ヘンリー3世のシガリロレビュー

仕事が忙しくてセルフ禁煙中

2012年04月

 突発的にCigarplaceにてオーダー!

Isla Del Sol Churchill $2.60
La Vieja Habana Corojo Gordito Rico $3.67
5 Vegas Miami M5 $5.11
Perdomo Fresco Robusto Maduro $2.20
5 Vegas Series A Apostle $4.60
5 Vegas Gold Toro $3.50
5 Vegas Classic Robusto $3.00
CAO Lx2 BAM $3.75
Camacho Naked Bundle Double Corona $1.95
Modesta 6 3/4x43 $3.50
Quorum Robusto $1.50
Quorum Shade Robusto $1.50
Nica Libre Exclusivo $3.35
Omar Ortez Originals Belicoso $3.20
El Mejor Espresso Robusto $2.35
Gurkha Ninja Churchill $4.20
Honduran Corojo Bench Packed Lonsdale $1.35
Honduran Maduro Bench Packed Emperor $1.98
La Flor Dominicana Seconds Toro (6 x 47) Cameroon $3.25
Nick's Stick Toro Maduro $3.30
Principes Churchill Claro $2.54
Principes Churchill Maduro $2.54

Subtotal:$64.94
Shipping (+ handling):$17.74
Tax:$0.00
Total:$82.68

 とりあえずばら買いできる5Vegasの銘柄を4つ欲しかったので残りは適当に。ラ・オーロラ工場のプリンシペは日本ではバンドルだが、向こうではちゃんと箱入りでそれなりの値段がするというのが分かったのでとりあえず購入。あとは強烈と噂のLX2とクオラムの2種類。
 それと大本命はグルカのニンジャでしょうな! ニンジャとかアサシンとか名前の付け方おかしいのがグルカの特徴。日本人ならニンジャを買うべき!
 あとはナマクビとサトリというのが日本を意識して作られたっぽいシガーがあるんだけど、両方ともに$8以上するのでパス。

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 1989年にホンジュラスへ拠点を本格移動してからRolando Reyes Sr.では一日に75000本という生産数を誇るまでになる。今回のマイアミは一日に300本という極少数の生産のみで、ビトラも3つしかない。
 実は、この銘柄のブレンドに関してはサイト毎でバラバラであり、どれが本当か分からないのだが、販売店側を信じてみようと思う。ちなみに、ホンジュラスで生産していると表記しているショップではラッパーとバインダーをエクアドル産としてあり、マイアミ生産と表記しているショップではハバノラッパーにドミニカバインダー、ドミニカとニカラグアのブレンドフィラーとある。シガーバンドには「MADE IN MIAMI FLORIDA」とあるのでマイアミ生産の物ではることは確か。吸ってみての印象だが、ドミニカとニカラグアのブレンドで間違いが無いと思う。ちなみにさとっしさんは「Aliados - Robusto Deluxe Corojo maduro(マイアミ)」と教えてくれたのだが、ショップ側のミスで「Cuba Aliados Miami Limited - Rothschild Viejo」が正しいと思う……。「Cuba Aliados - Robusto Deluxe Corojo Madudo」というのはダンリで生産されているラインのようで、マイアミとは関係ないようなので……。

Origin, Miami, Florida, USA
Wrapper: Nicaraguan Habano Maduro
Binder: Dominican Republic
Filler: Dominican Republic/Nicaragua
Size: 5×50
Strength: Medium

 シダー片に巻かれていて、Puros Indios Limited Edition Miamiと似ている。ピューロス・インディオスはセロファンテープで留めてあったが、こちらはそれはなし。テープで留めたら臭いが移る気がするんだよね……。ラッパーはマデュロという割にはやや色が薄く、細かい葉脈が目立つがキャップの精度はペピン並みにお見事だ。非常に美味しそうな外見。

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1)
ドローは極上。いきなりハーブの味わいが強烈にした辺りはCuba Aliadosって思う。その後、ココアの甘味とコーヒーの苦み、シダーさがバランスよく表れる。ペッパーの味わいがあるとされていたが、ショップによる熟成の効果なのかスパイスはほとんど感じられない。灰がやや弱いか。


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2)
ハーブはやや収まり、ココアの甘さが前面に顔を出してくる。シダーの味わいと徐々に表れるスパイスが素晴らしく、ボディはマイルドで上品な味わいでハバノのH.Upmanに似ている。キューバ産かと思って一瞬驚いたほどだ。さすが生産数が限られているのは伊達ではないな。燃え方が不均一で、フィラーが先に燃えてしまうという辺りまでハバノを踏襲している気がして笑ってしまう。

