アメリカ オープンハウス
2017年05月08日
パームスプリングスHPのバナーでもお知らせしていますが、ミッドセンチュリーハウスのHPをリニューアルしました!
これまであちこちで書いていたアメリカのオープンハウスレポートも新たにページを作りまとめましたので、ぜひ見てみてくださいね。
さて、今回のブログはそんなオープンハウスレポートの第9弾。
モダニズム建築にはいくつか世界的に一般まで知れわたった名建築がありますが、こちらもそのひとつ。
ミース・ファン・デル・ローエが手掛けたファンズワース邸です。
アメリカのイリノイ州、プレイノ。フォックス川のたもとの緑豊かななかに佇んでいます。
現在は保全団体によって保護されていて、春から初冬にかけてツアー見学することができます。
買付けの合間に見学に訪れたのも秋が深まったころ。
シカゴから車で1時間半ほど。あたりがどんどん田舎の風景になるなかをぐんぐん走ります。
「こんな田舎町に、モダニズム建築があるの?」と車中で話したほど。
曇っていることもあり、この日はとても寒かった、、、
粉雪がチラチラまっていたところもあり、冬の訪れを感じる日でした。
そしてこの寒さが、後々ファンズワース邸の底力を強く感じさせてくれることになるのですが。
川沿いをしばらく走ると、フェンスに囲われたエリアが。
敷地入り口には簡素な横断幕。


入るとビジターセンターやギフトショップがあって、建物の解説や資料、施主である医師、Edith Farnsworthについてのパネルや映像展示が。
中で受付をして、ガイドさんや他のツアーメンバーとともにいよいよファンズワース邸へ。
ファンズワース邸があるのは、川岸の林の中。日本でも大きな河川の下流域では木が生い茂った幅の広い岸になっていますが、あの感じです。
紅葉した木々や葉をおとした木々の間を歩いて林(もはや森のようですが)を進みます。


途中はフォックス川の支流(?)もあったりして、ちょっとしたハイキングのよう。
新緑の季節も気持ちいいんだろうなー。
そして、見えてきた建物。
常緑の芝と落ち葉や赤・黄に紅葉した木々の色鮮やかな中に佇む、真っ白な建物。
骨組み以外がガラスになっているので、余計フレームの白いラインが際立っていました。
居住部分と、そこからひと続きになった屋根のあるテラス、一段下がったステージ状のデッキ部分の3構成。
鉄骨柱8本と2つの平行な平面。
鉄骨フレームがむき出しで、居住空間もおおきな一部屋を中央のボックスをつかってゆるやかにエリア分けした、みるからにシンプルな作り。
ですが、ミース・ファン・デル・ローエはこのプランを作るのに最終的に167枚もの図面を描いたそう。
彼が目指したのは、多くの人が思うこの家の印象「前衛的なアートとしての家」ではなく、豊かな自然の中で時に自然から独立し、時に自然と融和する、そんな生活ができる場所でした。
このオープンデッキはそんな思いが現れているのかもしれませんね。
さて、デッキやテラスも室内も、大理石タイルが敷き詰められています。外でのガイドを寒さをこらえて聞いたあと、室内へ移動、、と思ったら。
「靴は脱いでください」との指示が。
屋根付きテラスで靴を脱がされ、キンキンに冷えた大理石の上を歩くという拷問。
これでずっと見学するとか、無謀。
、、、と思ったら。
室内に入ると、そんなに寒くない!
足元は床暖で靴下越しに優しい暖かさ。空間も、ガラス張りで想像していた温度とは明らかにちがいます。
パームスプリングスの同時期のお家にも床暖は入っていますが、あの気候だからまかなえているんだろうと思ったら。
こんな寒い、しかもガラス張りのお家でも靴下をとおして温かさが伝わってくるなんて。
大理石だから遠赤外線的なじんわり中から温まるかんじもあるような。。
ちなみに後になってヒーティングシステムを調べたら、こんなふうにしっかりと配線されてました。
外側は線の間隔が狭くなっていて、ガラス付近の寒さをシャットアウトする工夫も。
ミース・ファン・デル・ローエ、恐るべし!です。
家具はもちろんミースデザインのもので揃えられ、インテリアはシンプルに。
ベッドはサイドテーブルがスライド式で一体になったものを作ったり、収納の扉も取っ手の金具や掘り込みなどをつけず、パネル扉を隙間をもたせて設置することで手掛けにしていたり。
随所にミースの哲学が見て取れました。
そしてこの居住空間をつくる中央のボックス。リビング側は暖炉と収納、その反対側はI型のキッチンになっています。


テラス側の短辺の中はバスルーム、その反対側は寝室エリアになっていて、ボックスの中には同様にバスルームが入っています。
当時はリビングとベッドエリアの間に、ディバイダーのようなシェルフ(本棚)があったそう。
箱の中央に配管や配線がまとめられているので、その外周にあたる居住エリアはすっきり!
カーテンもレールを綺麗におさめて目立たなくしています。
ガラスもほとんどがfixガラスで、その収まりも見事。


