ヘンリー3世のシガリロレビュー

海外通販はレートの関係で厳しい時期ですね

やっぱりカーボンは必要かもしれない

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 完璧にStefano Executiveからカーボンを取り外して使用してみましたが、直後に吸ってみるとブライヤーの独特なタンニンを含んだウディな味がします。
 昔の立ち枯れをした色の濃いブライヤーですと、たばこにブライヤー自体のフレーバーが添加された感じで美味しいのですが、近年の木目を生かすために長時間の処理をせずに、すぐに使われるイタリアのブライヤーですと渋い味がするような気がします。
 このStefanoも同じで、若い渋い味がします。ですが、二回目には打って変わってたばこ本来の味を楽しめるようになりました。
 う〜ん……やっぱりある程度はカーボンが必要なのかもしれないし、チャンバーの保護材というのもあった方が良いブライヤーもあるのかもと考えだしました。
 ネット上では頻繁に1960年代後半のダンヒルのオイルキュアが持て囃されたり、アシュトンや閉鎖してしまったファーンダウン等のオイルキュア処理されたパイプは、「ナッティで美味しい」等の評価を受けている模様ですが、これは元のブライヤーでは独特の風味がたばこに合わないということを意味しているのかもしれませんね。
 実際にどのようなキュアリングをしているのかを聞いてしまっているのですが、まぁ……「そりゃナッティな味がするよね(笑)」という感じです。詳しくは記載できませんが、サラダ油やラム酒等ではない事だけはハッキリと書いておきますね。

 個人的にはブライヤーの良し悪しでたばこの味が大きく変化することは無く、気に入った見た目からの先入観であったり、ハイグレーダーへの絶対的な自信や、全体的な作りが味の感じ方へ大きく作用していると思うのですが、この頃はブライヤーの質自体にもたばこが美味しかったりする効果があるのだろうと認識を改めている所です。

 では何故、私がブライヤーで味が変わることに懐疑的なのかというと、トム・エルタンやヨーン・ミッケであったり、シクステン・イヴァルソン等の伝説のパイプ作家達のパイプは美味しいと言われていても、ブライヤーの出所はスタンウェルであった訳で、みんな同じブライヤーを使用しているという覆らない事実があるからです。
 チャラタン好きの私ですが、日本ではチャラタンの悪口が結構目立っていて、ダンヒルの様なキュアリングをしていないからダメ! な〜んてのを頻繁に見ます。しかし、こういう批判的な方の多くがシンメトリーになっていないフリーハンドを酷評している場合が多いので、やはり影響されるのは見た目かなぁ……なんて思っていたんですよね。チャラタンでも作り方が全然違うパイプにはパイプ人生ワースト3に入る見た目だけのバカパイプもありますし、これを考えてもブライヤーの質よりも作り方の影響じゃないか? なんてね。

 ――ずっとブライヤーで味が変わることに批判的ではありましたけれど、今回の一件でブライヤーの質でもたばこの味に影響を及ぼすことは実感できましたので、パイプ歴が10年目でようやく周囲が言っていることが見えてきた気がします。
 考えてみれば、燃えはしなくてもブライヤー自体も火種と接していて加熱されるんだから、ブライヤーの香りが出るのって当然なんだよね……。

MERCURY M.I.G.Refine 桜材使用 柘製作所パイプ

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 また変なパイプを手に入れてしまいました。ネタには最高のパイプですが、未使用なので使う気になりません(笑)

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 見た目から桜材ということが分かりましたが、メーカーの記載がないので正体不明……とはなりません! いったい私が何千本の古いパイプを見てきたと思っているのだ! このパイプに正体を暴いてみろと徴発されている気にもなりますよ。

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 チャンバーは三角ドリルでガツンと開けられていて、テノンの金属フィルターとマウスピースの作り方から柘製作所の物だと断定できます。
 調べてみると、Esterbrookというブランドでブライヤーパイプを始めた柘製作所ですが、アメリカの文具メーカーと名前が被ったのでEsterdにブランド名を変更した経緯があるそうです。
 ブライヤーパイプを作る前にはGHQ統制下の日本ではブライヤーが輸入できなかった事から、柘製作所は桜材を使用してパイプを作っていたことが分かっていますので、このパイプは間違いなく柘製作所製ということになります。

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 正直な話をすると、Esterd等の時代はチャンバーがスプーンビットではなくて三角ドリルビットを使用している上に、リップの作りが雑でステムにはバフ掛けも行っていないのでヤスリ目が出まくっていて、色も黒くありません。適当に作った感じが満載の最底辺のパイプです。
 この"Mercury"はマーキュリー(メルカリじゃないよ)と発音しますが、なんでこの名前を付けたのか意味不明。しかも、"M.I.G.Refine"って何なの?

