2023年12月19日

亀井 晨佑(しんすけ)という生き方

――コンディションはいかがですか。
亀井「そうですね、結構体重も落ちてきてるんで、いい感じです」

――あまり調整に苦しむっていうイメージはないですけど……
亀井「きついですけど。プロっていうのは、ちゃんと落とすと決まってるんで、頑張っています」

――前回(今年9月、新居すぐるとのフェザー級第10代王者決定戦)は残念な結果となりましたが、それを踏まえて、今どんな心境ですか。

亀井「前回はもう前回で、もうしょうがないって切り替えています。まあ、引きずっていてもしょうがないんで。もう切り替えて(今度の試合は)全く別物、もう1回イチからやるしかない。勝ってまた次に繋げていくっていうイメージでいますね」

――ちなみに、落ち込んだ時とか試合に負けてしまった時って、どうやって回復してますか。
亀井「この間の場合はちょっと本当に結構悩んで、負けて終わった夜、ジムに来て館長(塩田歩・パラエストラ八王子代表)と少し話したんです。今までそういうことってなかったんですけど。うん。
前回は本当に落ち込みました。でも、格闘技が好きだったらそうなんじゃないかなと思うんですけど、負けても、やっぱり格闘技をやりたいって気持ちが湧いてきて、いつの間にか勝手に回復してるっていうか、もう次を考えてるという感じですね」

――何かを忘れるために特に何かをやるとか、そういうことではなく。
亀井「はい、忘れるために特別何かをするってことはないですね。まあ息抜きにちょっとキャンプ行ったりはしますけど。そうなんです。特にこれといったことはないです」

――新居選手に対して、亀井選手はすごく上手く対応してらっしゃったと思うんですけど、最後に……という感じでしたね。
亀井「ああいうスペシャルな部分を持ってる選手は本当に突出してるんで、はめられたらもう どうしようもないんだなって改めて思いました」

――試合の時は、どんな感じだったんですか。
亀井「落とされて、目覚めた時みんながこう、目の前にいて、最初、意味がわかんなかったんですよ。『いや、試合終わってないよな?』って。試合が終わってないのに、なんでこんなに人がいるんだろうと思って、そこで、あ、俺、落ちたんだとわかって。やっちまったって感じでしたね、目覚めてみたら」

――「負けて、自分はこんなにベルトが欲しかったんだと思った」っておっしゃっていましたね。
亀井「超悔しかったですね、マジで。なんていうか、変な話、負けるはずもないって思ってたところもあるんで。それはたまに今でも思ったりはするんですよ。負けてはいるんですけど、『やっぱり負けるのはないよな』って思っちゃうところはあります」

――新居選手が防衛していけば、またいつか当たることになると思うんですけど、それまでにもっとこうしたいなとかっていうのはありますか。
亀井「やっぱりトータルで闘えるようになりたいですね。自分の場合、打撃が突出してるっていうところもあるんですけど、見てる人に、バランスもいいし、何で闘っても安心して見られる選手って思ってもらえる選手になりたいなと思います」

――会見とかで、相手に「打撃の選手ですよね」って言われるよりは「オールラウンダー」ですよねと言われるような。
亀井「そうです、そう言われたいですね。穴が少ないっていうか、勝つのが難しそうな相手とは言われたいですよね」
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――さて、今度の試合ですが、先日のカード発表会見で相手の平田直樹選手に直接会われてどんな印象でしたか。
亀井「背丈は結構ちっちゃいなって思いました(亀井182cm、平田168cm)。でも、それであれだけ組み力があるってことは、やっぱり怖さはありますよね。組まれたらやばいだろうなと思います」

――身長は、去年闘った透暉鷹選手と同じくらいですよね。
亀井「そうだと思います。透暉鷹選手と身長も同じくらいだし、同じような組みの選手なんで、イメージが湧きやすいっていうか。打撃のイメージの方もそうなんですけど、あんまり心配はしてないわけではない……ですけど、わりと調整はできるのかなと思っています」

――亀井選手と平田選手は年齢も同じですね。
亀井「同じ97年生まれなんですけど、もしかしたら1個下かもしれない(※亀井が1月生まれ、平田が12月生まれなので、学年は平田が1つ下)」

――同世代って、やはり何か感じるものはありますか。
亀井「ありますね。ミドル級KOPの内藤由良くんもそうですし、ストロー級KOPの山北(渓人)選手もそうですけど、やっぱり同じ世代の子たちがベルトを獲ったりしてるので、すごく刺激になっています。自分と平田選手もそういうところに入ってくるってなると、ちょっと意地でも、ここは自分が勝たないとなって思いますよね」