生活感が極力抑えられて、外の景色と溶け込むような空間になっていました。
なんといっても南側はすぐそこにフォックス川。
地面のレベルもほとんど変わらないので、デイベッドに寝そべれば川に浮いたようなそんな感覚で寛ぐことができそうでした。
部屋を出て建物の下をのぞくと、8本の柱のほか配管の太いパイプしかないのがよくわかります。
配線や配管もひとまとめにして、外観のおさまりまで考えてありました。
こういった細部まで目を配った設計が、名建築たる所以なのでしょうね。。
白いカーテンをぐるりとひけば、夜はふんわりと光る建物が浮かび上がってみえるのだろうな、、
きっとそんな姿までイメージしていたんだろうと思います。
名残惜しい気持ちもありつつ、建物をあとに。
写真などで見ていた名建築。
実際に見てみるとそのアウトラインのすばらしさはもちろんですが、細かな部分まで計算された美しさには脱帽でした。
やっぱり後世にのこるものはこういったところから違うんだな、と。
まさに、"God is in the details"。
ミースの哲学をひしひしと感じたファンズワース邸見学でした。
[おまけ]
さて、建物の下をのぞいた写真でもわかる通り、鉄骨フレームにはサビがかなり出ていました。
もちろん長年の風雨や経年によるものもあると思いますが、じつはファンズワース邸はある問題に直面しています。
それは、メインの眺望でもあるフォックス川の氾濫。
川岸に建っていることもあり、近年はとくに頻繁に浸水しているそう。
現在は、
.譽戰襪鬚気蕕望紊欧襦
移築(少しおくまった高いところ)、
ジャッキアップ機能(水力や機械)をとりつけて氾濫時は建物(デッキ除く)を持ち上げる、
の3案を検討しています。
建物が朽ちてしまっては元も子もないですもんね。
でも、フォックス川と共存するように佇むファンズワース邸が見られなくなるのも少し寂しい気がします。
なので、個人的には一番突拍子もないとも思えるのリフトアップ案が良いかな。
これまであちこちで書いていたアメリカのオープンハウスレポートも新たにページを作りまとめましたので、ぜひ見てみてくださいね。
さて、今回のブログはそんなオープンハウスレポートの第9弾。
モダニズム建築にはいくつか世界的に一般まで知れわたった名建築がありますが、こちらもそのひとつ。
ミース・ファン・デル・ローエが手掛けたファンズワース邸です。
アメリカのイリノイ州、プレイノ。フォックス川のたもとの緑豊かななかに佇んでいます。
現在は保全団体によって保護されていて、春から初冬にかけてツアー見学することができます。
買付けの合間に見学に訪れたのも秋が深まったころ。
シカゴから車で1時間半ほど。あたりがどんどん田舎の風景になるなかをぐんぐん走ります。
「こんな田舎町に、モダニズム建築があるの?」と車中で話したほど。
曇っていることもあり、この日はとても寒かった、、、
粉雪がチラチラまっていたところもあり、冬の訪れを感じる日でした。
そしてこの寒さが、後々ファンズワース邸の底力を強く感じさせてくれることになるのですが。
川沿いをしばらく走ると、フェンスに囲われたエリアが。
敷地入り口には簡素な横断幕。


入るとビジターセンターやギフトショップがあって、建物の解説や資料、施主である医師、Edith Farnsworthについてのパネルや映像展示が。
中で受付をして、ガイドさんや他のツアーメンバーとともにいよいよファンズワース邸へ。
ファンズワース邸があるのは、川岸の林の中。日本でも大きな河川の下流域では木が生い茂った幅の広い岸になっていますが、あの感じです。
紅葉した木々や葉をおとした木々の間を歩いて林(もはや森のようですが)を進みます。


途中はフォックス川の支流(?)もあったりして、ちょっとしたハイキングのよう。
新緑の季節も気持ちいいんだろうなー。
そして、見えてきた建物。
常緑の芝と落ち葉や赤・黄に紅葉した木々の色鮮やかな中に佇む、真っ白な建物。
骨組み以外がガラスになっているので、余計フレームの白いラインが際立っていました。
居住部分と、そこからひと続きになった屋根のあるテラス、一段下がったステージ状のデッキ部分の3構成。
鉄骨柱8本と2つの平行な平面。
鉄骨フレームがむき出しで、居住空間もおおきな一部屋を中央のボックスをつかってゆるやかにエリア分けした、みるからにシンプルな作り。
ですが、ミース・ファン・デル・ローエはこのプランを作るのに最終的に167枚もの図面を描いたそう。
彼が目指したのは、多くの人が思うこの家の印象「前衛的なアートとしての家」ではなく、豊かな自然の中で時に自然から独立し、時に自然と融和する、そんな生活ができる場所でした。
このオープンデッキはそんな思いが現れているのかもしれませんね。
さて、デッキやテラスも室内も、大理石タイルが敷き詰められています。外でのガイドを寒さをこらえて聞いたあと、室内へ移動、、と思ったら。
「靴は脱いでください」との指示が。
屋根付きテラスで靴を脱がされ、キンキンに冷えた大理石の上を歩くという拷問。
これでずっと見学するとか、無謀。
、、、と思ったら。
室内に入ると、そんなに寒くない!
足元は床暖で靴下越しに優しい暖かさ。空間も、ガラス張りで想像していた温度とは明らかにちがいます。
パームスプリングスの同時期のお家にも床暖は入っていますが、あの気候だからまかなえているんだろうと思ったら。
こんな寒い、しかもガラス張りのお家でも靴下をとおして温かさが伝わってくるなんて。
大理石だから遠赤外線的なじんわり中から温まるかんじもあるような。。
ちなみに後になってヒーティングシステムを調べたら、こんなふうにしっかりと配線されてました。
外側は線の間隔が狭くなっていて、ガラス付近の寒さをシャットアウトする工夫も。
ミース・ファン・デル・ローエ、恐るべし!です。
家具はもちろんミースデザインのもので揃えられ、インテリアはシンプルに。
ベッドはサイドテーブルがスライド式で一体になったものを作ったり、収納の扉も取っ手の金具や掘り込みなどをつけず、パネル扉を隙間をもたせて設置することで手掛けにしていたり。
随所にミースの哲学が見て取れました。
そしてこの居住空間をつくる中央のボックス。リビング側は暖炉と収納、その反対側はI型のキッチンになっています。


テラス側の短辺の中はバスルーム、その反対側は寝室エリアになっていて、ボックスの中には同様にバスルームが入っています。
当時はリビングとベッドエリアの間に、ディバイダーのようなシェルフ(本棚)があったそう。
箱の中央に配管や配線がまとめられているので、その外周にあたる居住エリアはすっきり!
カーテンもレールを綺麗におさめて目立たなくしています。
ガラスもほとんどがfixガラスで、その収まりも見事。


