前回、「旅日記」を更新した1月末日の
新月の日から、4ヶ月と13日の時が流れて、
今日の1:11PMが満月の瞬間

あれから 4回半、月がめぐり、
そして今、前回の「旅日記」の時と同じく、
九州にいる

2週間と2日前、新月直前の5月28日(水)に
東京を発ち、西日本ツアーが始まった


今は、佐賀の山の中の、友人の美人演奏家宅

さっきは、家のすぐ外でホタルを見ていた

坂の下の氏神さまに行き、拝殿のところに、
1つだけ光っている裸電球に照らされた、
友人の美女の履く草履 (ぞうり) を眺めていたら、突然、
今が、一体いつの時代なのか、わからなくなってきてしまった

今も、川のせせらぎが、ずっと聴こえてくる

彼女が、まきで炊いた、かまどのごはんが、
ただただ、とても美味しかった


16日前に、東京を出てから、いろんな方たちに、
たくさんたくさん、助けていただいて、こうして、
ずっと、旅が続いている

奇跡のような、綱渡りのような人生だけど、やっぱり、
こうして、旅とともに生きてゆける人生が好きだ

各地で、何人もの、現地の美女たちに助けていただきながら、
今まで以上に、それぞれの場所の聖地めぐりを続けている


昨日の朝、福岡県の北九州市にて、
地元の美人歌手夫妻に連れていっていただいた、
山の中のお寺でも、ずっと、小川のせせらぎが聞こえていた

お寺の敷地の中には、龍神様や、大黒天や、神道の神も祀られており、
そんなすべてが、その場所でのこれまでの時の流れと、澄み切った空気の中、
そこかしこに書かれている、宗祖の力強い言葉とともに、なんとも言えない、
落ちついたハーモニーを奏でていた

今年の2月、節分の直後に、そのお寺を訪れた時、
1年前に極寒の100日間の大荒行を終えたばかりの
若い僧侶から、彼の書いた文章を、たくさんいただき、
この4ヶ月間、何度も読み返していた

昨日は、4ヶ月の間に、その方が、
新しく書いた文章を、まとめていただいた

来月の房総半島ツアーの時には、
そのお寺の宗派の宗祖ゆかりの聖地を、
集中的に回ってみたいと思う


おとといは、やはり北九州市にて、昨日とは
別の宗派のお寺で演奏させていただいた

2月に初めて、そのお寺で演奏させていただいたことが、
直接のきっかけで、4ヶ月、たくさん、その宗派の宗祖に
ついての本を読み、また、今回の西日本ツアーでは、
京都にて、そのお寺の総本山も訪ね、予約の必要な、
国宝の部屋も、ゆっくり見せていただいた


1つ1つの出会いに対して、どこまでも、
誠実で、そして、敏感でありたいと思う

向こうからやってくる、1つ1つのものに対して、
心と頭と体が惹かれることについては、
いつも、オープン、かつ、時を逃すことなく、
積極的に関わってゆきたいと思う


実は、今回の西日本ツアーでは、
まるでドローン (持続低音) のように、
もう1つのテーマが、ずっと流れている

それは、空海 (弘法大師) をめぐる旅、
ということだ

そんなこんなについては、また、
いろいろと書いてみたいと思う


こうして、日々、旅を続けながら、生きている、
そのこと自体が、それすなわち「旅」なんだ、
ということを、改めて、心にかみしめている