あなたは磨きについて悩みはありますか?
磨きでの代表的なものと言えば「バフ傷」ですよね。
バフ傷ってなぜ出来るのでしょうか?
すぐに思いつくのは、バフが汚れたままで仕上げをした場合だと思いますが、
これは、磨く際に発生する研磨熱によりコンパウンドが乾く事によって固着し、それが傷を付ける場合や研磨熱で塗装が軟らかくなる事により傷が入り易くなるのも1つの原因です。
私の知る限りでは、前回も少し触れさせていただきましたが、初期研磨でシングルポリッシャーを使い、仕上げにギアやダブルアクションを使用する方が増えているようです。
これは研磨熱を抑える目的ではなく、「ランダムな回転で傷を目立ちにくくするから」と言う理由で使用されている方が大半のようです。
一見これは効率が良いように思えるのですが、私としてはシングルポリッシャーを使用する限りは、焼き付きやカラミ、歪み、塗装の軟化による新たにつく傷など研磨熱によるダメージが付きまとう訳で、これらの後処理のために余分な時間がかかってくると考えるのです。
とにかくどの工程でもシングルポリッシャーを使えば、よほど磨きを極めた方でなくてはきれいには仕上げられないと思うのです。
よって、このトラブルを防ぐにはまず、研磨熱を抑えた磨きで、常にきれいなバフを使用する事で多くのトラブルは解決できるのではと思うのですが、これではバフを何枚も用意しなくてはいけません。
バフは汚れたら随時、洗いながら使用できるのが理想です。
その為には、石油系溶剤や艶出し剤などが極力少なくしたコンパウンド、つまり研磨カスなどの排出性の良いもので、水洗いできれいになるコンパウンドをすれば良い訳です。
ちなみにあなたが今お使いになっているコンパウンドはいかがですか?
コンパウンドを少し人差し指にとって水の中で親指で洗ってみてください。
コンパウンドがきれいに流れれば、水性もしくは水溶性です。
もしいくら擦ってもコンパウンドがついていたり、コンパウンドは流れたけど指に油脂分が残って水が弾く場合、このようなコンパウンドはあまりお勧めできません。
と言うのは、このようなコンパウンドは油脂分が多いためにこの油脂分に研磨カスなどがバフや塗装につき易く、
特に油脂系で粘度が高いものは排出性が悪いためにバフがすぐに目詰まりをして磨けなくなり、汚れても水洗いでの洗浄が出来ないので作業性が悪くなります。
また、塗装面についても研磨カスが付着しやすく、バフがからみ易くなったり、焼き付けし易くなり、またコンパウンドが塗装に食い込んでしまう場合(乾燥不良や溶剤が多く配合されたコンパウンドなど)もあります。
艶に関しても油分による艶は酸化しやすいので、磨いたままの状態にすると短期間で艶ボケが起こる可能性も高くなるのです。
それなのになぜ油脂分を配合するのでしょうか?
私が思うには、コンパウンドに油脂分を配合するのは、研磨熱を抑えるためだと思います。
シングルポリッシャーの場合、下手をすれば90度以上の研磨熱は簡単に発生します。
よって、溶剤を配合するのは、熱により塗装面を化学反応させて削り易くする目的だと思いますが、油脂分はエンジンオイルと同じで、つまり摩擦熱を抑える目的もあると思います。
滑りを良くする。
つまり潤滑を良くして摩擦熱を抑える。
エンジンオイルでは他に、金属同士が直接触れないようにしたり、摩耗を防ぐ目的もあります。
だからトルクの強いシングルで使うコンパウンドは油脂分を多く配合しているのではないでしょうか。
よって、潤滑性が良いゆえにトルクの低い、研磨熱があまり発生しないポリッシャーではなかなか磨けないのです。
逆に、トルクがあり、研磨熱が高くなり易いからこの類のコンパウンドでも十分切れるのです。
これらの理由で、研磨熱がなくても切削性が得られるために滑り性を抑えた、
つまり油脂分などの潤滑剤を極限まで抑えた、または全く使用しない水性や水溶性のコンパウンドをお勧めする訳です。
が、シングルポリッシャーで水性コンパウンドを使用すると、
溶剤配合のコンパウンドと比べて乾燥しやすいために狭い面積を極力研磨熱を発生させないように回転数を出来るだけ低くし、
研磨熱が上がらないように注意し、
ゆっくりとポリッシャーを移動させる事なのですが、これはなかなか難しい作業だと思います。
磨きを極められた方でも、通常よりは時間がかかるでしょう。
よって、一番手っ取り早いのは、研磨熱があまり上がらないギアやダブルアクションポリッシャーを使えば良いのです。
