2015年08月

2015年08月31日

スライドしないスライドピースの考察

前回書いたことの考察をば。

まず、加速が悪くなる場合を考える。
プーリーのリブ、つまりランププレートのガイドであるが、金属同士による損傷を防ぐため、その間にプラスチックのスライドピースがある。これが外周に向かって張り出し、リブになぞるように動くことで、WRの動作を保つ。通常ならば十分なクリアランスを以ってランププレートに取り付けてあるので、動きもスムーズだし、耐用年数以外、全く気にする必要はない。

ところがこのハイスピードプーリーでは、スライドピースはランププレートに圧入されており、指で引っ張ったぐらいでは容易く動くことはないし、回転方向に僅かなクリアランスはあるが、そもそもランププレート自体がスライドさせる形状ではない。取り付け自体も、プラハンで叩くなどランププレートに圧入するようなことが必要なので、そもそも動く状況を想定していない。良かれと思い、これを動くようにとヤスリ等で削り、トラブルに陥ったのは既に書いたとおりである。
しかし、圧入といっても固定されるわけではないので、暫くすれば僅かずつであれ遠心力により外周に張り出してくる。それがリブに干渉し始めると、押し込まなければ入らないようなスライドピースであるから、ランププレートの溝の奥まで戻り切らず、圧着するかのようになってくる。これが加速に大きな変化をもたらすのである。

簡易的な絵を描いた。psp1
絵の緑の部分は、スライドピース自体に多少余裕があるので動作は問題ない。今回言う干渉とは、赤の部分である。
リブに干渉すると、変速が正確に起こらなくなる。特に加速時は、WRが加速とともに外周へ移動する際、その動きを制限してしまう。低速ではさほど問題はないが、高速になればなるほど、動きは渋り、最高速への到達速度が著しく遅くなる。
では減速時はどうか。強化クラッチセンタースプリングを組んでいれば、強化されたバネの力で難なく戻されていく。実際当方も、減速時に何らかの不具合を感じたことはない。ただ、もしこのバネの力が弱かった場合、減速あるいは停止までにそれなりの時間を要することだろうが、場合によっては、WRとランププレートの間に動作の時間差が出来てしまい、WRが内部で不用意な動きをしてしまうなんてことも考えられる。そうなれば、当然WRは偏摩耗を起こし、本来の役目を果たせなくなるばかりか、重大なトラブルを引き起こしかねないだろう。

よって、これらのことを解消・予防するために、スライドピースを瞬間接着剤により固定したのである。普通の人は考えなかっただろうけど、そういう所は妙に変人なもんでね。馬鹿げているかもしれないけど、一応理屈は考えてるんだぞ、といった次第。
ちなみに、接着剤だとどうしても耐久性に難があるので、もっと簡単かつ無難に固定できる方法はないか模索中。


pandeponde at 20:07
車・バイク 

2015年08月28日

スライドしないスライドピースの調整

我がPCXの話。

先週まで調子良かったのだが、何だか加速がもたつくようになってきた。それでも十分ノーマルなんかより速いが、60〜80ぐらいの間で、イマイチな感じは否めない。これまでの経験上、これはスライドピースだろうと読んで、バラすことに。

以前書いたように、本来スライドピースは、その名の通りランププレート上でスライドするのが普通だが、コイツはスライドしない状態が正しい。これがスライドすると、プーリー裏のリブと固着するかのように動きが悪くなる。最初は、まさかそうだと思わないから、スライドピースの動きを改善しようと微妙にヤスリで削ったが、結果的にそれがガタつく原因となり、最終的に吹き飛ぶという事態を招いしてしまった。その反省から、前回組んだ時は、耐熱性のある超強力瞬間接着剤で固定した。まあこんな事をする奴もいないだろう。

バラしてみると案の定、0.5mm程度ではあるがスライドピースがズレていた。もちろん固定はしていたので、軽く引っ張る程度では外れない。

プラハンで軽く叩いて最深部まで押し込み、改めて瞬間接着剤を塗布。固まるまでしばらく待って組み直した。言うまでもないが、WRやら各所清掃済み。

さて、暇がないので今日は乗れずじまいだったので後日レポするとして、恐らくはこれで改善することだろう。

尚、同じようなことを試みて、何らかのトラブルに陥っても、当方は一切関知しないので悪しからず。

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追伸;
「あれ?こんな速かったっけ??」
ぐらいに変化した。元に戻ったというより、変速終了のタイミングがグッと遅れ、今までだと80前後ぐらいだったのが、95ぐらいでようやく終了。そこから伸び切りとなるわけだが、トルク感もあってとても乗りやすい。
ノーマルしか乗ったことが無い人だったら、「絶対ボアアップしてる!」と疑いたくなるだろうね。何度も言うが、スクーターのエンジンは弄らないと決めているので、今後もやるつもりもないが、改めてPCXのポテンシャルの高さを実感した次第。

pandeponde at 11:26
車・バイク 

2015年08月17日

半抜けT10バルブ

我がPCXの話。

最近調子良いんだわ。
20000km間近だというのに、最高速とかも結構伸びてて、115ぐらいなら普通に出てるようだ。ただ、そろそろベルトがヤバいんじゃないかと思うので、秋口にやろうと思っているところである。

さて、先日我がストリームのT10バルブが切れたと書いたが、何の因果かPCXでも妙な現象が。バルブが走行中の振動のためなのか半抜けになってしまう。つまり接触不良を起こしてしまうのだ。
気付いたのは、信号待ちしていた時、偶々前に停まっていたトラックの、後ろのステンレスのパネルに自分のライトが映った時、右のポジションランプが妙な勢いで点滅していた。
適当なところでバイクを停め、点検みるとバルブがほぼグラグラの状態。バルブを押し込むと、無難に点灯を再開した。ところが、暫く走るとまた半抜け。結局それの繰り返しで、ついに切れてしまった。言い遅れたが、これもLEDバルブね。
で、ストリームに付けていた反対側は無事だったので、それに交換(ちなみに同じもの)。そうしたらこれは半抜けにならない。微妙に厚みが違うのか、どういう理由なのかは定かではないが、まあ直れば良いって話だ。

話を戻して、現在約20000km、自身の最長距離のバイクとなった。前車シグナスXが、たった9000kmで各所ガタガタになったが、ボディパネルは多少緩くなってきてはいるものの、フレームはもとよりフォークやそれ以外の基本構造部分も全く支障がない。カスタムもしているし、チンタラ走っているわけじゃないから、決して丁寧とは言い難い使い方にも拘らず実に大したものだと思うのである。
まあバイクは7年ぐらいで買い替えと思っているので、無事に使命を全うしてくれることを祈るばかりだが、その時、PCXを上回る性能と私の物欲を満たすバイクが出ていることを願うのである。

pandeponde at 18:02
車・バイク 
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