現代の人工中絶が母性喪失の象徴であるかのように言う言説がありますが、

今更ですが、 日本がまさにその胎児が人間ではないという思想がある 典型的文化圏なんです。

そうじゃないと考えるのは生粋のキリスト教文化圏。

特に経験なカトリック教国のアイルランドなんかでは中絶は殺人であるという考え方が盛ん。



で、解説すると、昔の日本は90%以上が農民でしたが、

農民の間では間引きが常識でした。

つまり育てる数人の子供だけ残してあとは殺してしまうわけです。

昔の日本は夜には質量ともにまともな灯りもなく日が暮れれば寝てしまうのが普通で、

農民たちは長い夜を何度もセックスして過ごします。

その結果、ボコボコ子供が生まれるわけですが、

その子供たちの多くを育てきれる筈もなく間引きしてしまうわけです。



ただし、それが有効の避妊方法もなかった当時の「避妊代わり」であり、

「まだ名前を付けていない嬰児は人間として看做されない」という思想もあったそうです。

戦国時代に日本に来た宣教師のルイス・フロイスの著作「日本史」では

「この国の女性はいとも簡単に間引きを行う。多い女性になると20人も間引きした女性がいる。

方法は嬰児の喉にカカト乗せて窒息死させてしまうのだ」と書いてあります。



間引きの方法は各地によって様々で生き埋めにしてしまう例や

海や川に投げ捨ててしまう例など様々です。

あと古来の間引き自体は日本特有のものではありません。

世界中であった事で中国に至っては間引きした嬰児を食べてしまう文化もありました。



現在の子殺しなど明治以前の間引きとは比べものにならない規模です。

よく言われる「母は、母性愛があり素晴らしい物」とやら自体が疑わしいです。

「今は、社会や家庭が荒れている気がします」についても

昔の方がよっぽど「荒れている」もしくは「間引きという秩序だった子殺しが行われていた」が正解でしょう。



何で死刑廃止とかでは「日本が欧米文化の真似することはない」とか言うくせに

中絶では欧米文化の真似して非難するのかわかりません。



なお妊娠中絶は激減してます。

中絶天国は年間中絶件数が百万件だった昭和30年代。

昭和30年なんて、年間なんと117万件。 現在は三十万弱。

http://homepage3.nifty.com/m-suga/abortion.html

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei/05/kekka5.html



平成に入ってからは明らかに減少傾向。