通常のシングルポリッシャーで使用しているコンパウンドのように溶剤や油脂分など滑り易い成分が多く配合されているものでは、ギアは別として、
ダブルやランダムポリッシャーではトルクが弱いために非常に時間がかかると思います。(下の写真をご参考にしてください)

写真の左2枚は#2000のペーパー掛け、右2枚は#3000のペーパー掛けにそれぞれ抑熱研磨用コンパウンドBlack202とシングルポリッシャー用のRV-G polish C2000とTAKUMIウールバフW-125で1往復だけ磨きをかけたものです。
1往復だけですがこれだけ磨けます。
上の写真では、Black202を使用しましたが、TAKUMI F cut および M cut もどちらも近い結果でした。
C2000ではどちらもペーパー傷は残っています。
が、#2000と#3000を比べるとやはり傷の浅い#3000のほうが傷が目立たないのが解ります。
この写真のように、やはりシングル用のコンパウンドでは磨きに時間がかかる事が解ります。
ところで水性、水溶性コンパウンドの見分けについてですが、
皆さんの中では「いままで一度もバフ傷に困ったことはない」と思っている方もいらっしゃると思います。
そんな方々にお試しいただきたいのですが、
これは以前にもご紹介させていただいた方法ですが、
鏡面に仕上げた後に、脱脂をして光を当ててみてください。
大部分の方が磨き傷が残っているのが確認できると思います。
この原因は、コンパウンドに配合されている溶剤や油脂分などで傷を埋めているからです。
このようなコンパウンドは、適宜脱脂をし、傷の状態を確認しながら磨かなくてはいけません。
この脱脂の工程を省こうとすれば、水性もしくは水溶性のコンパウンドを使う事です。
弊社の水性や水溶性のコンパウンドは溶剤や油脂分などは極限まで減らすか、もしくは全く配合していません(弊社商品のTAKUMIシリーズやRV-G polishシリーズなど)のでこのようなトラブルはほとんどなく、切れも良いのですが、乾燥しやすい為、研磨熱を極力抑えた磨きが肝心です。
以上のように結論として、「研磨熱の起きにくいポリッシャーと水性もしくは水溶性のコンパウンドを使えば、ダメージの少ない効率のよい磨きが出来る」と言う事にたどりついたのです。
そこで、ギヤやダブル、特にトルクの弱いダブルアクションポリッシャーでも初期研磨から仕上げまで出来るように開発したコンパウンドが「TAKUMIシリーズ」なのです。
このコンパウンドは、水性の為、汚れても適宜洗浄しながら磨きが出来ますし、シングルポリッシャーで使用するコンパウンドと比べダブルのようなトルクの弱いポリッシャーでも効率よく研磨作業が出来るのです。
また、このTAKUMI シリーズのコンパウンドと推奨のサンダポリッシャーで研磨熱を抑えた磨きをシステム化したのが「抑熱研磨システム」です。
研磨熱を抑えることにより、水性や水溶性のコンパウンドの乾きを遅くする事で研磨時間を長くし、焼き付きやコンパウンドの固着も防止し、また塗装も軟化しにくいので新たな傷が入りにくく、特に多くの方が悩まれているバフ傷などにも悩むことなく、スクラッチシールドも通常通りに磨けるので研磨の作業効率が向上します。
しかし、この工法はポリッシャーの使い方が重要です。
よって、初めての方々でも短期間で抑熱研磨が身につくように研修マニュアルもご用意しました。
まずは施工方法を忠実に守られ、基本を身につけられてからご自分に合った工法を見出される事をお勧めします。
我流では、効果は得にくいと思います。
お客様の中で数名ほど磨きが未経験の方がいらっしゃいましたが、マニュアルどおりに練習された方は、やはり習得が速い事が実証されています。
中には、磨き始めて1年もたたないうちに同業者から修正磨きを頼まれている方もいらっしゃいます。
この度、ご興味を持っていただいた皆様にお気軽に試していただけるよう「お試し特価」にて10セット限りですが販売させていただきます。(下のバナーをクリックしてください)
※本キャンペーンは終了いたしました。
■磨きや抑熱研磨が初めての方
抑熱研磨独習セット 通常価格¥27,000 を お試し特価¥21,600
■磨き経験者向け
TAKUMI OPS PRO 300g5種+バフセット 通常価格¥21,600 を お試し特価¥18,900
磨きでの代表的なものと言えば「バフ傷」ですよね。
バフ傷ってなぜ出来るのでしょうか?
