魔女の宅急便 -KIKIS EXPRESSBUD-

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ttp://www.moviezine.se/film/kikis
ttp://motbilder.blogspot.com/2007/11/kikis-expressbud.html
http://www.vujer.com/filmer/kikis_delivery_service_1989/

魔女の宅急便
初めて親元を離れ修行を始めた街、一人前の魔女となる事が生きる道と考えていた。自分だってオシャレもしたいし遊びたいけれど、他の子と違って魔女として空を飛び仕事をしている。一人前の魔女になるという漠然とした夢から、魔女として、自分として何をしたいのか、何をすべきなのかを悩み考え、大人への壁を乗り越えようとする少女。

大人になるには失うことも沢山あるけれど、それはきっと無駄なことじゃない。

きっとその先には、今まで見たことのない世界が広がっている。



「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」


2007年 スウェーデン
、MovieZine マリカ・ロヴォストロム

「魔女の宅急便」は宮崎駿が監督したアニメ映画であり、スウェーデンで例えるならアストリッド・リンドグレーンの絵本と同様に、日本では広く親しまれ「魔女の宅急便」を見た事がない人の方が珍しいと言われている作品だ。この宮崎駿とは一人の芸術家として多彩な才能を持ち、幅広い芸術的視点と専門技術を有している人物である。そしてスタジオ・ジブリから生み出される映画の多くは、この宮崎が監督した作品なのだ。近年においては「千と千尋の神隠し」や「ハウルの動く城」などで国際的な成功を収めている。しかし、ディズニーがスタジオ・ジブリの海外配給を担当し大規模なプロモーション活動を行うまでには長い時間を有した。そしてついに、スェーデンの子供達は「魔女の宅急便」や「となりのトトロ」などのジブリ作品達と、スウェーデン語の音声で出会えるようになったのだ。



「魔女の宅急便」は1989年初頭に日本で公開された作品であり、この映画は角野栄子の絵本が原作となっている。視聴者はキキという名の13歳の幼い魔女が一人前の魔女になる為、故郷を離れ新しい街に移り住む物語を目にする事となる。こうしたストーリーの流れは宮崎映画では付き物であり、基本的に登場人物たちが織り成すドキュメンタリーのような構成となっている。そして彼の生み出す作品の最大の特徴は、息を呑むような素晴らしい映像と共に、まるで哲学のような物語を子どもでも何かを感じれるようにわかりやすく描く事であり、この分野においては彼を越える人物は存在しないだろう。作品中にはちょっとしたアクションシーンのような場面も含まれているが、ドラゴンなどは現れないし宝物を探し出し発見するという事もない。しかし、作品内では人の内面と人生を描き、登場する人々や情景を丁寧にアニメーションとして描く事で素晴らしい映画となっている。

また、宮崎が描く女性は他のアニメとは違い、独特の力強さを持った女性として描かれている。キキも同様で、とても明るく元気で賢い少女であり、時には失敗をしたり悩む事もある。彼女は13歳という年齢であり、丁度魔女として一人前になる時期でもあるのだ。とは言え、力強い少女として描かれてはいるが、物語の世界上では魔法は現実的にはあまり知られておらず、彼女が使える魔法もあまりに陳腐であり、ストーリーはある男の子との出会いから動き始めていく。だが、基本的に物語を進めていくメインとなるのは登場する女性達である。

「たいせつなのは心よ。そして、いつも笑顔を忘れずにね。」と、キキのお母さんは娘が故郷を旅立つ際に語りかけた。その”心”こそが空を飛ぶ力、即ち魔法を生み出す全ての源となっているのだ。しかし幼い魔女の心が揺らいでしまえば、例え使い古された良いホウキを持っていようが魔法は使えなくなってしまうだろう。なぜなら、この魔法の力は道具に依存するものではなく、キキ自身の"心"が源となっており、自分を信じる"心"を保つというのは並大抵の事ではないからだ。だが、魔法がうまく使えなくなり、お母さんから貰ったホウキも壊れてしまった時、キキには一体何が出来るのだろうか?


