このところ寒いし、暗くなるのは早いしで、DIY作業は滞りがちです。
そこで今月21日、気分転換に1泊2日で母と温泉旅行に行ってきました。

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行先は山梨県塩山の笛吹川温泉坐忘、予約はJTB、プランは「優雅」の
本館和室プランです。この旅館は、源泉かけ流し温泉と懐石料理、
三千坪の敷地にたった18室という贅沢空間が売りの人気宿です。

私は温泉の質にはこだわる方で、さらにはなるべく誰もいない湯にのんびり
浸かりたいというのがあるので(でも露天風呂付きの部屋は私には高過ぎて
無理ですが・・・)、この旅館を選びました。

当日は好天に恵まれました。交通は電車利用、特急かいじ号で13時53分
塩山駅に到着しました。送迎車に乗って約10分で旅館に到着です。
チェックインは14時~なので、もしかして一番乗りかも・・・

本館2階の客室「水晶」に通されました。和室10畳の部屋ですが、
十分広く感じます。大きな窓から下を見下ろすと、庭園のモミジや
池が見えました。

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女中さんから浴衣などについて一通り説明を受けたあと、枠に空きがあるので
料理をアップグレードしてくれるというお話しを頂きました(ドタキャンでも出たの
かな?)。喜んでその話に乗りましたよ。

それとこの旅館には、無料で参加できるアクティビティが3つ用意されています。
そのうちの一つ、笛吹川フルーツ公園の夜景観賞ツアー(21時~)への参加を
申し込みました。新日本三大夜景の一つに選ばれている夜景ですので、楽しみ
な企画です。

15時過ぎ、まずはひと風呂浴びに行きました。大浴場は同じ本館の1階を少々
歩いた先にあります。入浴時間は14~24時と5時半~11時で、男女入替制に
なっています。

まずは内風呂に・・・お湯の温度は38度くらいかな。少々ぬるめなので湯口に
陣取りました。誰もいないので気がねがいりません。
お湯ざわりは申し分なし。ほのかに硫黄の匂いがしますね。

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露天風呂は岩風呂で、内風呂よりもう少しぬるめです。奥の方に湯口があり、
そこが特等席ですね。ゆっくり15分ほど浸かりました。

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更衣室には、自由に使える手拭いとバスタオルが山積みされているので
便利です。また、麦茶や玄米茶などをCOLD、HOTで選択できるサーバー
が設置されているのもいいですね。

大浴場からの帰り道、庭園の元気な錦鯉たちをしばし観賞・・・

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時間はたっぷりあるので、本館の玄関を出て旅館の敷地内を散策してみました。

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駐車場からは富士山の頭が見えました。

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離れ形式の客室の間には、石畳の小路が縫うように走っています。

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奥の方には、古民家を移築改装した食事処「懐石まる喜」がひっそり佇んで
いました。重厚感がありますね。夕食・朝食ともここでとるそうで楽しみ・・・

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18時半、この懐石まる喜のカウンター席へ案内されました。目の前にはご主人
の姿があります。ここでの料理は一汁三菜を基本とした茶料理だそうです。

始めにご主人の挨拶があり、ご主人自らその場で調理した懐石料理が一品ずつ
提供されていきます。しかも、一品出るごとにご主人の説明付きという丁寧さ。
こんなの初めて・・・

JTB特典でグラスワインが1杯サービスされます。現存する日本最古のワイナリー
「まるき葡萄酒」が経営する旅館ですから、ワインの種類も豊富で、メニューから
ベリーAの赤ワインを選びました。

月ごとに料理の内容は変わるそうですが、今回出た料理のうち主なものだけ
ご紹介します。まずは、武川米のご飯と身延湯葉の汁、向付は天鮃紅葉造りです。

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煮もの椀です。百合根饅頭は淡泊で美味かったな・・・

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預鉢は鯛かぶらです。器も凝ってますね・・・
柔らかく総入れ歯の母にも優しい料理です。

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炭炉は甲州牛ヒレ肉の味噌幽庵焼です。炭火でちょっと炙って頂きました。
母には言わずとも細かく切ってくださる心遣いも・・・

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強肴は甲州百目柿と胡麻なます・小蕪の和え物です。元々は渋柿だそうですが
甘くなってます。季節感あふれる一品。

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八寸は五穀豊穣吹き寄せです。子持ち昆布やくわいのチップ、銀杏、むかご、
松の実などですね。稲穂の米はポップコーンになっていて食べられました。

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湯斗は焦がし湯(おこげ米入りの湯)です。ご飯はずわい蟹と栗の入った
ご飯でした。おかわりもできます。

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最後にご主人の立てた抹茶と水菓子で締めです。
時計をしてなかったので気付かなかったのですが、従業員に時間をきいたら
何と21時近い・・・夜景ツアーの出発時間が迫っているではありませんか!

