルです。
微妙な緊張を顔に浮かべた80名が私を見つめています。
実はこの瞬間、
私は彼らの「感覚を見ている」わけです。
「感覚を見た」瞬間は、
コミュニケーションの意味を共有する大きなチャンスです。
このチャンスを逃すてはありません。
早速話しかけました。
「めいっぱい肩寄せ合ってもらってますが
これは私が『イスは扇形に、講師との距離は近くに』
とMさんにお願いしていたからです。ただこれはさすがに
ちょっと近すぎると思います。みなさんいかがですか?」
参加者が
そこここでうなずいています。
この瞬間、今度は参加者が、
自分の「感覚を見る」ことになります。
「ではみなさんの感じで、ほどよく距離をとって下さい」
参加者同士がおよそ30センチ、
私からの距離も3メートルほどに変わっていきます。
参加者の動きがとまり、
その表情が30%ほど弛緩する、その「感覚を確認して」
あらためて、物理的な距離がコミュニケーションに与える影響の話からセミナーをスタートしました。
距離の影響についての説明を聞き、
参加者は、今この瞬間に体験した感覚を
「再発見」していきます。
かれらもまた、
自分の「感覚を見た」ことになるわけです。
このようにして
最初に、「感覚を見る」体験をしてもらったことで
セミナーは感じよく進みました。
コミュニケーションの「感覚を見る」
という感覚が開いたので、私の説明やロールプレイを
ひとつひとつ、「感覚で見て」くれるんですね。
………ということで私の昨日の体験をここに書いてみました。
「感覚を見る」という感覚、
みなさんには見てもらえたでしょうか。

