2007年04月19日

おとなの方がよほど凶悪なのでは?

少年院送致の下限年齢をおおむね12歳とする少年法改正(私は与党案はもちろん、14歳とする民主党案でも改悪だと思いますが)案が衆議院を通過したそうです。
この法案は成立しても、多分、数年後には国連から改善勧告を食らって廃止されるだろうと私は思います。改善勧告に従わなければ、イラン並みの経済制裁を受けるかも知れません、日本人がどんなに嫌でも、子どもを守ろうという意識改革が進んでいる世界の中で、日本だけが子どものミスに厳罰で臨んで許されるわけがないのです。

警察の統計を見ていると、日本では、少年の凶悪犯罪は減っているし、犯罪率も減少傾向で、少年犯罪の罰則を厳しくする理由がありません。
小学校にボランティアに行って、最近の子どもたちの姿を直に見ていれば、きちんとしつけられているし、相互扶助の気持ちも持っているし、以前とは格段に良くなっています。
日本の大人たちが、勝手に最近の子どもたちは凶悪になったと思い込んでいるだけです。実は、選挙運動中に候補を射殺する大人がいたりして、凶悪化しているのも、凶悪化している大人に甘いのも、大人なのに。

ただ、いろいろな本を読むと、酒鬼薔薇事件でも、長崎の小学生殺人でも、事件を起こした子どもに、お金と人手間をかけて手厚い矯正教育を行っているようなので、少年院送致であっても、きちんとした矯正教育が行われていれば、国連からクレームがついても反論できるだろうと思います。

日本人の平均的意識としては、問題児童は少年院で重労働させるべきだ、と、思っているように感じますが、そう言う大人たちの方が、正しい子ども観を持てるまで、重労働させられてしかるべきだと、私は思いますね。
一つには、最近の子どもの傾向について、いろいろな制約があるのだとは思いますが、学校の先生がまるで意見表明をしてくれないことが、社会の子どもへの認識を誤らせて問題を難しくしている原因かも知れません。

千葉、大阪、香川、島根の4県では、自転車教習を受講した小中学生に「自転車運転免許証」を交付するモデル事業を進めているそうです(こちらを参照)。
子どもたちに対して自転車教習を警察が積極的に行うべきだとは思いますが、小中学生に免許証を交付することには、私は反対します。
自動車を運転していて、マナーの悪い自転車、自動車側が青なのに飛び出してきて目をつぶるような危険な自転車は、圧倒的に大人の方です。
子どもたちの自転車は自由、成人になる段階で、免許制にして違反切符を切る、というくらいにすべきです。

子どもたちに向かって大人が何を言おうと、弱い立場の子どもたちには反論できません。
議員の皆々様も、選挙権のない子どもたちの意見を聞こうなどとは、なかなかしてくれませんね。
日本人の歪んだ子ども観には、絶望です。

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paintbox77 at 11:20│Comments(0)TrackBack(0)子ども 

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