2011年11月

2011年11月30日

ルールの精神はその細部に宿る

パンクラスのレフェリーでもあり、

現在大学院で、競技ルールの研究をされている松宮智生氏からの寄稿です。
http://www.pancrase.co.jp/data/prfl/referee/matsumiya.html

今日と明日、2回に渡ってUPしたいと思います。
12月3日(土)ディファ大会観戦の、スパイスになれば幸いです

ルールの精神はその細部に宿る

松宮智生


 11月23日に開催されたパンクラス・新宿FACE大会で、パンクラス・ルールの今後について考えさせられる印象的な場面があった。その時に起こったことを紹介しながら、ルールのある一文の意味について考えたことを整理してみたいと思う。

1.「両方の競技者がグラウンドポジションでの顔面、頭部への膝打撃攻撃」
パンクラスでは、両方の競技者がグラウンドポジションにある時の頭部・顔面への膝打撃攻撃は反則とされている(オフィシャルルール21条(5))。一方の競技者のみがグラウンドポジションになった時ではなく、「両方の競技者」がそのポジションになった場合に膝打撃攻撃が禁止される。

【注】グラウンドポジションの定義は、団体によって異なり、他団体の多くが、「足の裏以外がマットに着いた状態」と定義しているが、パンクラスでは、[症─ξ昭蠅里Δ3点以上がマットに着いた状態、または∧部、背中、臀部のうちいずれかがマットに着いた状態と定義している(19条(3)´◆法
 また、スタンドポジションの選手が、グラウンドポジションの選手に自分の体幹を密着させた状態(いわゆる「がぶり」の状態など)は、「両者がグラウンドポジション」にあると見なす(19条(3))。


2.新宿FACE大会での観客の声
さて、先日のパンクラス・新宿FACE大会。私も3試合のメインレフェリーを務めた。私が担当したある試合でのこと。両膝と片手の3点をマットに着いた選手に対して相手の選手が上から体幹を密着させたので、「両者がグラウンドポジション」となった。上のポジションの選手が膝打撃を打ちそうな気配がしたので、「両者グラウンド。膝はナシだよ」と私は注意を促した。
 すると、私の声が聞こえたのか、リングサイドの一人の観客から「さっきは膝打撃やってたじゃねえか!」という声が聞こえた。
 しかし、その観客が「さっき」見たシーンというのは、実はグラウンド状態ではなかった。下のポジションの選手が「正座」のような姿勢で、両膝の2点しかマットに着いていなかったので、パンクラスではグラウンドポジションには当たらない。その状態にある選手を相手の選手が上から「がぶって」膝を打っても、両者がグラウンド状態とは見なされない(グラウンド状態の選手は一人もいない)。したがって、そのシーンでの膝打撃は正当な攻撃である。
ただ、その正座のような状態から手を着いたり、尻を着いた時点でグラウンドポジションに変わってしまう(一挙に両者ともグラウンド状態になる)微妙な状態であった。私もその「際(きわ)」を注意しながら見ていた。
その観客からすれば、そのようなルール上の細かい規定を承知して観戦しているわけではないだろうから、他団体と同じように、どちらのシーンもグラウンド状態に見えたことだろう。確かに、このようなルールは一般のお客さんには分かりにくいかもしれない。


