磨きについては、このマニュアルの作成者である私も最初は全くの素人でした。


私が起業したばかりのころ、

様々なコーティングショップに新規営業をかけていると、あるコーティングショップの社長から「水性コンパウンドを売ってみないか?」

と、声を掛けられました。


このコンパウンドは社長が考えて作られたもので、

当時は水性コンパウンドはあまり使っているというか、知られてはいないようでした。

(このことは後に、板金塗装業界やディテーリング業界の新規開拓をする際にわかったことです。)


これに関しては、社長に「私は磨きなんて全く経験がないんです。」と言ったところ、


「教えてあげるから」と言われたので、1台だけですが磨き方を教えてもらい、

それだけの薄っぺらな知識と技術で板金塗装業界やディテーリング業界にデモをしながら飛び込み営業をしていきました。


今考えれば、よくこの程度の技量で訪問できたものだと思います。


訪問件数にすると700〜800社くらい訪問したでしょうか?


しかし、これだけ訪問しても、話を聞いていただけるのは約70%位、

それからさらにデモを見ていただくのは70%中の50%位でした。

でも、受注率は80%以上だったと思います。


結局、受注できたのは約200社くらいでした。


ご購入いただいたお客様の中で納入後に伺ってみると、

「うまく磨けない。」、
「デモの時と買ったコンパウンドは違うんじゃないのか。」とか、

「うまく磨けないから使っていない」などの意見も少なからずありました。


「デモの時にしっかりと磨き方を説明して納得されて購入されたはずなのに・・・。」


と思って、実際に磨いてもらったり、どのように磨いているかを聞いてみたところ、

不評なところの大部分がお教えした通りにせず、我流に走っていました。


この時気付いたのですが、不評なところほど様々なコンパウンドがあったように思います。


逆にお教えした通りに磨かれているところは「これは良い」と言われるところが多かったです。

この様なお客様は今でもお付き合いいただき、お互いがWin-Winの関係が続いています。


多くのデモをさせていただいた事により、様々な磨きのトラブルや困ったことを知り得ることが出来、

その都度、自分なりに「どうしたらうまくいくのか」を探っていきました。


おかげさまで、板金塗装業界では、塗装に関する知識や塗装の工程などを知る事が出来ましたし、

磨きに関してはでティーリング業界や塗装業界での磨き方や考え方の違いを理解することが出来ました。


当時と比べて最近では非常に便利になり、わからないことは何でもインターネットで調べれば分かります。

当時でさえ、私も分からないことはインターネットで調べたりもしました。が、

内容の精度と言えば今ほどの信憑性は感じられなかったので、これらの情報の信憑性を確認するためにもお客様に教えてもらったりもしていました。


おかげさまで鈑金塗装とディテーリング両業界での経験で得た知識や技術は何物にも代えがたい私だけの財産だと自負しています。


また、この経験がお客様には現場に合った効率の良い研磨作業のご提案やサポートを可能としています。


このように、長年を経て培ってきた実体験と知識を基に製作したマニュアルがこの度の「はじめての車磨き独習マニュアル」なのです。


磨きや塗装については全くの素人だった私がコンパウンドの開発や抑熱研磨のノウハウのご提供などの技術面までサポートできるようになった道程に基づいて編集していますので、

マニュアル通りに学習されればどなたでも短期間での習得が可能です。

私がここまでこれたのですから・・・。

初めての車磨き独習セット