――これまでの平田選手の試合をご覧になったかと思うんですけど、どんな感じを受けましたか。
亀井「実は自分、全然、試合見てなくて。ちょうど今日見たんです。以前はよく相手の試合とか映像を見てたんですけど、最近は、試合の1週間、2週間前に見るようにしてて。映像を見て思ったのは、イメージしていた通りっていう感じですね。打撃は徐々にうまくなってきてて、形にはなってるんですけど、多分、自分が当てられるし、倒せるなって思います。組みも、頭の中ではかなり強いイメージを想定してたんですけど、対処できるかなとは思っています」

――平田選手はパンクラスで3連勝していますが、今回は亀井選手が相手ということですごく対策をしてきてると思うんですけど、亀井選手としては、対平田選手として特にしてきたことはありますか。
亀井「対策っていうのは本当になくて。結構前のインタビューでもそうだったんですけど、自分のテーマがやっぱり“打撃で倒したい”っていうことなんです。その中で組み技は最低限、強くなってないといけないっていう。 だから組み技の練習量を増やしていくっていうのは変わってないですね。
常に自分という選手を強くするっていうか、全体にレベルを上げるというか……説明するのが難しいですけど、つまり、とりあえず“対策”はあんまりないですね。組み技はしっかりやらなきゃいけないっていうので多めにやっていて、その中で倒せるような練習はしています」

――練習の手応えはいかがですか。
亀井「そうですね、練習で最近ようやく良くはなってきてるっていうか、前まで雑だった部分とかも丁寧にやれるようにはなってますね」

――練習は、対処っていう部分か、それとも自分が極めにいくという部分か、どちらでしょうか。
亀井「どっちかっていうと、対処の方ですね。自分がいいポジションを取れたり組み手が良かったりすれば、自分から攻められるっていうのを意識しています。8割がたは対処とさばき方ですね」

――もし極めて勝ったら、すごい!
亀井「アハハ! 可能性はゼロじゃないかもですね(笑)。相手がなんかポロッとミスしたりしたら。柔術とかの練習でも、紫(帯)の人とやったり、自分より上の人とかとやっても、まあ、割とできないこともないかな? と思ったり。もちろん黒(帯)とかになってきたら、やっぱり強いですけど、(自分が極める)可能性はゼロではないかな、アハハ」
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――再びベルトに向けてって思ってらっしゃると思います。来年とか……
亀井「3年連続でタイトルマッチやる選手っているんですかね? もしそうなったら本当に嬉しいですけど、周りが黙ってないかもしれないですね。『お前ばっかやりすぎだろ』って(笑)。でも、文句がない相手に勝っていればいいと思います。 チャンスがあれば全然、挑戦したいですけど、まずベルトの前に、ちゃんと強い相手を倒せるっていうところを証明したいですね」

――今度の試合の話からはズレるんですけど、この先、ベルト獲得が目標なのは当然として、どこで闘ったりとか、どういう選手になりたいとかっていうのはありますか。
亀井「そうですね。ちょっと前から言ってるのは、海外の選手だったりとか、海外で闘いたいっていうのがやっぱり一番ですね。RIZINもすごいですけど、僕の場合、大きさは関係なくて。海外ではUFCが一番ではあるんですけど、ローカルの団体でもいいので闘ってみたい。海外って、そういうところにも強い選手が絶対いると思うので、そういうとこでやってみたいっていう気持ちはあります」

――日本だと、あまり体格のいい選手と当たらないですよね。
亀井「そうですね、そういうのもあります。 せっかく格闘技をやってるんですから、知らない選手やものすごく強い選手、あと環境が違うところでやってみたいっていう気持ちがありますね」

――それは、パンクラスで外国人選手を呼んでくれたらいいとかっていうことじゃなくて、全然知らないところでやってみたいと。
亀井「はい。でも現状、自分は海外に行って試合できるレベルにはまだないので、もしパンクラスで外国人選手を呼んでもらえるなら闘ってみたいと思います。先日のカード発表会見では、急遽発表ということで盒供蔑妨燹冒手とキム(・サンウォン)選手の試合も決まったじゃないですか。高橋選手は海外(ONE)で闘ってた選手ですし、キム選手もRoad To UFCで活躍した選手なので、もしそのうち絡めたら面白いなと思います」

――海外で興味のある団体は?
亀井「PFLとか興味ありましたし、今って中東とかアブダビとかも結構今盛んじゃないですか。一時期、館長の真似してるのか、KSWもなんか面白そうだねとか。でも、実力がないと出られないところなので。あとはLFAとかも興味がありました。まあでも、海外の団体だったらどこでも興味はあ
るっていう感じですね」