すぐに思いつくのは、バフが汚れたままで仕上げをした場合だと思いますが、
これは、磨く際に発生する研磨熱によりコンパウンドが乾く事によって固着し、それが傷を付ける場合や研磨熱で塗装が軟らかくなる事により傷が入り易くなるのも1つの原因です。
私の知る限りでは、前回も少し触れさせていただきましたが、初期研磨でシングルポリッシャーを使い、仕上げにギアやダブルアクションを使用する方が増えているようです。
これは研磨熱を抑える目的ではなく、「ランダムな回転で傷を目立ちにくくするから」と言う理由で使用されている方が大半のようです。
一見これは効率が良いように思えるのですが、私としてはシングルポリッシャーを使用する限りは、焼き付きやカラミ、歪み、塗装の軟化による新たにつく傷など研磨熱によるダメージが付きまとう訳で、これらの後処理のために余分な時間がかかってくると考えるのです。
とにかくどの工程でもシングルポリッシャーを使えば、よほど磨きを極めた方でなくてはきれいには仕上げられないと思うのです。
よって、このトラブルを防ぐにはまず、研磨熱を抑えた磨きで、常にきれいなバフを使用する事で多くのトラブルは解決できるのではと思うのですが、これではバフを何枚も用意しなくてはいけません。
バフは汚れたら随時、洗いながら使用できるのが理想です。
その為には、石油系溶剤や艶出し剤などが極力少なくしたコンパウンド、つまり研磨カスなどの排出性の良いもので、水洗いできれいになるコンパウンドをすれば良い訳です。
ちなみにあなたが今お使いになっているコンパウンドはいかがですか?
コンパウンドを少し人差し指にとって水の中で親指で洗ってみてください。
コンパウンドがきれいに流れれば、水性もしくは水溶性です。
もしいくら擦ってもコンパウンドがついていたり、コンパウンドは流れたけど指に油脂分が残って水が弾く場合、このようなコンパウンドはあまりお勧めできません。
と言うのは、このようなコンパウンドは油脂分が多いためにこの油脂分に研磨カスなどがバフや塗装につき易く、
特に油脂系で粘度が高いものは排出性が悪いためにバフがすぐに目詰まりをして磨けなくなり、汚れても水洗いでの洗浄が出来ないので作業性が悪くなります。
また、塗装面についても研磨カスが付着しやすく、バフがからみ易くなったり、焼き付けし易くなり、またコンパウンドが塗装に食い込んでしまう場合(乾燥不良や溶剤が多く配合されたコンパウンドなど)もあります。
艶に関しても油分による艶は酸化しやすいので、磨いたままの状態にすると短期間で艶ボケが起こる可能性も高くなるのです。
それなのになぜ油脂分を配合するのでしょうか?