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 たまたまEsterbrookも手に入れましたので、以前の七福神のEsterdを含めて柘の古いパイプは全て揃えたって感じがします。柘製作所のパイプは全く好きになれないので毛嫌いしているのですが、何故か手元に柘パイプが集まってくる不思議……。しかも、アメリカやカナダからっていうのが面白い。
 ――っとまあ、使用しないけどパイプの歴史においては重要な位置付けには成りうるパイプだと思うので、使わないパイプをしまい込んでいる段ボールに投げ込んでおきます。
 他にもバカみたいなゴテゴテのパイプを知り合いが手に入れたので、今度ご紹介いたします。

チャンバー内のカーボンって削った方が良いのかしら?

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 このブログでは一番映り込んでいるパイプだと思います。
 これは”Stefano Santambrogio”というイタリアのハンドメイドパイプ。しかし、これは”Stefano Executive”というセカンドラインになります。
 925で巻いてある9mmフィルターのパイプですが、上級モデルと作りの差は全くと言っていいほどなく、このパイプにはパテで埋めた個所がブランドスタンプ周辺に3か所あります。使う分には問題ないですが、目立つ場所と言えば目立ちますね(笑)
 7年前に知り合いがパイプを欲しいというので、プレゼントしようとエステートの状態で、評判のいいオーストラリア人から購入しましたが、9mmフィルター用ですのでテノンが薄くて割れていました……。
 問題なく使えるんですよ。フィルターも装填するし、奥まではめ込むわけだし。ただし、プレゼントにはできないと思って泣く泣く自分用にしたという経緯があります。確か8000円くらいしたんじゃないかな? そこまで上級のパイプではありませんが、木目も良かったですし、チャンバーもノーダメージでしたので、写真写りだけは良かった(笑)

 はじめて9mmフィルターを装填して使ったパイプだと思います。フィルターは邪道だと思っていましたが、使ってみるととても快適で驚きましたよ!
「これは良いパイプを手に入れた」
 な〜んて考えて、3年間は毎日使い続けていて、チャンバーのカーボンもほったらかし。私は気にならないんですよね。ずぼらな性格ですので。

 ですが、最近になって新品のパイプを手にする機会も多くなって行ったので、このStefanoのカーボンが気になりだしたんですよ。トップだけ見るとカーボンは気になりませんが、底の方に向かって比較的穏やかだったテーパーが、ガッツリと角度が付いている事にようやく気が付きました。あまりテーパーがかかっているパイプは好みではないので、手元にある研いだばかりのハサミとコンパニオンのスプーンを回して綺麗に剥がしてみました。

 すると、こんなに大量のカーボンが!
 径が22mmで深さ45mmのそこそこのサイズのパイプではありますが、ここまで溜まっていたとは衝撃的でした。
 削っていて分かったのですが、キャパシティの4割ほどはカーボンに覆われてしまっていました。しかも、ブレンドを気にしないで適当に吸っているので、最初の方は削っているとバニラの香りがしたのに、後の方になると、明らかにCornell & Diehl Pirate Kakeのラタキアの臭いがしてきて面白かったです。ラタキアの臭いがしている部分のカーボンはチャンバーに引っ付いていて、更には硬化しているので剥がしにくかったので、葉によってもカーボンの付き方は違うのかしら? と思いました。
 使い方が良かったのか、チャンバー自体には焦げやクラックが全く存在していなかったですので、一安心です。今から綺麗にしたStefanoを使ってみたいと思います。

 詰めるのは当然、G.L.Peace Haddo's Delightで!
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