生活感が極力抑えられて、外の景色と溶け込むような空間になっていました。
なんといっても南側はすぐそこにフォックス川。
地面のレベルもほとんど変わらないので、デイベッドに寝そべれば川に浮いたようなそんな感覚で寛ぐことができそうでした。
部屋を出て建物の下をのぞくと、8本の柱のほか配管の太いパイプしかないのがよくわかります。
配線や配管もひとまとめにして、外観のおさまりまで考えてありました。
こういった細部まで目を配った設計が、名建築たる所以なのでしょうね。。
白いカーテンをぐるりとひけば、夜はふんわりと光る建物が浮かび上がってみえるのだろうな、、
きっとそんな姿までイメージしていたんだろうと思います。
名残惜しい気持ちもありつつ、建物をあとに。
写真などで見ていた名建築。
実際に見てみるとそのアウトラインのすばらしさはもちろんですが、細かな部分まで計算された美しさには脱帽でした。
やっぱり後世にのこるものはこういったところから違うんだな、と。
まさに、"God is in the details"。
ミースの哲学をひしひしと感じたファンズワース邸見学でした。
[おまけ]
さて、建物の下をのぞいた写真でもわかる通り、鉄骨フレームにはサビがかなり出ていました。
もちろん長年の風雨や経年によるものもあると思いますが、じつはファンズワース邸はある問題に直面しています。
それは、メインの眺望でもあるフォックス川の氾濫。
川岸に建っていることもあり、近年はとくに頻繁に浸水しているそう。
現在は、
.譽戰襪鬚気蕕望紊欧襦
移築(少しおくまった高いところ)、
ジャッキアップ機能(水力や機械)をとりつけて氾濫時は建物(デッキ除く)を持ち上げる、
の3案を検討しています。
建物が朽ちてしまっては元も子もないですもんね。
でも、フォックス川と共存するように佇むファンズワース邸が見られなくなるのも少し寂しい気がします。
なので、個人的には一番突拍子もないとも思えるのリフトアップ案が良いかな。
(16:02)
2016年06月05日
スタールハウス。
名前をきいて「あれね!」と思う人も多いでしょうし、これからご紹介する写真を見て「あぁ、見たことあるある!」という人もたくさんいるでしょう。
そんな世界的にも超・有名な家。
建築家はPierre Koenig。以前ブログにも登場したCSH#21を手掛けた人です。鉄とガラスを使った設計の先駆者ともいわれ、ケーススタディハウスプロジェクト以外でも多くの名作ハウスをのこしています。
抜群のロケーションの土地を手に入れたのはいいけれど、自分たちの要望も土地の難しさもクリアしたプランを出してくれる人が現れず2年ほど試行錯誤していたスタール夫妻。
そんな彼らの前に現れたのが、若きコーニッグでした。
彼は夫妻の心を射止めるプランを提案し、ケーススタディハウスプロジェクトにも組み込んで、、、
そうして13か月ほど後にできたのが、スタールハウスです。
前置きはほどほどにして、、、
では。
スタールハウスツアー、スタート!

曇りガラスのエントランスドアをあけると、、、、

いきなりこの有名すぎるアングル!

床とフラットに近いプールを囲んで、L字の作り。思いのほかコンパクトです。敷地面積は200坪ほど。


ここと、もう一部屋続きで部屋があって、子供二人で分けてつかっていたそう。
ベッドヘッドのところの壁のむこうにバスルームがあります。

ミラーの使い方も斬新!外の景色がうつり込んで、壁なのに抜け感や爽快さを感じられます。
入ることも見ることもできませんでしたが(現在も住んでいるため)、この右奥にマスターベッドルームがあり、家族水入らずでテレビをみたりリラックスして過ごすファミリーリビングの役割もあったとか。

廊下というものがないので、部屋を通って移動するか、プールサイドを通って移動します。

キッチン。
部屋の中の部屋みたいなコーニッグお気に入りのスタイル、キッチンブース。
天井は格子のメッシュになっていて、天井からのスポットがメッシュを通ってキッチン内をふんわり照らします。

外側はピンクベージュのレザーのようなものが張ってありますが、内側はオーク材で統一されたナチュラルな雰囲気。
もちろんキッチンからもロサンゼルスの街が一望できます。

東側もこの景色!手前がダイニングで、右側の暖炉をはさんで向こうがリビング。
ちなみに主寝室についたバスルームからもこの景色が見えるそうで、毎朝歯磨きしながら朝日に染まるこの景色がみれたら、、最高でしょうね。

有名すぎるリビング。ロサンゼルスの街が一望!
照明の配置も抜群に素敵。
左側にちらりと見える部分が土地の先端で、リビングから出ることができます。絶景とスリルの両方を独り占め。
家具などのインテリアは定期的に変えているようで、これまで誌面などで見ていたのとは違ったインテリアが楽しめました。

エントランス(内側)。スクリーンブロック使いはさすが。視線は遮り光と風は通す。


屋根を四角くくりぬいて、空と日差しを取り込んで。

名残惜しくてもう一度このアングルから。
すこし日が傾いてオレンジがかった姿をみることができました。
夜は町並みのキラキラとした光の上に浮いているような感じに見えるのでしょうか、、想像しただけでも素敵すぎる。


植栽もかっこよくて、最初から最後まで感嘆しっぱなしのオープンハウスツアーでした。
余談ですが、このもう少し下のところに背丈をはるかに超える巨大なストレリチア(たぶん)が生えていて、その凶暴そうな姿に衝撃をうけたのがツアーの締めくくりに。。