3.パンクラスにおける「両方の競技者がグラウンドポジション」の意義
では、なぜパンクラスではそのようなグラウンドポジションの定義を設けているのか?
そして、なぜ両者がグラウンドの場合だけ膝打撃を禁止しているのか。
総合格闘技において、ある行為が「反則」とされる大きな理由の一つは、過剰な危険を防止するためである。「頭突き」「眼潰し」「金的への攻撃」「後頭部・脊椎への打撃攻撃」などは、明らかに危険を防止するために禁止されている。両者グラウンドポジション時の膝蹴りも危険を防止する意図が含まれているかもしれない。
しかし、両者グラウンド時の膝蹴りはそれほど危険だろうか? 例えば、サイドポジションや上四方の体制から膝蹴りを打つのはそれなりに窮屈な動作になる。それよりも、四つん這いになっている相手に対して、体幹を着けずに(例えば、自分の手だけを相手のからだに着いている状態)大きなモーションで膝蹴りを放ったり、距離をとってスタンドの状態から膝蹴りを放つ方が危険ではないだろうか? 一方で危険性の高い行為を許しておきながら、比較的危険性の低い「両者グラウンド時の膝蹴り」を禁止するのは、どこか矛盾しているようにも思える。
このように一見ルールの体系に整合しないとも思える規定を設けているのはなぜか?
私は、両者グラウンド時の膝蹴りを禁止する規定には、危険を防止するという目的以外に、ある種のパンクラス・ルールの精神のようなものが潜んでいると考えている。
両者グラウンドの状態で発揮してほしい技術や攻防があったのではないか、と。膝蹴りを禁止することで、そのような技術が発揮されるのを促すために。


4.鈴木みのるの言葉から
パンクラスの創始者の一人である鈴木みのる選手は、ある雑誌のインタビューで次のように語っていた。

「だいたい上四方固めの体勢になったら、みんな殴るか蹴るかをしますから。ヒザ蹴りを入れて、それで勝負が決まったりする。だからこういうの〔クロックヘッドシザース〕は手順として遠回りになるので、省かれていくんですよ。
 藤原〔喜明〕さんが昔からバーリトゥード、総合を『嫌いだ』と言っているのは、『顔を殴って結論を急いで出して、そんなもの面白いのか』『理詰めのところが面白いんだ。殴って蹴ったら終わっちゃうじゃねえか』って(笑)。ただ、相手をやっつけるためには殴る蹴るも必要だと思いますけどね。」
「〔首関節全般を〕みんなできないですね。ウチ〔パンクラス〕の選手でもできないです。俺は藤原さんやゴッチさんから習うことができて、自分でもいい感じでできるようになったつもりでいるので、こういう技を絶やしちゃいけないと本気で思いますね。スパーリングでやればボコボコ決まりますから。『実戦でかからないなら意味がない』と言われるんですけど、でもテクニックって、練習でやっている十分の一ぐらいしか試合に出ないじゃないですか。だからたくさんテクニックの練習をして、そのひとつとしてこういうものを持っていたら、自分の幅になると思うんですよ。」(和良コウイチ「消えた必殺技 クロックヘッドシザース」(別冊宝島1192号106-108頁、2005年)。

船木選手や鈴木選手は、故カール・ゴッチさんや藤原喜明選手からプロ・レスリング流のサブミッション・テクニックを直接に教えられた人たちである。2人は、UWFに在籍時に、あえてレガースを外してキック攻撃を封印し、組技だけの試合(いわゆるキャッチ・レスリング)を行ったこともある。彼らが創造しようとしたハイブリッド・レスリングの技術のベースはサブミッション(キャッチ)にあったといえるのではないだろうか。
先駆者たちは、パンクラスのリング上では、両者がグラウンドポジション時にはサブミッション(キャッチ)の技術が発揮され、理詰めの攻防が行われることを願っていたのではないか。つまり、両者グラウンド時に膝蹴りを禁止することで、「この状態ではサブミッション(キャッチ)の攻防をしよう」というメッセージが暗黙のうちに埋め込まれた。私はこのルールの意味をそのように考えてきた。


5.このルールの行方
 しかし、仮に私の推測が正しいとしても、現実の総合格闘技は先駆者の想像よりも速いスピードで進化していったのだろう。グラウンド状態に限らず、お互いに有利なポジションをとるための攻防において、関節を取る攻防以上に高度な「理詰め」が要求されるようになった。
 また、プロ・レスリングのキャッチの技術が現代の総合格闘技には必ずしも有効ではなかったのかもしれない。
 このような技術とそれを前提としたルールの存在感が徐々に薄くなり、ときに見るものに違和感を抱かせるような事態も現れてきた。先日の新宿大会の観客にとっては、ルールに則ったレフェリングが、逆に不可解だったり、誤ったレフェリングに見えたりすることにもなったわけである。
 また、このようなルール上の制限をなくした方が、選手が自ら動いて、積極的な展開を図ろうとするようになるかもしれない。
 これらのような理由から、これまでパンクラス・ルールの特徴でもあった、両者グラウンド時における膝蹴り禁止の規定は、近い将来、なくなってしまうかもしれない。