1972年、「パンダコパンダ」  宮崎駿 高畑勲
長くつ下のピッピのアニメ化が出来なくなった宮崎らが作ったオリジナル作品。

主人公のミミ子はピッピの影響を受けていると言われている。



1992年 「私のあしながおじさん」 世界名作劇場 NipponAnimation
Youtubeで第1話限定で無料配信されている→こちら (公式)
補足:原作は小説「あしながおじさん」であるが、スウェーデンではジュディが
ピッピにそっくりだとスウェーデン未放映にも関わらず一部で話題になった らしい

この映画の物語中には至る所に象徴主義(シンボリズム・・・反写実主義)的傾向が見受けられる。そこで映画内に含まれる"象徴主義"を引用しつつこの作品を紹介していこう。まず始めに、魔法とは一般的に雷や稲妻が描かれたりするものだが、魔女の宅急便では愛情だとされている。だからこそ、キキは修行のため暮らすようになった街で暮らしている人々から、魔法使いの「キキ」として皆から認められるようになったのだ。1970年代、宮崎駿は「長くつ下のピッピ」のアニメ化の為に、原作者のアストリッド・リンドグレーンと話し合いを行った。しかし、残念な事にアストリッドは宮崎の考える「長くつ下のピッピ」を否定したのだ。私はこう言わざるを得ない、「もしこの二人が手を取り合って宮崎駿による長くつ下のピッピが制作されていたら」っと。

1998年 カナダ制作 「Pippi Longstocking」 長くつ下のピッピ

・・・代わりといっては何だが、1990年代に我々スウェーデン人の国民的ヒロインで
あるピッピが、低レベルなカートゥーンとなってアニメ映画化されている。この時、アストリッドはもはや歳を取りすぎて抵抗する事すら出来なかったのだろう。



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右:ヴィスビュー(ゴトランド島、世界遺産)、左:王様通り

話を戻すが、宮崎が「長くつ下のピッピ」制作の為にストックホルムを訪れた際、彼はスケッチブックを片手にストックホルムやヴィスビューの市街を歩き回った。もうお分かりだろうが、「魔女の宅急便」でキキが街中を飛び回ったシーンがあるが、あれはまさにスウェーデン、ストックホルムの中心街、Kungsgatan(王様通り)が舞台となっているのだ。

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マ=ドーラ、左の絵は若かりし頃のドーラ。面影は髪のみ。

また、それ以外にも知っておくと面白い事がある。なんと宮崎駿は長くつ下のピッピを映画で描いているのだ。宮崎が描いたピッピは、スウェーデンではあまり馴染みがない「天空の城ラピュタ」(1986年)に登場する女性の空賊マ=ドーラである。

夜がふけてくると、大人から子どもまで年齢関係なく楽しい気分にしてくれる素敵な映画が必要だ。そんな時、こうした全ての条件をクリアした作品として、私は「魔女の宅急便」をほぼ全てのスウェーデン人に強くお勧め出来る。ストックホルムのメインストリートにある映画館に行けば、恐らく魔女の黒い服が手に入れられるかもしれない。



2007年11月20日

今週の金曜日、ついに日本で製作された「魔女の宅急便」がスウェーデンで公開される。この映画は幼い魔法使いの少女キキと彼女の使い魔である猫の物語で、子ども向けアニメとしては世界でも最も良い映画の一つだ。キキは魔女として一人前になる時期が訪れたため、実家を離れ仕事をするようになる。だが、残念なことにキキは魔法があまり上手とは言えない。そこで彼女が得意な空を飛ぶ力を使って宅急便の仕事を始めるようになるのだ。

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Kungsgatanを駆け抜けるキキ

スウェーデンで暮らす私達がさらにこの映画を楽しみにさせてくれるのは、監督の宮崎駿が70年代のスェーデンを訪れていたという事だ。なぜ彼がスウェーデンに居たかというと、なんとあのアストリッド・リンドグレーンと共に「長くつ下のピッピ」の映画を製作しようとしていたんだ!宮崎はスウェーデンを訪れた事で多くの影響を受けた。彼がスケッチしたスウェーデンの街並みや風景は年を経て「魔女の宅急便」に使われたのだ。映画内ではKungsgatan(王様通り)が描かれ、市中央にあるグランドホテルも描かれ、至る所にスウェーデンが散りばめられている。

宮崎駿は日本のアニメ映画界において素晴らしい功績を挙げた人物であり、もののけ姫や千と千尋の神隠し、となりのトトロなどは最近スウェーデン語版となって発売されている。



