2018年08月27日

シビックインプレ・その5

この夏休みで、ちょいと走り回って来たので、我がシビックの走りのインプレをば。

先ずハンドリング。
実際には、ハンドリングというべきではないが、これもそのうちの一つであろう、ステアリングラックなどの恐るべき支持硬性の高さ。ちょっとこればっかりは、試乗を含めて、過去に乗ったことのある様々な車でも、これほどの物に出会ったことが無い。それほどしっかりしている。何か特別で高価なスポーツカーでもなければ、不要と思えるような硬性感は、実に安心感があり、正確で繊細なハンドリングが可能だと思う。
実際、高速道などでも、無駄なハンドル操作が無くなっていることに気付く。レーンチェンジの際の切り戻しなんて、もう過去の物かのように、僅かな舵角にも堅牢なボディが反応して、綺麗に車線に納まっていくから、ドライバーの負担も少ないし、何より安全性が高い。
また、僅かながらアンダーステア傾向はあるものの、ステアリング操作に対し、鼻先がリアルに向きを変えるし、横方向の重心移動が早いタイプのようなので、この点からも、無駄な操作が無くなったのだと思う。

次いでブレーキ。
ストリームのブレーキが、余り褒められたものではなかったから、尚更かもしれないが、良く止まる方だと思う。ディスク径なんかみても、決して大径じゃないし、キャリパーも凡庸に見えるが、サス等々のこれまた支持硬性の影響もあるのだろう。踏みごたえもまずまずだから、コントロールも容易である。また、少し強めに踏んでも、一切ノーズダイブしないのも良い。もっとも、これはワンダー・シビック以降、伝統のマナーではあるが。
ただ、CVTのセッティングの影響で、ブレーキを掛けながらダラダラと進むような時が苦手らしく、少々ギクシャクするので、慣れは必要かも。

その他の操作系。
ドアミラー、、、デカい。アメ車のトラックのよう。視界は良いが、根元が太いので、若干視界を邪魔する。幸い、風切り音はあまりないので良いが、今後要改善を求めたい。
ワイパー、、、これは非常に宜しい。間欠状態の時のAUTOが特に良い。どういった方法でスピード調整しているのか解らないが、雨量に対して適切に動作する。
ウインカー、、、普通。というか昔からのスタンダードなものだったので良かった。今時は、いわゆるワンタッチターンレバーを採用する車が増えて来ていて、操作の後、元の位置に戻ってしまい、キャンセル操作などでかえって煩わしく感じるが、そういうやらなくても良い進化は採用されていない。
エアコンダクト、、、これといったトピックはないが、ダクトのルーバーの性能が良い。風向きがかなり正確で、余り拡散しないから、欲しい所に風を当てることが出来る。意外といい加減なセッティングしかできない車って多いんだよね。
ナビ、、、まだ良く分からん、、、(爆)

ところで、この車にしてから、余り飛ばす気にならなくなってきた。ちょいとアクセルを踏ん付けると、かなりのペースで走行は可能なのだが、個人的な年なのか、それとも余裕綽々で走るべき車なのかは定かではないが、速度なんてどうでも良いと言わんばかりな感じがしなくもない。
まあ、ようするに「何でもやりまっせ、旦那!」と、言われているような懐の深さを感じる次第である。


pandeponde at 21:29
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