「続く」
http://www.pancrase.co.jp/tour/2011/1203/index.html

pancrasenews at 15:44|Permalink

2011年11月29日

宮田和幸と言う生き方

殺人ジャーマンですよ

砂辺光久の「各分野のチャンピオンから必殺技を伝授されるシリーズ 第8弾」
{第1弾:尾崎魔弓  第2弾:松根良太 第3弾:勝村周一朗  第4弾:大澤茂樹  第5弾:所 英男  第6弾:弘中邦佳  第7弾:菊野克紀   第8弾:宮田和幸}

早速、宮田選手のレクチャー開始
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見本はこんな感じで、次は砂辺 光久選手
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クラッチ確認
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へそで投げる
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うん、このブリッジが良いね
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合格っ
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詳しくはGBRさんを
http://gbring.com/sokuho/news/2011_11/1129_pancrase_02.htm
当日は砂辺光久応援に来場
ディファ大会まで、あと4日
http://www.pancrase.co.jp/tour/2011/1203/index.html



pancrasenews at 18:52|Permalink

アゼリア大正ホール

遅れましたが、27日のアゼリア大会にご来場頂いた
お客様、どうもありがとうございました。
是非又、2012年3月3日(土)にお会いしましょう
_MG_2009


いらっしゃれなかったお客様、来週12月6日(火)23:00〜
2時間、サムライTVで放送です
お楽しみに
_MG_2763



http://www.pancrase.co.jp/data/result/2011/1127d.html

http://www.pancrase.co.jp/data/result/2011/1127n.html

pancrasenews at 11:48|Permalink

HYBRID LEAGUE(ハイブリッド リーグ)

11月27日大会後の結果発表

1 GRABAKA 代表:菊田早苗   12試合 66.7% −
2 高田道場  代表:高田延彦     8試合 62.5% −
3 PARAESTRA 創始者:中井祐樹 35試合 54.3% −

4 コブラ会  代表:三島ド根性ノ助  10試合  50.0% ↑
5 パンクラス・サテライト 第表:複数  6試合 50.0% ↓
6 CORE     監督:大城盛隆     9試合  44.7% −

7 NOVA UNIAO  代表:アンドレ・ペデネイラス 9試合  44.4% −
8 パンクラス稲垣組  道場長:稲垣克臣  14試合  42.9% ↓
9   ALLIANCE  代表:高阪剛       17試合  35.3% -

10 坂口道場一族 代表:坂口征夫   9試合 33.3% -
11 パンクラスism 道場長:大石幸史 13試合 23.1% -    
12 和術慧舟會選手会           41試合 14.6% -

12月3日ディファ大会はHYBRID LEAGUE(ハイブリッド リーグ)の最終戦です。

2位の高田道場が1位になるには1勝(1選手出場)が必要で、
1位のグラバカが首位を守るには2勝(2選手出場)が必要です。

果たして首位はどちらなのか、是非ご期待下さい!

http://www.pancrase.co.jp/tour/2011/1203/index.html
http://www.pancrase.co.jp/rls/2011/league1127.html

pancrasenews at 00:00|Permalink

2011年11月28日

レフェリー千葉の

12月3日(土)ディファ大会、

見所UPしてますよっ

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http://www.pancrase.co.jp/tour/2011/1203/index.html

pancrasenews at 18:43|Permalink

調印式

木曜に行いました
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井上学&石渡伸太郎
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いよいよ今週土曜日です
http://gbring.com/sokuho/news/2011_11/1124_pancrase.htm

http://www.pancrase.co.jp/tour/2011/1203/index.html

pancrasenews at 10:00|Permalink

2011年11月27日

本日から発売!