Hampus Eckerman
宮崎駿が監督をした映画は全部良い作品だけど、全てが小さな子ども向けというわけじゃないよ。だってもののけ姫なんて結構残酷な所があるし。隣のトトロやキキ、猫の恩返しなんかは小っちゃい子どもが見ても良いと思う(もちろん、大人が見ても楽しいわ)。それに風の谷のナウシカは平和を願う強いメッセージが含まれていてとても凄い映画だよね。


Kikis Expressbud


宮崎駿は6ヶ月前にアメリカ・アカデミーショーにおけるアニメ部門でオスカーに輝いた。魔女の宅急便は千と千尋の神隠しよりも古く1989年に日本で公開された映画だが、千と千尋の神隠しと比べても決して悪くない映画だ。恐らく、この映画は子ども向けのアニメだが、それが即ち子どもしか楽しめない映画という事ではない。つまり大人でも十分に楽しめる作品なのだ。魔女の宅急便は心温まる人間ドラマを描いた作品で本当に素晴らしいストーリーとなっている。愛らしいキャラクター達、他のアニメを寄せ付けないアニメーション描写、そして英語版に至ってはアフレコすら最高という完璧な作品となっている。

キキは両親と使い魔の猫であるジジと共にとある田舎街で暮らしている少女だ。彼女は魔女血を母親から受け継いでおり、一人前の魔女となる為に親元を離れて1年間修行をする歳になっているのだ。そんな子育てがあるかなんて思うかもしれないが、DVDを買えば見る者は椅子に腰掛けながら甘く優しい素晴らしい時間を過ごせるだろう。もちろん、映画内にはアメリカのアニメで描かれているようなしつこいほどの愛の歌なんてものはない。キキは修行する街をヨーロッパの国々から好きな様に選ぶことが出来るのだが、そこでキキが選んだのはスウェーデンだった。そしてこの映画を見る上で知っておくべき事がある。それは宮崎が描くキキは日本人のキャラクターでもなければ、アジア人ですらない。むしろヨーロッパ人に近いのだ。とは言え、一般的に日本のアニメで描かれているキャラクター達の外見は大体はこんな感じだ。見ている者は映画が始まってから早い段階でここの舞台がスウェーデンであるのだと気づくだろう。三つの王冠をあしらった王室の紋章やストックホルムの町が描かれているのだ。恐らくストックホルムに暮らす人々であれば、すぐにこれはストックホルムじゃないか?と気づくはずだ。それから間もなく、突如として見る者はヴィスビューの風景だと気づくに至るのだ。恐らく宮崎駿は今回の映画の舞台として、第二次世界大戦の被害を免れた街を選びたかったのだろう、映画内には様々なヨーロッパ諸国の影響が見受けられるが、やはり際立って描かれているのは我々の国スウェーデンなのだ。

魔女の宅急便が一体何年頃の時代なのかはわからない。描かれている車は1940、50年代であるかと思えば、なぜか電子レンジやら飛行船があったりなど時代が錯綜しているように思える。

中略

この作品は10代になったばかりの若い少女達に向けたある種の教訓と示唆に富んだ物語であり、そしてそうでない人も多くの事を得られる作品となっている。恐らく宮崎にはキキと同じ位の年頃の娘がいるか・・・もしくは居たに違いない。確か彼は二人の娘がいたはずだ。キキは一人の女性として描かれており、そこからは人生の智恵と教訓、普遍的な人間が垣間見えるのだ。

「キキ!みてみて!」


アメリカ版には偉大な俳優が参加しており、キアスティン・ダンストやジャニーン・ガラファロー、フィル・ハートマンらが参加している。残念な事に、ジジ役のフィル・ハートマンにとってはこの映画が遺作となった。




翻訳:ブラック(スウェーデン) & ぱんだとらんすれーたー

スウェーデンの子のレポート手伝ったらお礼してくれるっつうから、翻訳手伝ってもらったぜ。ちなみにブラックってのはあだ名みたいなのな。コーヒーのブラックを飲みまくってるからそんな名前になった。今回の記事はスウェーデンにちなんで魔女の宅急便な。記事タイトルは一緒にビデオ見た時にブラックが言った言葉を使った。日本語にするとなんか2chぽくなるんだよな。スウェーデンが舞台なのに2007年にスウェーデン語版が出たってのが不満な人がいるみたいだった。

で、俺、自分の名前決めたんだよ。これからは俺の事チャウ・チャウって呼んでくれ。チャウ・チャウってのは中国原産の中国の犬なんだけどさ。俺にピッタリだろ?