クリックして拡大してみてもらうとわかると思いますが、人の背丈も車高もかるく超える大きさ!
このサイズのがいくつも狂気をむき出しに生えていました、、

小さければこんなに可憐なのに。
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[パームスプリングスが良くわかる、ウェブサイト・FBはコチラ]
ウェブサイト http://www.palm-springs.jp
facebook https://www.facebook.com/palmsprings
[お問合せ・ご質問はコチラ]
ビンテージ家具&アメリカ家具 Palm Springs(パームスプリングス)
〒460-0011 名古屋市中区大須1-4-7
電 話 : 052-222-7111
メール:shop@palm-springs.jp
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名前をきいて「あれね!」と思う人も多いでしょうし、これからご紹介する写真を見て「あぁ、見たことあるある!」という人もたくさんいるでしょう。
そんな世界的にも超・有名な家。
建築家はPierre Koenig。以前ブログにも登場したCSH#21を手掛けた人です。鉄とガラスを使った設計の先駆者ともいわれ、ケーススタディハウスプロジェクト以外でも多くの名作ハウスをのこしています。
抜群のロケーションの土地を手に入れたのはいいけれど、自分たちの要望も土地の難しさもクリアしたプランを出してくれる人が現れず2年ほど試行錯誤していたスタール夫妻。
そんな彼らの前に現れたのが、若きコーニッグでした。
彼は夫妻の心を射止めるプランを提案し、ケーススタディハウスプロジェクトにも組み込んで、、、
そうして13か月ほど後にできたのが、スタールハウスです。
前置きはほどほどにして、、、
では。
スタールハウスツアー、スタート!

曇りガラスのエントランスドアをあけると、、、、

いきなりこの有名すぎるアングル!

床とフラットに近いプールを囲んで、L字の作り。思いのほかコンパクトです。敷地面積は200坪ほど。


ここと、もう一部屋続きで部屋があって、子供二人で分けてつかっていたそう。
ベッドヘッドのところの壁のむこうにバスルームがあります。

ミラーの使い方も斬新!外の景色がうつり込んで、壁なのに抜け感や爽快さを感じられます。
入ることも見ることもできませんでしたが(現在も住んでいるため)、この右奥にマスターベッドルームがあり、家族水入らずでテレビをみたりリラックスして過ごすファミリーリビングの役割もあったとか。

廊下というものがないので、部屋を通って移動するか、プールサイドを通って移動します。

キッチン。
部屋の中の部屋みたいなコーニッグお気に入りのスタイル、キッチンブース。
天井は格子のメッシュになっていて、天井からのスポットがメッシュを通ってキッチン内をふんわり照らします。

外側はピンクベージュのレザーのようなものが張ってありますが、内側はオーク材で統一されたナチュラルな雰囲気。
もちろんキッチンからもロサンゼルスの街が一望できます。

東側もこの景色!手前がダイニングで、右側の暖炉をはさんで向こうがリビング。
ちなみに主寝室についたバスルームからもこの景色が見えるそうで、毎朝歯磨きしながら朝日に染まるこの景色がみれたら、、最高でしょうね。

有名すぎるリビング。ロサンゼルスの街が一望!
照明の配置も抜群に素敵。
左側にちらりと見える部分が土地の先端で、リビングから出ることができます。絶景とスリルの両方を独り占め。
家具などのインテリアは定期的に変えているようで、これまで誌面などで見ていたのとは違ったインテリアが楽しめました。

エントランス(内側)。スクリーンブロック使いはさすが。視線は遮り光と風は通す。


屋根を四角くくりぬいて、空と日差しを取り込んで。

名残惜しくてもう一度このアングルから。
すこし日が傾いてオレンジがかった姿をみることができました。
夜は町並みのキラキラとした光の上に浮いているような感じに見えるのでしょうか、、想像しただけでも素敵すぎる。


植栽もかっこよくて、最初から最後まで感嘆しっぱなしのオープンハウスツアーでした。
余談ですが、このもう少し下のところに背丈をはるかに超える巨大なストレリチア(たぶん)が生えていて、その凶暴そうな姿に衝撃をうけたのがツアーの締めくくりに。。

クリックして拡大してみてもらうとわかると思いますが、人の背丈も車高もかるく超える大きさ!
このサイズのがいくつも狂気をむき出しに生えていました、、

小さければこんなに可憐なのに。
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(16:11)
2015年12月02日
つい先日、判佝任ら出た「カリフォルニアスタイルVol.4」ご覧になりました?
「ミッドセンチュリーに学ぶ カリフォルニアハウス」というタイトルで、
冒頭からPalmSprings(地名)の写真がガッツリ載っています。さらに、中盤あたりでMID-CENTURY HOUSEと題した「ケーススタディーハウス#22」の紹介、「アイクラーホーム」、、そしてさらにミッドセンチュリー期に建てられたカリフォルニアの建築家の家に続きます。
まるで、ここ数年のパームスプリングス(私たち)の軌跡の集大成のような雑誌で、私たち、古いものを扱いながらなかなかの先見の明があるのではないかと、少々おどろきました!!
という訳で、この波にあやかって2012年6月に行ったサンフランシスコのPALO ALTOにあるアイクラーホームのオープンハウスを紹介いたします!
外観がこちら。
軸組工法で作られた構造体の梁をわざと見せるのも特徴です。
梁は外へだけでなく、家の中もガラスで抜けています。要するに天井が家中繋がっているのがよくわかります。

バックヤード(庭)に向けて、開放的で外と中が曖昧(in-side out-side)になっています。
窓の位置も日本の普通とは違っていて、部屋にできる陰影がとても綺麗でした。
部屋の隅に配されたガラス越しで、向こう側の景色が見えたり。