私が思うには、コンパウンドに油脂分を配合するのは、研磨熱を抑えるためだと思います。
シングルポリッシャーの場合、下手をすれば90度以上の研磨熱は簡単に発生します。
よって、溶剤を配合するのは、熱により塗装面を化学反応させて削り易くする目的だと思いますが、油脂分はエンジンオイルと同じで、つまり摩擦熱を抑える目的もあると思います。
滑りを良くする。
つまり潤滑を良くして摩擦熱を抑える。
エンジンオイルでは他に、金属同士が直接触れないようにしたり、摩耗を防ぐ目的もあります。
だからトルクの強いシングルで使うコンパウンドは油脂分を多く配合しているのではないでしょうか。
よって、潤滑性が良いゆえにトルクの低い、研磨熱があまり発生しないポリッシャーではなかなか磨けないのです。
逆に、トルクがあり、研磨熱が高くなり易いからこの類のコンパウンドでも十分切れるのです。
これらの理由で、研磨熱がなくても切削性が得られるために滑り性を抑えた、
つまり油脂分などの潤滑剤を極限まで抑えた、または全く使用しない水性や水溶性のコンパウンドをお勧めする訳です。
が、シングルポリッシャーで水性コンパウンドを使用すると、
溶剤配合のコンパウンドと比べて乾燥しやすいために狭い面積を極力研磨熱を発生させないように回転数を出来るだけ低くし、
研磨熱が上がらないように注意し、
ゆっくりとポリッシャーを移動させる事なのですが、これはなかなか難しい作業だと思います。
磨きを極められた方でも、通常よりは時間がかかるでしょう。
よって、一番手っ取り早いのは、研磨熱があまり上がらないギアやダブルアクションポリッシャーを使えば良いのです。
通常のシングルポリッシャーで使用しているコンパウンドのように溶剤や油脂分など滑り易い成分が多く配合されているものでは、ギアは別として、
ダブルやランダムポリッシャーではトルクが弱いために非常に時間がかかると思います。(下の写真をご参考にしてください)

写真の左2枚は#2000のペーパー掛け、右2枚は#3000のペーパー掛けにそれぞれ抑熱研磨用コンパウンドBlack202とシングルポリッシャー用のRV-G polish C2000とTAKUMIウールバフW-125で1往復だけ磨きをかけたものです。
1往復だけですがこれだけ磨けます。
上の写真では、Black202を使用しましたが、TAKUMI F cut および M cut もどちらも近い結果でした。
C2000ではどちらもペーパー傷は残っています。
が、#2000と#3000を比べるとやはり傷の浅い#3000のほうが傷が目立たないのが解ります。
この写真のように、やはりシングル用のコンパウンドでは磨きに時間がかかる事が解ります。
ところで水性、水溶性コンパウンドの見分けについてですが、
皆さんの中では「いままで一度もバフ傷に困ったことはない」と思っている方もいらっしゃると思います。
そんな方々にお試しいただきたいのですが、
これは以前にもご紹介させていただいた方法ですが、
鏡面に仕上げた後に、脱脂をして光を当ててみてください。
大部分の方が磨き傷が残っているのが確認できると思います。
この原因は、コンパウンドに配合されている溶剤や油脂分などで傷を埋めているからです。
このようなコンパウンドは、適宜脱脂をし、傷の状態を確認しながら磨かなくてはいけません。
この脱脂の工程を省こうとすれば、水性もしくは水溶性のコンパウンドを使う事です。
弊社の水性や水溶性のコンパウンドは溶剤や油脂分などは極限まで減らすか、もしくは全く配合していません(弊社商品のTAKUMIシリーズやRV-G polishシリーズなど)のでこのようなトラブルはほとんどなく、切れも良いのですが、乾燥しやすい為、研磨熱を極力抑えた磨きが肝心です。
以上のように結論として、「研磨熱の起きにくいポリッシャーと水性もしくは水溶性のコンパウンドを使えば、ダメージの少ない効率のよい磨きが出来る」と言う事にたどりついたのです。
そこで、ギヤやダブル、特にトルクの弱いダブルアクションポリッシャーでも初期研磨から仕上げまで出来るように開発したコンパウンドが「TAKUMIシリーズ」なのです。
このコンパウンドは、水性の為、汚れても適宜洗浄しながら磨きが出来ますし、シングルポリッシャーで使用するコンパウンドと比べダブルのようなトルクの弱いポリッシャーでも効率よく研磨作業が出来るのです。
また、このTAKUMI シリーズのコンパウンドと推奨のサンダポリッシャーで研磨熱を抑えた磨きをシステム化したのが「抑熱研磨システム」です。
研磨熱を抑えることにより、水性や水溶性のコンパウンドの乾きを遅くする事で研磨時間を長くし、焼き付きやコンパウンドの固着も防止し、また塗装も軟化しにくいので新たな傷が入りにくく、特に多くの方が悩まれているバフ傷などにも悩むことなく、スクラッチシールドも通常通りに磨けるので研磨の作業効率が向上します。
しかし、この工法はポリッシャーの使い方が重要です。
よって、初めての方々でも短期間で抑熱研磨が身につくように研修マニュアルもご用意しました。
まずは施工方法を忠実に守られ、基本を身につけられてからご自分に合った工法を見出される事をお勧めします。
我流では、効果は得にくいと思います。
お客様の中で数名ほど磨きが未経験の方がいらっしゃいましたが、マニュアルどおりに練習された方は、やはり習得が速い事が実証されています。
中には、磨き始めて1年もたたないうちに同業者から修正磨きを頼まれている方もいらっしゃいます。
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