――海外で闘う、いいですね。ほんとに外国人って、どんな強い人がいるかわからないから。
亀井「そうですよね。やっぱりUFCって言いたいんですけど、現実を見ると、自分のレコードもそうですし、実力だとか考えるとそんなこと言ってられないんで、ちゃんと着実に目指せるところを目指して、その延長線上にあればいいなと思っています」

――ファンも期待が高まると思います。前回の試合前、立川ステージガーデンに向かう路上でファンの人に声をかけられていましたよね。写真撮ってくださいって。また、試合が終わった後も声をかけてくれるファンがいました。応援されるという嬉しさももちろんあると思うんですけど、プレッシャーを感じたりすることはありますか。
亀井「プレッシャーは感じないかもしれないです。結局自分のためにやってるんで」

――声をかけてきてくれた人は知っている人だったんですか。
亀井「知ってる人もいれば知らない人もいたりって感じですね。試合後に残ってくれてたのは家族とか、親戚とか知り合いとか友人とかだったんですけど、多分あっちの陣営の人も何人かいたような気がします」

――悔しさを隠さないで素直にさらけ出しているところにも、ファンに愛される理由があると感じました。では、最後に、ファンの皆さんに向けて一言お願いします。
亀井「前回タイトルマッチで負けて、自分もそうですけど、応援してくれているみんなも悔しい思いをしたと思います。今回は今年を締める大事な試合になるので、いい形で終わって、来年またタイトルに挑戦できるよう頑張りたいと思います」
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text,佐佐木 澪

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2023年10月26日

亀井晨佑@新居すぐる、ドラッグテスト結果

9月24日(日) PANCRASE 337 立川ステージガーデン
チャンピオンシップ ドラッグテスト結果

弊社が2019年7月21日の307大会から米国にある「Sports Medicine Research & Testing Laboratory」にて行って
いるドラッグテストですが、今大会結果は全選手「禁止物質、
またそれらの代謝物は認められない」で、クリアでした。
今後も引き続きドラッグテストを行っていきます。

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第14試合 メインイベント パンクラス第10代 フェザー級
王者決定戦 5分5R 

× 亀井 晨佑 (パラエストラ八王子/1位、ネオブラッド
トーナメント2018フェザー級優勝)

○ 新居すぐる (HI ROLLERS ENTERTAINMENT/5位)
2R 1分32秒 TKO/レッグチョーク

※新居が第10代フェザー級王者となる。

https://www.pancrase.co.jp/data/result/2023/0924.html



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2023年09月27日

9/27付 ランキング更新!

ウェルター級(77.1kg以下 70.3kg以上)
※藤田に勝利した住村、川中に勝利した押忍マンが
ランクアップ。
第15代王者:‐林源平(0) 2023.06.04〜
1位:‐盒狭鏡拭2023.3.26)
2位:↑住村竜市朗(2023.09.24)
3位:↑押忍マン洸汰(2023.09.24)
4位:↓藤田大(2023.09.24)
5位:↓村山暁洋(2023.06.04)


ライト級(70.3kg以下 65.8kg以上)
※松岡に勝利した葛西、余に勝利した神谷がランクアップ。
第8代王者:‐アキラ(1) 2022.09.11〜
1位:‐粕谷優介(2023.04.30)
2位:‐久米鷹介(2023.04.30)
3位:‐雑賀ヤン坊達也(2022.12.25)
4位:‐松本光史(2023.04.30)
5位:↑葛西和希(2023.09.24)
6位:↓松岡嵩志(2023.09.24)
7位:‐平信一(2023.03.26)
8位:‐吉村天弥(2023.08.27)
9位:‐西尾真輔(2023.03.26)
10位:↑神谷大智(2023.09.24)
11位:↓余勇利(2023.09.24)


フェザー級(65.8kg以下 61.2kg以上)
※亀井に勝利した新居が第10代王者に。
遠藤に勝利した平田がランクアップ。
第10第王者:↑新居すぐる(0) 2023.09.24〜
1位:↑高木凌(2023.07.09)
2位:↓亀井晨佑(2023.09.24)
3位:‐中田大貴(2023.07.09)
4位:‐田村一聖(2022.12.25)
5位:↑平田直樹(2023.09.24)
6位:‐Ryo(2023.07.09)
7位:‐名田英平(2023.07.09)
8位:↑三宅輝砂(2023.03.26)
9位:↑遠藤来生(2023.09.24)
10位:↑糸川義人(2023.07.09)
11位:↑棒醉人(2023.08.27)