バスルームはほぼ当時のままですね。
大して寒くないのに、カリフォルニアの家には暖炉がほぼ付いています。
キッチンには天窓からの光が降り注ぎます。
当時、安かったアイクラーホームも時とともに良さが見直され、今では販売当時の5-10倍の値(1億くらい)がつくヴィンテージハウスとなりました。高級なオープンハウスでは、ケータリングサービスが付いていて、ちゃっかりそれも頂いてきました。
ただ、、ペンキ塗りの雑さはアメリカン。このおおらかさが柔らかい雰囲気を醸し出すんですけどねー(笑)。
このオープンハウスを機にアイクラーホームが気になって気になって。
この間HPのリニューアルでトップページにMID CENTURY HOUSE(ミッドセンチュリーハウス)近日公開!とバナーを出したところ、という経緯になります。
アイクラーホームの特徴をふまえた家づくりをお考えの方がいらっしゃいましたら、是非ご相談ください‼︎ ヴィンテージ家具を活かすご提案を致します。
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「ミッドセンチュリーに学ぶ カリフォルニアハウス」というタイトルで、
冒頭からPalmSprings(地名)の写真がガッツリ載っています。さらに、中盤あたりでMID-CENTURY HOUSEと題した「ケーススタディーハウス#22」の紹介、「アイクラーホーム」、、そしてさらにミッドセンチュリー期に建てられたカリフォルニアの建築家の家に続きます。
まるで、ここ数年のパームスプリングス(私たち)の軌跡の集大成のような雑誌で、私たち、古いものを扱いながらなかなかの先見の明があるのではないかと、少々おどろきました!!
という訳で、この波にあやかって2012年6月に行ったサンフランシスコのPALO ALTOにあるアイクラーホームのオープンハウスを紹介いたします!











当時、安かったアイクラーホームも時とともに良さが見直され、今では販売当時の5-10倍の値(1億くらい)がつくヴィンテージハウスとなりました。高級なオープンハウスでは、ケータリングサービスが付いていて、ちゃっかりそれも頂いてきました。

このオープンハウスを機にアイクラーホームが気になって気になって。
この間HPのリニューアルでトップページにMID CENTURY HOUSE(ミッドセンチュリーハウス)近日公開!とバナーを出したところ、という経緯になります。
アイクラーホームの特徴をふまえた家づくりをお考えの方がいらっしゃいましたら、是非ご相談ください‼︎ ヴィンテージ家具を活かすご提案を致します。
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(16:40)
2015年11月29日
2年半ほど前に行ったパームスプリングスのACE HOTEL。前回は外観についてレポートしましたので、今回は泊まったお部屋の内部をご紹介したいと思います。
元は1950年ごろに建てられたモーテルで、ここ数年でリノベーションされ人気が高まっています。やり方や表現は違いますが「古いものを活かす」そんな考え方はリノベーションもヴィンテージ家具屋も同じ。しいて言えば、私たちは元の状態に近づける。なので、変化はさせませんが、、、同志ですよね。
話を戻して、、ACE HOTELのお部屋を紹介しましょう!
リノベーションらしく、今あるものに取ったり、付けたしたりして、とってもおしゃれ感が漂っていますね!
壁にすのこを貼って、隙間を利用して引っかけたり。
キリムのラグマットや窓のリネンが柔らかさを足し算。
座り心地が悪かったけど、革張りのスツールも見た目はおしゃれです。
洗面ミラーのランプは、半分覆われたはだか電球が、間接照明のようになっていました。
通常、モーテルは部屋のドア前にパーキングがあり、直接部屋に入れるようになっていますが、ここを上手くブロックで囲い、パティオスペースに。
ブロックは少し隙間をあけて風と光が通るように、積み方をデザインされています。(これはナイスアイデアですね)

パティオには、コンクリートの上にクッションを置いたコーナーソファーや、ガスで点くファイヤープレイスがあり、ここがとーってもくつろげるスペースになっていて、滞在型のホテルとして2-3泊したい(実際は1泊でした)と思う空間でした。
パームスプリングスは、1950年ごろから別荘地やリゾート地として開発された場所ですので、国立公園やロープーウェイもあったり、スパやらもあったりします。当時建てられた建築物をみて回ったり、観光ツアー以外の過ごし方をしたい方にオススメです!
おまけ。でっかいマリリンモンローも居ます!
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元は1950年ごろに建てられたモーテルで、ここ数年でリノベーションされ人気が高まっています。やり方や表現は違いますが「古いものを活かす」そんな考え方はリノベーションもヴィンテージ家具屋も同じ。しいて言えば、私たちは元の状態に近づける。なので、変化はさせませんが、、、同志ですよね。
話を戻して、、ACE HOTELのお部屋を紹介しましょう!









パームスプリングスは、1950年ごろから別荘地やリゾート地として開発された場所ですので、国立公園やロープーウェイもあったり、スパやらもあったりします。当時建てられた建築物をみて回ったり、観光ツアー以外の過ごし方をしたい方にオススメです!

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(12:06)
2015年11月03日
過去のブログ管理画面を見ていると、下書きのままに(ちなみにコレは2年半前)なっているものが数件あり、なぜその時下書きにしたかも、もう忘れてしまったので「思い立ったが吉日」今日アップします。
---ここから---
以前の買い付けの時に行った、日本でも話題の[ACE HOTEL]のレポートです。
ACE HOTELとは、、、ニューヨークをはじめ、シアトル、ポートランド、パームスプリングス(この2年半で世界7都市に増えたようです)にある、古くなったホテルを若者の現在の感覚でリノベーションして再生させたホテル。
私たちが行ったのは、パームスプリングスのエースホテル。ニューヨークやシアトルは都会ホテルなのでビルなのですが、ここパームスプリングスは50年代に建てられた規模の大きいモーテルを敷地ごとリノベーションしたのが特徴です。
それでは、敷地内をご案内。
エントランスには、雑誌等でよく紹介されているACEの文字が置かれた駐車場。すでにおしゃれ感が漂っています。
その塀の向こう側には、超素敵なプール。ここはほぼ当時(1950年ごろ)のままの状態です。
振り向くとこんなロケーション。もちろんこれもほぼ当時のままでしょうね。
プールの脇に設置されたシャワー。これはリノベーションによるもの。サイン関係も統一されたこんな看板が付いています。

建物の余白部分にはこんなビンテージのチェアが置いてあり、ゆったりと敷地内を散歩したりできます。
建物はなかなかのアイデアでリノベーションされていて、共用部分で暖炉を囲んだりもできます。