部屋に戻る時間がなく、そのまま車に乗り込みました。
ご主人は「せわしなくて申し訳ありません」とおっしゃってました。
外はしんしんと冷え込んできたので、浴衣でなく来た時の服装で
食事に来ててよかったぁ・・・

夜景ツアーへの参加者は意外と少なく、うちを含めて3組でした。車で15分ほど
フルーツ公園までの坂道を上っていきました。車を降りてすぐの展望台からの
眺めです。

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冷え込んでるだけあって、夜景はきれいでしたよ。撮影はぶれないよう
カメラを固定して行いました。

その時です。夜景の上の低い空を大きな緑色の火の玉が降下してきて、
瞬間的に閃光を放って消えたのです。ものの2~3秒くらいの出来事で、
さすがに撮影はできませんでしたが・・・

流れ星にしては大き過ぎます。翌日のニュースにも出たほどの珍事で、
「火球」ではないかとのことです。詳しくは「火球 11月21日」で検索してみて
ください。毎晩来ている従業員の方も初めて見たと言ってましたので、見れて
ラッキーでした。旅館に戻り、もうひと風呂体を温めてから床に就きました。

明け方の5時過ぎ、といってもまだ暗いうちに目が覚めました。さすがにまだ
入浴する人はいないだろうと思い、三たび大浴場へ向かいました。

男女風呂が入れ替わり、今度の露天風呂の奥には洞窟風呂がありました。
まだ薄暗い中、白い湯気が立ち込め、幻想的な雰囲気です。

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洞窟の奥の湯口に一人佇み、しばし恍惚の時を過ごしました。
ふと思いました・・・離れに泊まった客は、主に部屋に備え付けの露天風呂に
入るだろうから、大浴場には滞在中一回くらいしか来ないだろうな・・・

すると、この立派な温泉設備はほんの少数の客のために動いているのか・・・
しかもかけ流しで。採算がとれるのだろうか?かといって大衆旅館みたいに
なってしまえばこの旅館の魅力が損なわれるだろうし・・・難しいな・・・
部屋に戻り、もう一回寝直しました。

フロントからの電話で、ハッと目が覚めました。寝過ごしたぁぁぁ!
もう8時半を回っています。慌てて懐石まる喜へ向かいました。

夕べと同じカウンター席へ。朝食にまでお品書きが添えられていたのは驚きです。
地産野菜のサラダや、地鶏の朴葉焼きなどなど。さらにこのあと、鱒の酒蒸しや
デザートまで出てきました。

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土鍋で炊いた武川米のご飯と、地産の麹みそを使ったみそ汁も美味かったです。
土鍋に入っていたご飯は、きれいにたいらげました。朝食にここまでこだわった
旅館は、ちょっと記憶にありません。

部屋に戻ると、ふとんはそのままでした。11時のチェックアウトまで、まだゆっくり
してくださいという心遣いでしょうね・・・洞窟風呂が名残り惜しかったので、
10時半頃最後のひと風呂浴びに行きました。またも一人のんびり・・・

11時送迎車で塩山駅へ。駅前の土産物屋で、山梨土産の定番くろ玉などを買い
ました。くろ玉は桔梗信玄餅並みに有名ですが、実は買うのは初めてです。

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11時44分発特急かいじ号で帰途に着きました。この日は天気が下り坂
だったので、1日ずれてたら旅行も台無しでしたね・・・

天気、料理、そして火球を見れたりと、幸運に恵まれた旅行でした。
人生もこんな風に幸運続きだといいんですけどね・・・

坐忘にはまた来ようかな・・・家から2時間足らずで行けるし、
何せ辛口の母でさえ、この旅館のことはほめてましたから。

笛吹川温泉坐忘の公式HPはこちら


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