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3)
ハーブとココアの味わいが再び逆転する。ナッツの渋皮の味わいも加わり、徐々に甘みが減っていき、アーシーになる。少しずつ無機質な感じにもなっていくが、ここからは典型的なドミニカ産の印象でパラ・ジャポンに似ている。

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4)
バンドを外そうとしたときに気が付いたのだが、ダブルバンドだった。ハーブとナッツの渋皮に強めのスパイス、そしてアーシー。結構この辺りで無機質になるが、エグ味とかは感じられない。

喫煙時間80分

オススメ度★★★★☆

 MSRPでは結構な値段がするので値段相応の味わいを楽しめる。特に中盤までのHabanos S.A.のH.Upmanを髣髴とさせる上品な味わいは絶品なので、それを味わうと終盤がイマイチに感じてしまうが文句なく美味い。ハーブが嫌いな私でも苦痛を感じることなく楽しめるのはさすが21歳で600万本というシガーを生産していた人物の流れを汲むシガーだと感じた。ただRolyはいただけねえな……(笑)
 強めの味わいのスタンダードラインと、上品で古典的なブレンドのマイアミはどちらも常備しておきたい。
 なんだかRolando Reyes Sr.に興味が湧いてきた。

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 Gmailのトラブルで大事なメールを見落としていたという大事件発生……。

 今回のシガーもさとshyさんとのトレード品。それにしても相互リンクの設定の仕方が分からねえ……。

○Cuba Aliadosはピューロス・インディオス(Puros Indios)やローリー(Roly)などの人気ブランドを持つRolando Reyes Sr.が製造している葉巻。Cuba Aliadosはドミニカとニカラグアのブレンドフィラーに、ニカラグア産葉をバインダーに使用、そしてニカラグア産葉をラッパーに使用している。
 Don Rolando Reyes, Sr.はキューバに起源を持つ良く知られた葉巻メーカーで、現在はホンジュラスのDanliにて製造をしている。Don Rolandoはマスターブレンダ―でありクリエイターであり、ピューロス・インディオスなどの有名ブランドを作り上げた。Don Rolandoは異常なまでに仕事熱心な人物であったそうで、皆が帰宅した後も一人で働いていたとのこと。
 Don Rolandoは1924年に現在のジラ・クララ県の7男7女という大兄弟の一人として生まれた。彼の父はトラック運送業を営んでいたが、他の兄弟と違ってたばこ屋をしたかった。9歳の時、スルエタ(Zulueta)にあるTabacalera Pequenaでシルビオ・サンタナ(Silvio Santana)の弟子となる。朝の8時から昼間でが学校で、夜の9時から働いた。2年後には近くのレメディオス(Remedios)にあったAquilar工場で働く。
 1938年、Don Rolandoが14歳の時、ピナール・デル・リオ州(Pinar del Rio Province)のGuanajayにあるJose L.Piedra Cigar工場で働いていたが、後にハバナでH.Upman工場に移転する。H.Upmanを後にし、ホセ・ヘネル(Jose Gener)、パルタガス、ロメオ・イ・フリエッタを所有するBatet Cigar Co.で働く。Parejo(ストレートサイド)葉巻を学び、ホセ・ヘネル工場ではピラミッドなどよりも複雑なフィギュラドを学んだ。また、型の無い葉巻を巻く技術なども学び、米国市場へ複雑なディアデーマ(ラージ・フィギュラド)を供給した第一号となった。
 1945年、21歳になってようやくDon Rolandoはラスヴィラス州のプラセタス(Placentas, Las Villas province)に移動し、ロス・アリアドス(Los Aliados)工場を設立する。その後ハバナへ移転して暫くの間は正常に工場は稼働し成功していたものの、1968年にフィデル・カストロ(Fidel Castro)はDon Rolandoの工場であるロス・アリアドス工場と私物の全てを押収してしまう。押収される時点ではキューバ国内に600万本というハンドメイドシガーを供給していたが新政府はエル・レイ・デル・ムンド・シガー工場(El Rey del Mundo cigar factory)で働くように指示したが、Don Rolandoはそれを拒否したため、水田に送られるという屈辱を味わい米国へ移住することとなった。
 1971年にDon Rolando Reyes, Sr.はフロリダ州のマイアミに到着し、米国へ移住することができた。その後、弟から500ドルの融資を受けて、ニュージャージー州のジャージーシティに家族を集めて、小さな葉巻店をオープンさせた。日中は衣類工場で働き資金を稼ぎ、夜は店頭に出す葉巻を家族と共に巻いていた。ジャージーシティは小さいという事に気が付き、1973年にはユニオンシティに工場を作り、そこに家族と葉巻生産の全てを移動させ、葉巻のブランド名を「Cuba Aliados」に変更する。現在でもユニオンシティにオフィスを構えている。
 キューバ・アリアドスは米国内の代理店であるサンタ・クララに拾われた。このサンタ・クララはJR Ciagarsという米国小売最大店を展開する会社でもある。1978年にシガーブームで増大した需要を間に合わせるために、Don Rolandoはドミニカ共和国でキューバ・アリアドスの生産を開始、結果として品質が劣化して評判を落としてしまう。Don Rolandoはドミニカでの生産を閉じ、1984年にフロリダ州のマイアミに新工場と小売店を設立し、全ての生産がホンジュラスのダンリ(Danli)に移るまで、ユニオンシティとマイアミの両工場で継続していた。現在は全てホンジュラス産となっているが、古い愛好家はユニオンシティ時代の物しか認めないという者も数多くいる。