通常、モーテル(モーターホテル)は車を部屋の目の前に停めて、すぐ部屋に入れる造りになっているのが普通で、当時のエースホテルも同じような造りだったようですが、その駐車場部分をブロック塀で囲んで、プライベートパティオに。ちなみにこのシステムの為、駐車場からは歩いて入らなくちゃいけないのですが…
プライベートパティオ内とお部屋の中は、また(近々)ご紹介させて頂きます!
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---ここから---
以前の買い付けの時に行った、日本でも話題の[ACE HOTEL]のレポートです。
ACE HOTELとは、、、ニューヨークをはじめ、シアトル、ポートランド、パームスプリングス(この2年半で世界7都市に増えたようです)にある、古くなったホテルを若者の現在の感覚でリノベーションして再生させたホテル。
私たちが行ったのは、パームスプリングスのエースホテル。ニューヨークやシアトルは都会ホテルなのでビルなのですが、ここパームスプリングスは50年代に建てられた規模の大きいモーテルを敷地ごとリノベーションしたのが特徴です。
それでは、敷地内をご案内。
エントランスには、雑誌等でよく紹介されているACEの文字が置かれた駐車場。すでにおしゃれ感が漂っています。



プールの脇に設置されたシャワー。これはリノベーションによるもの。サイン関係も統一されたこんな看板が付いています。

建物の余白部分にはこんなビンテージのチェアが置いてあり、ゆったりと敷地内を散歩したりできます。

建物はなかなかのアイデアでリノベーションされていて、共用部分で暖炉を囲んだりもできます。

通常、モーテル(モーターホテル)は車を部屋の目の前に停めて、すぐ部屋に入れる造りになっているのが普通で、当時のエースホテルも同じような造りだったようですが、その駐車場部分をブロック塀で囲んで、プライベートパティオに。ちなみにこのシステムの為、駐車場からは歩いて入らなくちゃいけないのですが…

プライベートパティオ内とお部屋の中は、また(近々)ご紹介させて頂きます!
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(15:33)
2014年07月13日
これまで買い付けでディーラーさん宅にお邪魔したり、オープンハウスに行ったりしたブログも何度か紹介していますが、今日はケーススタディハウス#21をご紹介します。
ケーススタディ#8のブログはこちら。
現在の#21の所有者は一般公開はしておらず、外観だけでもと思い行ってみたのですが、、、なんとラッキーにも敷地に入ってもいいと許可が出て、拝見させていただけました。
山の手の閑静な住宅地にこじんまりと、それでいて真っ白な外壁が綺麗な鉄骨造の建物。カリフォルニアの平たいお家=広いという構図が頭にあったのですが、こちらは意外と小さかったのが第一印象です。


駐車場が一体化したL字の建物の周囲には水がはり巡らせてあり、真っ白な壁に水の揺らぎが映り込みます。また木漏れ日の映り込みも計算されているのではないかと思います。


おそらく、鉄骨造は規格化して量産できればとても安価に建てられることを目論んでのことだと思いますが、全てにおいてシンプルを通してしまうと、豊かさの感じられない建物ができてしまうので、一見、無駄に思える外周に水辺を作ることが、実はこれがシンプルであるからこそ必要な部分だと思いました。


部屋の仕切りはあまりなく、どの部屋も繋がっていて圧迫感がないような感じがしました。#8同様、断熱などはほとんど入っていないようですが、床下にセントラルヒーティングが設置されているようです。


傾斜地に経っているにもかかわらず、水辺を感じる仕掛けと白い建物が斬新で、潔さを感じる建物でした。
開口の大きさなどは、もちろんカリフォルニアの気候ならではの住宅だとは思います。ただ視覚や触覚的に気持ちよく過ごせる要素も、必要かと思います。これからのパームスプリングスの家づくりに活かしていきたい要素ですね。
いいね!
よろしくお願いします。
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現在の#21の所有者は一般公開はしておらず、外観だけでもと思い行ってみたのですが、、、なんとラッキーにも敷地に入ってもいいと許可が出て、拝見させていただけました。
山の手の閑静な住宅地にこじんまりと、それでいて真っ白な外壁が綺麗な鉄骨造の建物。カリフォルニアの平たいお家=広いという構図が頭にあったのですが、こちらは意外と小さかったのが第一印象です。


駐車場が一体化したL字の建物の周囲には水がはり巡らせてあり、真っ白な壁に水の揺らぎが映り込みます。また木漏れ日の映り込みも計算されているのではないかと思います。


おそらく、鉄骨造は規格化して量産できればとても安価に建てられることを目論んでのことだと思いますが、全てにおいてシンプルを通してしまうと、豊かさの感じられない建物ができてしまうので、一見、無駄に思える外周に水辺を作ることが、実はこれがシンプルであるからこそ必要な部分だと思いました。


部屋の仕切りはあまりなく、どの部屋も繋がっていて圧迫感がないような感じがしました。#8同様、断熱などはほとんど入っていないようですが、床下にセントラルヒーティングが設置されているようです。


傾斜地に経っているにもかかわらず、水辺を感じる仕掛けと白い建物が斬新で、潔さを感じる建物でした。
開口の大きさなどは、もちろんカリフォルニアの気候ならではの住宅だとは思います。ただ視覚や触覚的に気持ちよく過ごせる要素も、必要かと思います。これからのパームスプリングスの家づくりに活かしていきたい要素ですね。

よろしくお願いします。
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(20:03)
2013年01月23日
先月、買い付けの合い間に、、、
超有名な、イームズケーススタディーハウス#8へ行って来ました。
ケーススタディハウスは、数人のデザイナーが参加した1940-60年代の雑誌の企画だったそう。他にも25の実在する建物があります。#8はイームズ夫妻がデザインしたローコスト住宅です。
ケーススタディ=実例 その名の通りモデルハウスとして誕生したこの家には、晩年のイームズ夫妻も住んだそうです。建物ばかりが紹介されている文献を目にしますが、ハウスが建っているがロケーションは建てものに勝る素敵な場所でした。

