月に一度の通院以外
まったくと言っていいほど
外に出ない生活が約三年ほどつづいていました
ある日
見かねた知人が外につれ出してくれました
医療系の仕事に従事している彼は
パーキンソン病のことを理解し
そのもろもろの症状や
こちらの苦悩を察していてくれます
まずこれが一番の安心材料
それでも久々の外出は
景色がまぶしく
変わっている街並みよりも
むしろ変わっていない街並みに
息苦しさを感じていました
食事。
例の外食会食。
これを今回はやらかそうということに
右手、不動。
箸使用、不能。
手で食せるもの、しかも
堂々と手づかみできるもの。
鮨。
不浄の左手使用の為、カレーは不可。
鮨。
対話を必要とする握り方に接しないために、
うっぷんを過食で解消するふたりのために、
鮨。鮨。鮨。
それも回転すしとなりました。
<つづく>
矢尾板拓也
パーキンソン病 ヤールⅢ 要介護2
パーキンソン病との葛藤をまとめたホームページ
http://yaotakuryuzyo.web.fc2.com/
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