私のあしながおじさんの反応やりてぇ・・・。全話見る時間ないから無理だけど・・・。前回の記事に書かれたコメントの返事は下の文が長くなったからまた今度な。



海外の反応の記事の書き方をメールで聞かれたから、ここでもとりあえず紹介してくわ。やり方なんて人それぞれだし、内容によってやり方変わるから参考にはならないと思うんだけどな。少しずつ自分のやり方を探していくのが一番だぜ。

- 今回の記事一本が出来るまで -

1.テーマを決める
今回はスウェーデンの子が英訳をしてくれる事になったから、スウェーデンを舞台にした「魔女の宅急便」を選択。それと同時に、10個ほどフォーラムとかレビュー記事を探す。

2.下調べ
自宅でスウェーデンの子と一緒に魔女の宅急便を見る。映画とかアニメとかだったら、なるべく一度は見てから翻訳するようにしている。耳をすませばとか聖☆お兄さんとか。

(映画を見た後に二人で飯食いに行く)

3.記事を読む
翻訳文を書いていく前に、軽く記事に目を通す。わからない単語はシカトして文を書くときに調べる。この段階で翻訳する記事・フォーラム・文章を絞る。

4.翻訳その1
PCのメモ帳に直訳をしていく。この時、わからない単語があった場合は調べていく。直訳が終わった段階で、どういった画像や動画を挿入するか決める。画像・動画が元記事にある場合はそちらを優先する。

5.記事に載せる記事・フォーラム・文章を決める
直訳が終わった段階で、ちょっとやっぱ辞めよと思ったものを弾いていく。

6.詳細を調べる
直訳した文章の中から、よくわからない人物やアニメ、説明が必要だと思われるものがあった時には、この段階で調べて情報をまとめる。動画や画像があれば、とりあえずストックしておく。

(とりあえず関係ない事をして大体は時間を浪費する)

7.翻訳その2
6で調べた内容を元に、4で行った直訳をわかりやすくしていく。例えば「Sjalen maste vara det viktigaste hos en haxa」という文の場合、直訳は「魂・精神が魔女にとって最も基本」となるが、ここで使われている言葉の本来の意味は心である事が後の文章からわかる。そこで2でビデオを実際に見た事が役に立ってくる。日本語版ではキキ母が「
たいせつなのは心よ。そして、いつも笑顔を忘れずにね。」と語っており、この言葉が上の文に該当している。そこで直訳の代わりにこちらを使用する。 といった感じで直訳で判りづらい部分を修正していく。

(もののけ姫をなぜか見る)

7.比較・修正
直訳の修正が終わった段階で、原文と見比べていく。この段階で意味が大きく異なってしまったと思われる文章、原文の意図から外れてしまっている文章は修正を加え原文の意図に近づけていく。(あくまで、俺が汲み取った形になるから俺の主観も入っていると思う)

8.画像・動画の挿入
あらかじめ調べておいた画像や動画を記事に埋め込んでいく。ここで文章と合わない・内容の補足になっていないと感じた画像や動画は外していく(記事に元々記載された画像・動画はそのまま掲載)。

(またYoutubeで時間を潰す)

9.校正
誤字脱字のチェック、記事を通して読み変な所がないかチェック。その後原文もチェック。(自分で自分の文章を校正しても間違いをスルーする事が多い 言い訳だけどな)

10.前回の記事についたコメントを読む
返事書く、ここでメールとかの返事もここで公開する必要があると思ったら書いてく(個人的な回答は除く)

11.完成
下書きとして保存。載せたい時にポチっと公開。


中国語だったら直訳すっとばして意訳から入ってくな。記事先に見つけてそれでテーマ決める時もある。ま、大体の流れって感じで書いた。翻訳なんてあんま時間かからないが記事する為に調べたりするのが時間かかる。軍事とか歴史はさらに調べるのがめんどくせぇ。画像とか動画、補足とかをやらなければ時間かなり短縮されると思うから反応系のブログやるならそーした方がいいかもな。で、副管理人まだ?随時募集してるぞ。めんどそうだけど、一気にやれば半日もかからないと思うぜ。俺?1週間くらいかかったけど?

panda-cute
「俺の場合、記事書くよりも家庭教師した方が金になる それに気づいちまった」


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