庭の先端からはこんな南カリフォルニアのサンタモニカビーチを望める、海岸沿いの高台の中腹のロケーションで、

その反対側(山側)のエントランスから、黒い鉄骨の骨格にオレンジと白のパネルが植物の間から見えます。

建物は二棟あり、中庭を挟んで、住居(奥)とアトリエになっています。

建物の背面は山肌を垂直に削って、そこに沿って建てられているので、庭側からみると二階建てですが、背面側(少し上ります)からは平屋のようにも見えます。
造り自体はプレハブですので、骨組みにパネルやガラスを挟み内装を施すという、シンプルな構造。断熱などはほとんどないようですが、床の隅にはプレートがあり、セントラルヒーティングがおそらく床下に設置されているのではないかと思います。
高台のゆるやかな傾斜を利用した広い庭には、一面芝生が敷いてあり、誰の視線も気にすることのない広大な庭が広がっています。このグリーンと建物のコントラストもとても美しいものでした。

庭にも大きな木が所々にあって、建物を眺められる位置の大きな木にはブランコが掛けられていました。庭の先の案内板の向こう側にも、遊具が設置してありました。遊び心が豊かな夫妻が設けたのでしょうね。
ケーススタディーハウスは2006年に重要文化財として登録されたました。
建物の中は立ち入りも撮影も禁止で、これからも近代建築の宝として保存されるようです。
もともとアメリカはヨーロッパからの移民が作り上げた国。当然ヨーロッパライクな家やインテリアが大半を占める中、イームズハウスのようなアメリカらしい直線的で力強いデザインは、ミッドセンチュリー期に確立されました。
改めて、、パームスプリングスはその時代のモダンな家具を取り扱っています。
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ケーススタディハウスは、数人のデザイナーが参加した1940-60年代の雑誌の企画だったそう。他にも25の実在する建物があります。#8はイームズ夫妻がデザインしたローコスト住宅です。
ケーススタディ=実例 その名の通りモデルハウスとして誕生したこの家には、晩年のイームズ夫妻も住んだそうです。建物ばかりが紹介されている文献を目にしますが、ハウスが建っているがロケーションは建てものに勝る素敵な場所でした。

庭の先端からはこんな南カリフォルニアのサンタモニカビーチを望める、海岸沿いの高台の中腹のロケーションで、

その反対側(山側)のエントランスから、黒い鉄骨の骨格にオレンジと白のパネルが植物の間から見えます。

建物は二棟あり、中庭を挟んで、住居(奥)とアトリエになっています。

建物の背面は山肌を垂直に削って、そこに沿って建てられているので、庭側からみると二階建てですが、背面側(少し上ります)からは平屋のようにも見えます。



庭にも大きな木が所々にあって、建物を眺められる位置の大きな木にはブランコが掛けられていました。庭の先の案内板の向こう側にも、遊具が設置してありました。遊び心が豊かな夫妻が設けたのでしょうね。
ケーススタディーハウスは2006年に重要文化財として登録されたました。
建物の中は立ち入りも撮影も禁止で、これからも近代建築の宝として保存されるようです。
もともとアメリカはヨーロッパからの移民が作り上げた国。当然ヨーロッパライクな家やインテリアが大半を占める中、イームズハウスのようなアメリカらしい直線的で力強いデザインは、ミッドセンチュリー期に確立されました。
改めて、、パームスプリングスはその時代のモダンな家具を取り扱っています。
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(17:19)
2012年07月09日
前回のブログの続きで…
買い付け中の中休みで、アイクラーホームのコミュニティーで、ゆーっくりゆーっくり写真を撮りながら走っていると、声を掛けてくる人が。事情を説明すると、家の中を見ても良いよって、見ず知らずの日本人をお家に入れてくれました。
というわけで、今回はその人のお部屋のレポート!
その前に、買い付けた商品をいち早くご紹介するこちらの一覧から。
気になる商品がありましたらHOLDを承ります。
到着後、優先的にご紹介させていただきますので、お気軽にご連絡ください。
※買い付けた商品のリストは店頭でご覧いただけます!








さてさて、アイクラーホームに実際住んでいる方のお部屋訪問と行きましょう。

通り面から見た感じはこんな感じ。アイクラーホームの特徴的な中の様子がまったくわからないお家。

こちらのお宅は山の上に建っているので、リビング外は、傾斜になっていて、大木の幹と緑が楽しめます。
リビングの広さは、大体15畳-20畳くらい。

ここで!声を大にして言いたい、テレビの位置と大きさ。そしてソファの向き。
ソファはソファと向き合っています。つまり、人とお話をするのがリビングなのです。


こちらはキッチンとダイニングのスペース。リビングとはいびつに繋がっています。その向こう側には、デッキが設置してある中庭があります。

LDKと反対方向のベッドルームへの廊下。ここも非常に自然光で明るかったです。
この親切な方ですが、以前日本に月1くらいのペースで出張(エンジニアだそうです)に来ていたそう。とても親日な方でした!!
こんなサプライズな出会いも含めて、ビンテージ家具屋だからこそできるアメリカ買い付けの旅をみなさんにお伝えしていきたいな、と思っております。
買い付けブログはもう少し続きます。是非お付き合いくださいね。
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(17:21)
2012年07月06日
今回、買い付けの中休みとして、とある場所を見学してきました。
それは…
アイクラーホームの見学ぅ!!!
見れば見るほど、知れば知るほど魅力的なアイクラーホーム。実物を見てきましたので、レポート致します!
その前に、買い付けた商品をいち早くご紹介するこちらの一覧から。
気になる商品がありましたらHOLDを承ります。
到着後、優先的にご紹介させていただきますので、お気軽にご連絡ください。
※買い付けた商品のリストは店頭でご覧いただけます!