Origin: Danli,Honduras
Wrapper: Nicaragua
Binder: Nicaragua
Filler: Nicaragua/Dominican Republic
Size: 5×50
Strength: Medium-Full

 葉脈は太いのが目立つものの、均等な色合いで高級感漂うシガーで、シガーバンドはモンテクリストに似た色合い。ちょいと地雷シガーとの格の違いを見せつけられる。Pre-aromaはナッティでミルク入りコーヒーの芳香があり、期待ができる。

1)
ドローは固め。シッカリと大量に詰め込まれたという印象。いきなり強烈なハーブの酸味が襲い、げんなりするが、これはツンデレ。ココアの甘味が加わり、ハーブさとココアの味わいが50:50でスパイスはほとんど感じない。また、アーシーな感じはドミニカっぽさを感じる。

2)
スパイスが強くなり、ハーブとココアの甘味が強くなる。燃え方がやや不安定ではあるが、問題なく吸える。

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3)
更にスパイスが強くなり、ベースの味わいは変化なし。ただ、オイリーな味わいとなりこの辺りが一番おいしいと感じる。ハーブよりはココアの味の方が強まる。
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4)
終盤になっても嫌な味はしない。甘味が減り、オイリーになってボディはフル。またしても強烈なシガーに当たってしまった感があるが、毎日ニコチンで酔って体は持つのだろうか……と心配になる。ハーブとアーシーなブレンドコーヒーの味わいで、やや味が落ちるが十分な味だ。

喫煙時間90分

オススメ度★★★★☆

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 ハーブや枯草の味わいが苦手じゃない人には満点の評価じゃないだろうか。ホンジュラスのココアのオイリーな甘みとバランスを整えるドミニカのアーシーさが上手くかみ合っているブレンドとなっていて、パラ・ジャポンにも似ている。
 シガーブームで劣化品を供給し続けバッシングを受けたという経緯を持つシガーであるが、ブームが過ぎた今は安定した品質で供給できるようになったのかもしれない。ドン・トーマスも見習ってほしいところだけど……。
 もう一銘柄でシダー片に巻かれたマイアミが旨そうなので明日にでも吸ってみようかな? L.LynnではサンドウィッチのFumasが若干セール品で残っているようなのでそっちも突撃してみようか考え中。
 元、キューバの有名メーカーの底力というものを感じることができた一本だった。
 そうそう、レビューしてないけどシダー片に巻かれたピューロス・インディオスもなかなか美味しかったですよ。

 それにしてもギルティークラウンや夏目友人帳とかアニプレックスが大元になっている作品ってレベル高けえなぁ……。ハイスクールD×Dとか露出多すぎで引くわ……。

 最大で50Mbpsという話だが、それはあくまで理論値であり、実際はそんなには出ないのは了承しているが、0.4Mbpsの時や20Mbpsが出る時と差が激しすぎてうんざりだ。
 イーモバイルの最大7.2Mbpsというのは常時1Mbps〜2Mbpsであり、制限掛けられる21時〜2時は0.3Mbps程度にされるが、日中と朝方は最大で7Mbpsという理論値に近い値が出ていたこともあり文句は無かった。
 WiMaxは何故か電波が良く届くはずの朝方に0.4Mbpsとか低速が続いたり、こみ始める夕方に15Mbpsという高速になったりと差がありすぎてうんざり。
 フリーソフトをダウンロードしようにも低速で30分とかざらだ。なので一々、速度チェックして3Mbpsくらい出ているかを確認しないと使い物にならない。
 今までに最速は21Mbpsというのがあったが、平均すると4Mbps程度。そして低速の時は0.3〜0.4Mbpsで安定しているということを考えればWiMax側の予告なしの規制としか考えられない。
 誰も50Mbpsなんて期待していないんだから、せめて常時5Mbps程度出してくれるようにして欲しいなぁ……。

