2017年11月09日

納品先、閉店…。

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週に一度ほど野菜を卸していた「こだわり食品」の店が今月半ばに閉店することになった。
卸すことはしたくなかったが、お得意様の仲介でどうしても断り切れなかった経緯がある。今年で12年目を迎えたこちらのお店、そのうち9年くらいのお付き合いだった。

健康食品をはじめ、味噌、醤油、油からパン、豆腐、納豆などの日用品までを揃えるがやはり高価、それでもこだわりの中高年主婦たちから人気を集めて頑張っていた。
しかし、ここ数年は中高年主婦らにもインターネット販売の波が押し寄せたという。店頭品はお試し品で気に入れば継続購入はインターネットというカタチになったのだ。こうなると個人店はバンザイでこれも時代か。
インターネット販売は確かに素晴らしい。スマホでポチッとやれば明日明後日にはウチまで届けてくれる。私もCDをはじめワイン、猫の処方食などをインターネットで購入してる、重いものなどは特に便利だ。この買い物はこれからもっと増えるのではないか。

しかし、インターネット販売には不向きなものがある、それは生鮮食品、特に野菜だ。
1個150円のキャベツに送料340円を払うのは、一杯500円のチャンポンを食べるのに駐車場代300円払うのよりもムツカシイ。かといってどんなに美味しいキャベツでも2個はいらないだろう。
私も移動販売はほぼ宅配だ。
スマホからではなく玄関先で新鮮な野菜を自分の目で選べるというのはやはりいい、自分のウチにも来て欲しいくらい…。
だから私の売(ばい)にはまだまだ将来性を感じているわけだ。

いつの時代も生鮮品だけは対面販売がいい。
スーパーでは魚部門が元気でいいが、チョッと突っ込んだ質問をすると答えられない店員が多い。肉は黙ってパック詰め、野菜は出すだけ
「質問は受け付けません」
というオーラを放っている。この辺りを改善すればスーパーの生鮮コーナーは賑惣菜コーナーよりも賑わうのではないか。料理する人も増えるだろう。
え?新鮮な野菜を売りながらもラーメン食べてる私に言われたくないって?
それ、ごもっともです。
医者の不養生。

さて、来週までの納品かと思いきや今回でおしまいとのこと。
夫婦喧嘩も見て見ぬふりをしたものだが、仲の良いこちらのご夫婦とも会う機会がなくなり寂しい限り。
11年間お疲れ様でした。
最後に記念撮影を(写真)。
自撮り棒って便利だなあ。

それではお元気で!


Posted by palm_ichiro at 23:05│Comments(0)