pancrasenews at 10:00|Permalink

2011年11月26日

アゼリア計量後のコメント NIGHT

NIGHT TIME

メインイベント ライト級 5分2ラウンド
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鳥生将大 (パンクラスism)
「最高のパフォーマンスを出します」
vs.
田村ヒビキ (パラエストラ大阪)
「パンクラスのリングには、まず5月の借りをまず返します」


セミファイナル バンタム級 5分3ラウンド
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ランキング6位
手塚基伸 (総合格闘技道場コブラ会)
「来年にはチャンピオンになるので、負けてられません」
vs.
ランキング9位
吉武伸洋 (パンクラス稲垣組)
「2011年最後の試合を、すっきり勝ちます」


第3試合 ウェルター級 5分3ラウンド
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ランキング1位
ストラッサー起一 (総合格闘技道場コブラ会)
「押忍」
vs.
枝折優士 (和術慧舟會TEAM VAMOS)
「(再戦なので)チャンスを生かします」


第2試合 バンタム級 5分2ラウンド
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富田浩司 (パンクラス稲垣組)
「まずは勝ってから言います」
vs.
青山祐大 (ALLIANCE)
「楽しみ、楽しませます」

第1試合 フェザー級 5分2ラウンド
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大野“虎眼"賢良 (ゴンズジム)
*再計量の為、写真とコメントなし
vs.
土肥潤/初参戦 (総合格闘技道場MIBURO)
「頑張る」

はい、お待ちしてます
http://www.pancrase.co.jp/tour/2011/1127/index.html

pancrasenews at 19:51|Permalink

アゼリア計量時のコメント DAY

DAY TIME

メインイベント ライト級 5分3ラウンド
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ランキング3位
花澤大介(WILD SEASAR沖縄)
「ソロモンよ、私は帰ってきた」
vs.
修斗環太平洋ミドル級1位&パンクラス4位
久米鷹介(ALIVE)
「階級落として最初の試合ですが、強い相手とやれてうれしいです。
今回もガツンと勝ってインパクト残します」


セミファイナル ライト級 5分2ラウンド
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田中達憲(和術慧舟會兵庫支部)
「ブッ飛ばします」
vs.
2011年NBT準優勝
松本崇寿(パラエストラ八王子)
「勝ちます」


第4試合 ライト級 5分2ラウンド
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中村晃司(パンクラス稲垣組)
「ko勝ちして、魅せる試合をします」
vs.
堂垣善史(パラエストラ加古川)
「やる」


第3試合 アテナルール ミニマム級(45.4kg) 5分2ラウンド
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ハッピー☆福子(総合格闘技道場コブラ会)
「今回も皆さんの度胆を抜いてしまうのが心配でなりません。
昼の部に来なかったら後悔しますよ」
vs.
永易加代(パラエストラ広島)
「大阪のパワーに負けない様、思い切っていきます」


第2試合 スーパーフライ級 5分2ラウンド
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北方大地(パンクラス稲垣組)
「情熱を持ってkoします」
vs.
高松尚平/初参戦(相補体術)
「最高の環境で、最高のメンバーで、最高の練習をしてきたので、
大暴れしますんで楽しんでください」


第1試合 スーパーフライ級 5分2ラウンド
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小野勇也(総合格闘技闇愚羅)
「楽しませます」
vs.
蒔田伸吾/初参戦(パラエストラ広島)
「頑張ります」

明日はお待ちしてます
http://www.pancrase.co.jp/tour/2011/1127/index.html

pancrasenews at 17:50|Permalink

アゼリアの見所

レフェリー千葉が語ってます

http://www.pancrase.co.jp/tour/2011/1127/index.html

明日はお待ちしてます
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pancrasenews at 00:30|Permalink
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