さて。ここでアイクラーホーム?という方に少し。
アイクラーとは人物の名前で彼の名前はジョセフ・アイクラー。フランクロイドライトの設計した家に住む機会があり、その住み心地に感動した彼は、庶民にもこの住み心地を提供したい、と45歳で一念発起して立ち上げた会社が、アイクラーホームというハウスメーカーなのです。
庶民というのは人種・所得に関係なく、皆が平等に暮らせる街を目指して作ったようです。アイクラーホームがある場所は、サンフランシスコ周辺やロス周辺がほとんど。数十から数百戸の小さなコミュニティーで成り立っていて、小学校や病院まで
そのコミュニティーの中に存在しています。高度成長期の日本で言う、○○ニュータウンのような作りです。
当時おそらく区画があって、○○番の区画に、○○タイプの家を建てるというような
システムで建てられたと思います。
そして、そして、特徴的な家々をご紹介しましょう。

私たちが今回行ったのは、山の手のアイクラーホームコミュニティー。傾斜を利用した素晴らしい景色を、家の中から望める、素敵なエリアでした。

基本的に平屋がほとんどで、屋根はフラット〜3/4勾配。外壁の色は地味で落ち着いたアースカラー。玄関扉のみ、比較的ビビットなシンプルな扉が付けられています。

屋根を支える梁と梁の間から、50cmほどガラス板がはめ込まれ、日中は天井からの間接照明がついているような作りになっています。

道路面からほとんど中を知りうることはできません。が、庭側はビックリするほど一面ガラスです。

玄関扉の向こうはパティオ。パティオ(中庭)に植えられた植物の影が映って陰影が綺麗です。

驚いたのは屋根上に配管があること。日本のように基礎を立ちあげないせいか、メンテナンスはしやすいですかね。

街並み自体は、カリフォルニアの普通の住宅街でした。
目立つ黄色い引越しトラックで、ゆーっくりゆーっくり写真を撮りながら走っていると、声を掛けてくる人が。事情を説明すると、家の中を見ても良いよって、見ず知らずの日本人をお家に入れてくれました。
というわけで、そのお部屋のレポートは次回に致しますね!
アイクラーホームにご興味のあるかたは、なにかアドバイス出来ることもあるかと思います。
ご相談くださいませ!!!
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それは…
アイクラーホームの見学ぅ!!!
見れば見るほど、知れば知るほど魅力的なアイクラーホーム。実物を見てきましたので、レポート致します!
その前に、買い付けた商品をいち早くご紹介するこちらの一覧から。
気になる商品がありましたらHOLDを承ります。
到着後、優先的にご紹介させていただきますので、お気軽にご連絡ください。
※買い付けた商品のリストは店頭でご覧いただけます!






さて。ここでアイクラーホーム?という方に少し。
アイクラーとは人物の名前で彼の名前はジョセフ・アイクラー。フランクロイドライトの設計した家に住む機会があり、その住み心地に感動した彼は、庶民にもこの住み心地を提供したい、と45歳で一念発起して立ち上げた会社が、アイクラーホームというハウスメーカーなのです。
庶民というのは人種・所得に関係なく、皆が平等に暮らせる街を目指して作ったようです。アイクラーホームがある場所は、サンフランシスコ周辺やロス周辺がほとんど。数十から数百戸の小さなコミュニティーで成り立っていて、小学校や病院まで
そのコミュニティーの中に存在しています。高度成長期の日本で言う、○○ニュータウンのような作りです。
当時おそらく区画があって、○○番の区画に、○○タイプの家を建てるというような
システムで建てられたと思います。
そして、そして、特徴的な家々をご紹介しましょう。

私たちが今回行ったのは、山の手のアイクラーホームコミュニティー。傾斜を利用した素晴らしい景色を、家の中から望める、素敵なエリアでした。

基本的に平屋がほとんどで、屋根はフラット〜3/4勾配。外壁の色は地味で落ち着いたアースカラー。玄関扉のみ、比較的ビビットなシンプルな扉が付けられています。

屋根を支える梁と梁の間から、50cmほどガラス板がはめ込まれ、日中は天井からの間接照明がついているような作りになっています。

道路面からほとんど中を知りうることはできません。が、庭側はビックリするほど一面ガラスです。

玄関扉の向こうはパティオ。パティオ(中庭)に植えられた植物の影が映って陰影が綺麗です。

驚いたのは屋根上に配管があること。日本のように基礎を立ちあげないせいか、メンテナンスはしやすいですかね。

街並み自体は、カリフォルニアの普通の住宅街でした。
目立つ黄色い引越しトラックで、ゆーっくりゆーっくり写真を撮りながら走っていると、声を掛けてくる人が。事情を説明すると、家の中を見ても良いよって、見ず知らずの日本人をお家に入れてくれました。
というわけで、そのお部屋のレポートは次回に致しますね!
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(17:44)
2012年07月01日
お客様のお宅へ配達に伺って、お部屋を拝見するのが趣味化している私ですが、もちろんその趣味は、アメリカに行った時も治まらず、チャンスがあればアメリカのお宅に潜入してやろう。と意気込んでいます!!
個人宅を訪問できることは、さすがにあまりないのですが、そのチャンスが今回の買い付けでは3回も訪れました!(ラッキー)
その前に、買い付けた商品をいち早くご紹介するこちらの一覧から。
気になる商品がありましたらHOLDを承ります。
到着後、優先的にご紹介させていただきますので、お気軽にご連絡ください。
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それでは、アメリカのお宅訪問と参ります!!!

カリフォルニアでは、フツーの外観のこちらのお家。この力が抜けたこの感じが良いですね。


玄関を開けたら、即リビング&ダイニング。最近はアメリカでも靴を脱ぐ人が増えたらしいですよ。


ビビットなオレンジのキッチン&ファミリーダイニング。
最近は壁に色を一部入れる人も増えたようで、白一色の壁とは、まったく印象が変わります。

アメリカの子供部屋って、みんなこんな配色のザ・キッズルーム。
各部屋はそんなに広くはなく、再現しようと思えば出来そうな感じでした。
間取りが気になる方は、ご連絡くださいね。ご相談承ります!!
買い付けブログはまだまだ続きますよ!
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(20:25)