2009年09月23日

サルエルパンツ

              サルウェルパンツ             平成21911

 

 おじさんの話を 愉しんでくださる人もあるようで、“サボってんの?”とお叱りを頂いたりして、有り難い事である。

 さて今日は サルウェルパンツに付いて話してみましょう。

ご存知のように サルウェルは、元々はイスラエルの民族衣装だから、映画なんかで見るように とてもゆったりしたものが原型です。

だからデザイナーたちが此れをデザインソースに取り上げた頃は、賛否が極端に分かれて、アメリカではオムツカバーと言って嫌われたと聞いた事がある。

場所柄アメリカ人も沢山来てくれるが、ご存知のアメリカンスタイルからは相当距離があって、殆ど見向きもしない人が多い。

日本では数年前、比較的ほっそりしたものにアレンジされてブームになったが、雰囲気的にはサルウェルとは名ばかりで、凡そ原型とは程遠いモノが中心であった。

処が昨年までのスキニーの流行の結果、値段の安いものが主流になり、オシャレ心を傷つけられた人達が“此処までおいで”とばかり、真反対のゆったりしたものを求めるようになり、去年の秋ごろから“ゆったりしたボトム”が、急ピッチで売れるようになったのです。

その結果、より原型に近いサルウェルまでこなす人が増え、今年のゆったりパンツは大変バラエテイに富んだ楽しいものになりました。

だから ゆったり感覚を総てサルウェルと理解している人が結構多いけど、理窟はともあれ話の都合上 此処でのサルウェルは、普通のルーズパンツと一応区別して、原型の面影を残す範囲で、“此処までがサルウェル”と言うイメージで話を進めましょう。

店に立ってみると、ネットその他で予備知識と予感を持ったお客さんでも、その殆どの皆さんが、実は去年までのほっそりした着こなし習慣のまま ショッピングに来ておられるから、実際には 先ずサルウェルを前にして、自分の今の着用感覚との距離感に

戸惑う人が結構多いのです。

早く言えば 興味はあるが自信が無いというか、サルウェルの原型に近い程 試着するのに躊躇する人が多く、この関門は意外に厳しいみたい。

さて 試着段階で、一様に感じる事は“らく!”。

然し試着室の鏡に映る自分の姿は、その日の自分の上半身とは 何となく違和感があり、ちょっとした戸惑いを感じる人が多いみたい。

この段階で、以前のプログで紹介した「靴を履いて鏡から離れて全身を見る」という

次の段階に進まないで、自信の無いまま試着を終わる人が結構居る。

一番肝心なところで辞めてしまうのは 如何にも勿体無いから、試着をするからには

皆さん是非「靴を履いて 鏡から自分の身長以上離れて全身のバランスを見る」と言う習慣を身に付けてほしいな。

だから 此れは販売の要点の一つでもあるのです。

サルウェルの場合は、全身を映してみると“可愛い”と歓声を上げる人が多いし、付き添いの友達でも居れば、大抵 “可愛い!”と応援団になってくれる。

その位 手に取って見た時の予感と、着て見たのとでは 実感が違うのがサルウェルです。

それでも尚 自分の上半身の服装と、若干の違和感と不安を感じるケースがある。

着回しはどうか、着こなせるだろうか?

そりゃあそうだよ、何しろ去年は着こなしが タイトベースなのだから。

特に、やや太めサイズのお客さんに多いのは、意外に上半身ピタピタの習慣です。

そうすると、そう! お尻が大きく見えたりするのよ。

だから 普段から、余りピタピタの上半身は、用心したほうがいいかもね。

逆にそのお蔭で、今年はベストやジレが売れているという事もある。

殊更 だぼっと作る必要は無いが、肉が見えるほどのピタピタは、却って太く見える場合もあるから、ほどほどにね。

経済環境に引き出されるようなファストファッションと言う事で、原宿もアメリカから来た店が大層賑わっている。

其れはそれなりに結構な事だが、スキニーの例に見るように、欲望の原点は贅沢です。

より良い物で装いたいのが本音である。安さは 不思議と短命です。

実際、着て見て愛着を覚えるような服が安く作れるのなら結構な事だが、私は そんな服に出会った事がない。食べ物と同じで食べてみれば分かるし、着てみれば分かる。

値段は意外に正直なもので、安さで大成した 洋服屋は居ない。

おっと!サルウェルの話だった。 

服は ゆったりとほっそりと二種類しかない。中庸が有ったが 今はどちらかに引き摺られている。ほっそりは 兎も角イメージダウンを嘆く人が多くて、今はゆったりが

オアシスです。その中心が、ボトムではサルウェルなのです。

たった二種類しかない着用感は、自由に愉しみましょう。

グルメ時代では、旬のものは何でも 美味しく頂くのが、一番幸せです。

サルウェルは今が旬、そして ゆったり感をモノにするチャンスです。

旬の試着を楽しめるようになれば、あなたは 一丁前のオシャレです。

どうぞおついでの折には、LAAのサルウェルをお楽しみ下さい。

 



