車の光沢や艶はなぜ引いてしまうのでしょうか?



あなたは車をなぜ磨くのですか?


きれいになるから。

光っている車は気持ちがいいから。

コーティングのための下地処理として。

艶引きしたから。

傷がいっぱい入って光沢が落ちたから。

等々、


どちらにしても艶や光沢を向上させるのが大きな目的ですよね。

艶や光沢を上げるには磨くことです。

塗装の状態のいい場合は、汚れを落とすことです。

が、これらの目的はどちらも「塗装面を平坦にする」事と言えます。


傷がついたり汚れたりすると光沢や艶が無くなるのは、

塗装の表面が凸凹になるからなのです。

塗装やコーティング被膜の劣化も表面が凸凹になります。


ではなぜ表面が凸凹になると艶が引けたり光沢が落ちたりするのでしょうか?


「車を磨いて艶や光沢を出す」メカニズムとは



艶や光沢を出すには、塗装面が「平坦」であることが重要で、

平坦であれば光が正反射つまり、下図のように

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光が入る角度(入射角)と反射をする角度(反射角)が、反射する面に対して等しく(同じ角度で)反射する(鏡面反射)ことで、

鏡のように光沢やツヤが出るのです。

言い換えると、平坦な表面は光の大部分が鏡面反射をするために艶があって輝いて見えるのです。

あなたもこの状態にするために磨いているのでは?


しかし、塗装面に傷があったり、表面が劣化したり、汚れが付いたりすると、

塗装表面が凸凹になるので、下図のように、

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光は拡散(乱反射)するため、目に入る鏡面反射をする部分が少なくなるので光沢やツヤが無くなって見えるのです。


だから、塗装面を「平坦にするこ」とが光沢や艶を出すためのいちばん重要な要件なのです。

言い換えれば、これが「磨く」と言う事なのです。



ではなぜ、きれいに磨いたのに後から傷が現れたり、艶引きが起こるのでしょう?


これはズバリ、傷が無くなってないからです。


あくまでも私の考えですが、

従来のコンパウンドには、研磨熱(摩擦熱)を抑えるために潤滑剤の役目をする溶剤や艶を出すための艶出し剤が配合されています。

これらが傷や表面の劣化部分の凸凹を埋めて平坦にするから、

比較的簡単に、傷が見えなくなり艶や光沢も得ることが出来る。

と、考えられます。


その他、熱による伸縮も考えられますが、こちらについてはまた改めて・・・。


つまり、傷は残っている状態で埋められて隠されているわけですから、

埋めたものが流れたり、劣化すれば当然、残っている傷は表れてくるのです。


よって、艶や光沢を長く保つためには、

これらの成分を極限まで少なくしたコンパウンドで、

研磨剤によって得られる光沢や艶が一番持続すると考えています。