バンタム級(61.2kg以下 56.7kg以上)
※井村に勝利した河村、矢澤に勝利した笹がランクイン。
第4代王者:中島太一(1) 2021.12.12〜
1位:NEW河村泰博(2023.09.24)
2位:↓井村塁(2023.09.24)
3位:↓田中路教(2023.07.09)
4位:↓田嶋椋(2023.04.30)
5位:NEW笹晋久(2023.09.24)
6位:↓矢澤諒(2023.09.24)
7位:↓TSUNE(2022.12.25)
8位:↓高城光弘(2023.07.09)
9位:↓平田丈二(2022.09.11)
 

フライ級(56.7kg以下 54.4kg以上)
※秋葉に勝利したMuhammadがランクイン。
第8代王者:‐鶴屋怜(0) 2022.12.25〜
1位:‐伊藤盛一郎(2023.06.04)
2位:‐猿飛流(2022.12.25)
3位:‐有川直毅(2023.04.30)
4位:‐上田将年 (2022.12.25)
5位:NEW MuhammadSalohidinov(2023.09.24)
6位:↓秋葉太樹(2023.09.24)
7位:↓濱田巧(2022.10.10)
8位:↓松井斗輝(2023.07.09)
9位:↓大塚智貴(2023.07.09)
10位:↓山聖哉(2023.08.27)


ストロー級(52.2kg以下 49.9kg以上)
※八田に勝利した黒澤がランクアップ。
オフィシャル規定により宮澤がランク外へ。
第4代王者:空位
1位:‐若林耕平(2023.03.26)
2位:↑黒澤亮平(2023.09.24)
3位:↓八田亮(2023.09.24)
4位:↓野田遼介(2023.07.09)
5位:↑リトル(2023.03.26)
6位:↑植松洋貴(2023.07.09)
7位:↑寺岡拓永(2023.08.27)

※変動階級のみUP
https://www.pancrase.co.jp/rls/ranking.html

pancrasenews at 16:53|Permalink

2023年09月21日

ムハンマド・サロハイディノフ公開練習発言!

ムハンマド

――日本は初めてでしょうか。
「そうです。日本は初めてです」

――日本の印象はいかがでしょう。
「日本に来られた事は大変嬉しいです。全てが素晴らしくて、
本当にここに来られて嬉しいと思っています」

――今回、パンクラスでプロデビューです。パンクラスから
オファーをもらったことに関してはどう思っていますか。
「パンクラスでデビューするのを大変嬉しく思っています。
その理由としては、一番の老舗の団体であって、たくさんの
選手がパンクラスで戦い、そこからUFCに行く選手もたくさん
いる。そういったところが非常に素晴らしいと思っていて、
今回、パンクラスからデビューできる事を大変感謝しています」

――MMAを始める前に、どんなスポーツをやっていたので
しょうか。
「柔道と、サンボをやっていました」

――柔道やサンボのキャリアはどのくらいですか。
「柔道から始めて、で、そこからサンボに行きました。
なので、柔道では特に帯は持っていません。サンボでは
帯っていうのはないんですけれども、国際レベルで、
マスターと言っていいぐらいのレベルです」

――サンボで、国戦で獲得したタイトルやメダルなどは、
どんなものがありますか。
「サンボは子供の頃からたくさん試合に出ていて、
数えきれないほど試合をこなしてきました。一番大きいレベル
では、ロシアの全国大会でチャンピオンになったことも
あります。この大会はかなりレベルが高くて、チャンピオン
になるのは、相当難しいと言われている大会です。
そこからMMAに転向したという感じです」

――MMAを始めたきっかけは?
なぜMMAを始めようと思ったのでしょうか。
「MMAが世界的に広まってきて人気があるということは
もちろんなんですけれども、子供の頃からヒョードル選手など
を見ていて、あの国の英雄ですし、しかも日本のPRIDEと
いう大会からあんなに有名になったのもずっと見ていました。
あとヌルマゴメドフ選手ですとか、タジキスタンの選手も
たくさんUFCに出ています。そういった選手を見てきて、
で、僕もMMAを始めたいと思いました」

――今年、IMMAFの世界王者になったわけですけども、
IMMAFへの参戦は今回が初めてですか? それとも、何回か
出ているのでしょうか。
「2019年が最初で、ヨーロッパのトーナメントから
始まって、次が2021年のワールドカップ。IMMAFの
ワールドチャンピオンシップっていうのがあって、3位でした。
そしてその次の年、2022年にIMMAFのチャンピオンに
なりました。またIMMAFのアジアチャンピオンシップでも
チャンピオンになりました」