 ……とまあ愚痴でした。

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 大事なことがある日は深夜に起きていいシガーを吸ってから、風呂に入るのが私の中でのお約束。ということで、強烈なのを吸おうということでカマチョを。以前もレビューしたことあるけど、シェイプが独特。


カマチョ・ディプロマはChristian Erioaが「Authentic Corojo(本物のコロホ)」と呼ばれる葉を使用して作っている。100%ホンジュラスで育った葉で作られている。5段階の間引きにより最後に残され、栄養を一身に受けた最良の葉を示す「Quint Corte」という言葉がシガーバンドに「印刷されている。


Brand: Camacho Diploma
Country: Danli, Honduras
Blender: Christian Eiroa
Wrapper: Authentic Corojo
Binder: Authentic Corojo
Filler: Authentic Corojo
Size: 6×46
Strength: Full

 ハバノスのクアバ以上に変則的なパーフェクトシェイプとなっていて、巻はかなり技術力が高い。持った感じがフィラーが少ない気がするのがやや不安な点。Pre-aromaは酸味の効いたチョコレートで、明らかに強そうである。

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1)
ドローは軽い。さすがカマチョとでも言おうか、強烈なスパイス。ハバナ葉を連想させる品のある木質の口触りがあり、この辺りは値段相応ということだろう。強いチョコレート、レザーの味わいからスタートし、暫くするとフルーティーな酸味も感じられるようになる。ボディは最少径の辺りで既に超強烈。芳香はフルーティーな酸味を伴ったチョコレート。

2)
喉にプレッシャーを与える強烈なスパイスは持続し、木質にチョコレートとレザーの味わいが一つ一つが強調し合い楽しい。バンドで言うとベースもギターも目立ちすぎるCreamみたいだ。径が徐々に太くなるので煙量がかなり豊富になってきてボディもそれに合わせて強烈になってくる。燃え方にやや問題があって、ラッパーが上手く燃えてくれない。これはフィラーがややスカスカしているのが原因のようだが、これ以上詰めるとシェイプの特性から吸えなくなると思われる。

3)
スパイスは径が太くなったからか落ち着きだす。フルーティーさが強まり、そこにオイリーな甘さを持ったチョコレートの甘味が素晴らしい。ますますボディが強くなる。ややコーヒー、レザーの苦みがあり、それが全体のバランスを整えている。

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4)
フルーティーな酸味が主体で、強いレザーの苦み。甘味は落ち着くが、苦いだけや酸味があるだけではないので非常にレベルが高い。ただ、やはり燃え方に少し難があるが吸えないよりマシ。ボディが強くて2日連続でノックダウン。

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喫煙時間100分

オススメ度★★★★★

 シンプルなのとマデュロの2種類で展開されていて、サンプラーは両方入っていたので比較すると、マデュロ版の方が明らかに美味い。ナチュラルのもいいのだけど、ボディーの強さに対して淡泊な味だったのでやや物足りなさが残るのだ。それと、カマチョは表現し辛い独特な味わいがあるので、ナチュラル版はそれが目立ち過ぎで、マデュロ版はオイリーで濃い味わいと上手く調和している印象を受ける。
 燃え方の問題は個体差だと思うが、ドローがやや軽いのは共通している。それとこのシェイプは序盤と終盤の味の変化が楽しめて楽しい。味わいもハバナ葉のいいところとホンジュラスのチョコレート、コーヒーの特徴ある旨味をいいとこどりしている感じがする。後は値段か……。希望価格はあくまでメーカー側の希望ではあるが、それでも$7~$8程度するという事を考えるとそれなりの価格のハバノスブランドのシガーを購入できるという点がなんだかなぁ……。値段を抜きにしたらCasa MagunaやOlive Serie Vよりもこっちの方をオススメするんだけどね。
 値段もボディも強気なので週末の一本、GWなどの長期連休中に楽しむ一本という位置付けで考えよう。

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