2017年07月07日
偉大なるパンデイロ奏者ジョルジーニョ・ド・パンデイロ氏へ。@T_aco

Jorginho do pandeiro,
Não vou esquecer suas maravilhosas performances e façanhas e sorrisos.
I am saddened by the death of the great Pandeiro player
Jorginho do pandeiro,
I will not forget your wonderful performances and feats and smiles.
偉大なるパンデイロ奏者ジョルジーニョ・ド・パンデイロ氏が
86歳の人生を全うされたとの訃報を耳にしたこの日。
その知らせは、とても悲しいものであって。
パンデイロ奏者のみならず、もはや’ブラジル音楽の父’とも呼べる程に
その歴史を紡いでこられた方に他なりません。
お会いできた回数は僅かばかりにして、演奏時の鬼気迫る表情と常に真摯な姿勢、
それでいて、いつも穏やかな笑顔であった印象が忘れられません。
きちんとお話こそ出来なかったけれど、来日の折に幾度かの演奏拝見、
パンデイロのワークショップに参加させて頂いたり、
自身が作り始めて間もない頃のパンデイロを手にしてもらった事もありました。
エポカ・ヂ・オウロのメンバーとしてコンサートで来日された時は
連日に会場へ足を運んだ記憶が。
最後にお会いできたのは、2012年リオデジャネイロにて。
毎週放送されているエポカ・ヂ・オウロのラジオ公開番組での
ステージを特別にリハーサルから見学させてもらえた機会でした。

ご子息であり、お父様に同じくパンデイロ奏者である
Celsinho SilvaさんのFacebookコメント記事はこちら。
2017年04月23日
RODA DE SAMBA DO SURURU NA RODA @T_aco

SURURU NA RODA日本公演の際、
メンバーであるFabiano Salekさんから
パンデイロ修理に関するメッセージを頂戴して。
一昨年の来日公演の折に
パンデイロにまつわるやり取りがあって以来、
この日に再びお話する事ができて。
「新たに別の楽器も使えるなら」との事もおっしゃっていたので
Fabianoさんが使えそうなパンデイロを幾つか持参しての
楽器談義を少しばかり、そしてSURURU NA RODAのステージを
客席から堪能した次第。
後日、不具合のあった楽器は別途、修理に出されるとのこと、
新たなパンデイロを用意した事で解決したようで。
Blue Note公演の二日後、青山プラッサオンゼでのステージでは、
先にお渡しした皮ヘッドのパンデイロを奏でてもらえる場面も…
手にされた楽器のみならず、奏法や手元の動かし方、叩き方etc.に
ずっと見入ってしまうひとときでありましたけど、、
スラップのキメ具合、音の響きの綺麗さ=鳴らし方の良さ、上手さに
ただただ脱帽…という感じでありました。
2017年03月12日
完成の無い…完成形。@T_aco

これまでに自分が製作した楽器が
パンデイロを演奏される方の手に…とあれば
出来る限りに良い物を、と思うわけで。
それは自分がパンデイロを叩く、奏でるに
最良の物でもあって然るべき、、
そんな想いをもってして日々作り方を向上、
それでいて忘れないように…
先に組立てていたフレーム(枠)を
主に’ショーロモデル’と呼ばれている
見た目の楽器として完成させてみたりして。
それぞれに張っているヤギの皮
(打楽器用に販売されているもの)は
当然、一つとして同じ物ではないので
色が異なるだけでなく、叩けば音の個性も違います。

「(パンデイロを)持っているんですけど、
叩いてないんですよねぇ。」
…いやいや、持っている事よりも
’奏でる楽器’として大事にしてもらいたい…
と思ってみたり。
2017年02月12日
ヤマンドゥ・コスタさん来日公演&ホーダ ヂ ショーロ@T_aco

第7回イーストエンド国際ギターフェスティバルにて。
7弦ギタリストのヤマンドゥ・コスタさんが
ブラジルから来日。
このイベントでは、レッスン、リサイタル、
ホーダ ヂ ショーロ
(参加者で輪になり、セッション演奏をすること)
が予定されていると知り、11日のリサイタル
(ソロ・コンサート)を鑑賞。
終演後にはCDを購入すると
サインがもらえるとあって自分も…
持参したパンデイロを手にポーズを取ってくれた
ヤマンドゥさん。

この日は午後から前日と同じ会場、同じステージの上で、
事前に開催が告知されていた’ホーダ’に参加。
ホーダ(ポルトガル語で「輪」の意味)
文字通り演奏するメンバーが輪になって
お互いの息が合った演奏を展開…
ショーロにおいて、管弦打楽器の編成
(打楽器はパンデイロで必ず一人で
リズムを刻むのが基本的なルール)
となるところ、今回はギタリストのイベント中の開催とあって、
まさに弦楽器、ほぼギターばかりの中にパンデイロが一人、、
ヤマンドゥさんを囲んでギタリスト方々の演奏に耳を澄まして
緊張しながらパンデイロを手に…という状況。

各人が順番にフレーズを繋いでゆく様子は
’目配せ’で…そんな音楽を奏でる醍醐味を
噛み締めて、、いやはや、緊張と夢心地で
後になって少しばかり慎重すぎたかな、
という反省もありつつ。
ヤマンドゥさんの顔が真正面に…
その顔を見ると、ずっと目が合ってる、、
会場での音量のバランスを察して
「もっと来い!」だったとか、そうでないとか。
ホーダ ヂ ショーロの後には、この日のメインイベントである
コンクール参加者の演奏が。
更に審査員方に選ばれた優秀者の表彰式と続き…。

本演奏の前に、ホーダに参加したメンバーでの演奏も
披露する事になり。
曲は決まっていたものの、先のホーダに同じく
その場でソロが引き継がれてゆく展開に
ほぼぶっつけ本番の演奏ながら、、
何とか形になったのではないかと。
ライブ鑑賞に加えて特別な時間を過ごすことが出来た
貴重な体験でありました。
2017年01月28日
時を経ても変わらずというか…同じというか。@T_aco
2016年10月06日
聖人に導かれし?パンデイロ。@T_aco

事ある毎に繰り返して早、何年…?
皮ヘッドのパンデイロを叩いたり、
製作したり…この楽器本来の
奏でられ方として、ブラジル音楽の
ライブ鑑賞やイベントに足を運ぶ
’生活’は今だに続いている状況です。
先日、目立つデザインに惹かれて
購入したプラヘッド…それに合わせて
フレーム枠、プラチネーラ(ジングル)
部分を製作してみました。
「リオデジャネイロの守護聖人」として
現地では人気がある…Sao Jorgeの
白馬にまたがりドラゴンを成敗する
様子が描かれた図柄は有名らしく。
たまたまにして参加したパゴーヂ
(テーブルを囲んでのセッション)
に、このパンデイロを持ち寄ったら
そこに偶然にも置き物が飾られていた
’一致’に我ながらびっくり。
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