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2009年04月18日

今年の

              今 年 の 原 宿           

 

 流行を追えというわけではないが、人の心には流れがあるように思います。

分かりやすい例が 音楽で、流行も有るけど傾向もある。

それと経済の影響が このところ中々厳しい。此れは勘だけど 高校生で「お金ない」と言う人が増えた感じがするねえ。

まあ そんなこんなを感じながらも、私なりのスタンスで傾向を受け止めなければ、仕事にならないのよねえ。

 前置きはほどほどにして、今年の原宿は大きく変わった。

その中で特に目立つのが、ほっそりから ゆったりへの移行で、同時に下手にほっそりを無神経に履くと、えらくローカルにみえ始めた。

その典型例が、季節感もあるだろうが、この時期のスキニーにロングブーツスタイル。

今 このスタイルで竹下通りを歩くと、余程気を付けないと成功しない。

去年はそれなりに様になったのに、何故だろうと我ながら不思議な位。

ほっそり履きたいなら、靴はハイカット。詰まりスキニーもラインの綺麗なものが大切で、細けりゃいいと言う訳には どうやら行かないみたいですな。

特に むちむちスタイルは頂けない。私は此れをボンレスハム と呼ぶ。

もとより ほっそりタイプが悪い道理はないので、ただ 皆さんの目が肥えてきているから、噂だけで履くのは やばいというだけ。

安物と一緒にされては堪らんと反転した人も居て、マスコミに押されて出てきたゆったりタイプ、一般には十把一からげでサルウェルと呼んでいるようだが、細かい詮索は 譲るとして、このタイプがいきいきしていることは間違いない。

言うまでもないが、当然着こなしも大きく変わる。

細かい単品をあれこれ言う前に、ゆったりしたボトムを意識して 全身の造りを考えれば着こなしの答えは出やすい。

LAAの店頭でも、冬の頃はまだ お勧めしないと試着してもらえなかったが、年が変わってからは 自分からどんどん試着して下さるようになり、最近では 長短など複数でのお買い求めが増えている。

いずれにせよ、流行もさることながら、パンツは ほっそりか ゆったりしかない。

たった二つしかないものの どちらかに偏るのは如何にも勿体無い。

旬を愉しむ心掛けこそ、オシャレの感性を豊かにするツボだと想いませんか。

是非 今年の旬を お試し頂きたい。気持ち ゆったり目にどうぞ。



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今年の原宿

              今 年 の 原 宿           

 

 流行を追えというわけではないが、人の心には流れがあるように思います。

分かりやすい例が 音楽で、流行も有るけど傾向もある。

それと経済の影響が このところ中々厳しい。此れは勘だけど 高校生で「お金ない」と言う人が増えた感じがするねえ。

まあ そんなこんなを感じながらも、私なりのスタンスで傾向を受け止めなければ、仕事にならないのよねえ。

 前置きはほどほどにして、今年の原宿は大きく変わった。

その中で特に目立つのが、ほっそりから ゆったりへの移行で、同時に下手にほっそりを無神経に履くと、えらくローカルにみえ始めた。

その典型例が、季節感もあるだろうが、この時期のスキニーにロングブーツスタイル。

今 このスタイルで竹下通りを歩くと、余程気を付けないと成功しない。

去年はそれなりに様になったのに、何故だろうと我ながら不思議な位。

ほっそり履きたいなら、靴はハイカット。詰まりスキニーもラインの綺麗なものが大切で、細けりゃいいと言う訳には どうやら行かないみたいですな。

特に むちむちスタイルは頂けない。私は此れをボンレスハム と呼ぶ。

もとより ほっそりタイプが悪い道理はないので、ただ 皆さんの目が肥えてきているから、噂だけで履くのは やばいというだけ。

安物と一緒にされては堪らんと反転した人も居て、マスコミに押されて出てきたゆったりタイプ、一般には十把一からげでサルウェルと呼んでいるようだが、細かい詮索は 譲るとして、このタイプがいきいきしていることは間違いない。

言うまでもないが、当然着こなしも大きく変わる。

細かい単品をあれこれ言う前に、ゆったりしたボトムを意識して 全身の造りを考えれば着こなしの答えは出やすい。

LAAの店頭でも、冬の頃はまだ お勧めしないと試着してもらえなかったが、年が変わってからは 自分からどんどん試着して下さるようになり、最近では 長短など複数でのお買い求めが増えている。

いずれにせよ、流行もさることながら、パンツは ほっそりか ゆったりしかない。

たった二つしかないものの どちらかに偏るのは如何にも勿体無い。

旬を愉しむ心掛けこそ、オシャレの感性を豊かにするツボだと想いませんか。

是非 今年の旬を お試し頂きたい。気持ち ゆったり目にどうぞ。



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