――その大会、いろんな相手と戦って優勝したわけですけど、
全体を通して、この大会、どうだったんでしょうか。
「今年の1月にチャンピオンシップがありまして、
4回戦いました。で、(1回戦が)カザフ、次にインド、
イギリスで、最後メキシコ人選手と戦いました。
中には前年度の優勝者などもいて、非常にレベルが
高かったです。実は去年まではジュニアのカテゴリーに
出ていて、今年がシニアでのデビュー戦になりました。

初めてのシニアで優勝できたことは非常に自信に
なりました。また、タジキスタンから初めての
シニアのカテゴリーのチャンピオンになったということでも、
非常に自信がつきました」

――そして、アマチュア世界王者が満を持してのプロ
デビューです。プロではどんな試合をしたいと思って
いますか。
「IMMAFのトーナメントでは毎日計量があって、すぐに
試合をしなければいけないという、かなり過酷な状況の中で
4試合もしなければいけなかったんです。でもプロでは
計量は1回ですし、試合までにリカバリーの時間も
十分にあります。実は今回のプロの試合の方が、
アマチュアよりもパフォーマンスがいいんじゃないかと
思っていますので、かなり良いものを見せられる
自信があります」
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――今回、相手はパンクラス ランカーの秋葉太樹選手です。
秋葉選手の情報はどこまで手に入っているでしょうか。
「あまり情報を探すことができませんでした。ただ、
彼は25歳ぐらいで、かなり経験が豊富だということは
わかっています。なので、全く油断ができません。
ただ、自分は全ての選手を尊敬していますし、相手を全く
選びません。全ての選手を尊敬して、誰が来てもいいように
準備をしているので、今回もしっかり自分のパフォーマンスが
できると思います」

――秋葉選手はオールラウンダーですが、特に打撃が
ストロングポイントです。そして、今回、倒して勝つという
宣言もありました。その辺を聞いて、いかがでしょうか。
「相手がストライカーであってもレスラーであっても、
全く問題なく対応できると思います。ほんとに自分はもう
全然準備万端です」

――ムハンマド選手の理想のフィニッシュ、
自分はどう勝ちたい、というのを教えてください。
「それは内緒です。皆さん試合で見てください」

――ヒョードル選手に憧れていたということもあり、
先ほどの公開練習ではすごいパウンド見せてくれました。
試合でもああいうシーンは見られるでしょうか。
「アマチュアの試合でも、いくつかのKOがあるのですが、
一番多かったのがグラウンドでのKOです。実はこれは
自分のストロングポイントであります。また、アマチュアでは
ヒジが禁止でしたがプロでは解禁されているので、
実はものすごく嬉しいです」

――日本のファンにアピールしたいところはどこでしょうか。
「ヒョードル選手の試合で、日本のファンの皆さんが
ものすごく興奮していたのを見ていたので、自分もあれぐらい
楽しんでもらえるように、パフォーマンスできたらいいなと
思っています」

――パンクラスでの目標は?
「コツコツとパンクラスで試合をさせていただいて、
まずはベルトを絶対に取りたいです。そして、
必ず防衛します。
その先に、UFCに行けたら非常に嬉しいなと思っています。
あ、今のチャンピオンは誰ですか?」

――鶴屋怜選手です。現在、Road toUFCに挑戦中です。
「何試合か経験した後、鶴屋選手に挑戦したいですね」

――IMMAFの試合で、2回ほどチョークで1本取っていますが、
チョークに関して自信はどうですか」
「状況によって、行けるときはもうすぐに取れます。
で、パウンドに行きたければパウンドに行きます。
状況によってなのですが、どちらでも行けますね」

――最後に、応援してくれるファン、もしくは初めて
ムハンマド選手を見る日本のファンに向かってメッセージを
お願いします。
「日本の総合格闘技のファンの皆さんは、世界最高のファン
だと聞いています。当日、自分の試合をぜひ見て楽しんで
もらいたいと思っています」

https://www.pancrase.co.jp/tour/2023/pancrase337/index.html
text.佐佐木 澪

pancrasenews at 23:12|Permalink

2023年09月18日

9/24立川よ「風になれ」

9月24日(日) 立川ステージガーデン PANCRASE 337
PANCRASE 30周年記念大会Vol. 1

パンクラス旗揚げメンバー・鈴木みのる選手が開場中に
物販コーナーに立ちます

この光景は20年以上ぶり

対象グッズを購入されると、そのグッズにサインします

さあ皆も風になろう

https://www.pancrase.co.jp/tour/2023/pancrase337/index.html
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pancrasenews at 21:19|Permalink
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