ナンナンなん病・パーキンソンハネムーンを過ぎて

パーキンソン病になり、歌うたいという新しい人生を歩むことになった男の話。(旧ブログ名「ナンナン難病・パーキンソン病になりまして」) 矢尾板拓也 パーキンソン病ヤールⅢ 要介護2 明るいblogです。 そして重いhp です。http://yaotakuryuzyo.web.fc2.com

2015年06月

どうおもいます? その3

どうおもいます? その3

 

 

 

大ホール“一発歌うたい”の

面談結果は

大方の予想通りというか

大方の意向通り

 

出演を「受諾」。

 

曲は「オリジナル」。

 

「オリジナル・ラブ」の曲ではなく

「オリジナル」という名の曲でもなく

矢尾板が作詞・作曲した曲。

 

「えっ、、」と思われた方

 

一晩あけて矢尾板も「えっ、、」状態である

 

 

ただ
歌うとなったら

既成の楽曲より

オリジナル・ソングの方が楽かなと。

 

一番を三回歌ってもわかりはしないし

歌詞や音程をしくじっても

そういう曲ですよと居直れる。

 


問題がひとつ。

 

もちろん

曲をつくらなければならない

というハードルが

生じてしまったこともあるが、

 

なにより自作なので

当然

カラオケ伴奏の音源がない。

 

そこで

「弾き語りでやればぁ」と主催者様の一言

 

バンド演奏を

してもらえるものと

何の疑いもなく思い込んでいた

矢尾板は「!」

 

昔は弾けたが

今は弾けない

 

すると

「矢尾板さん、

当日空いていたらなんだけど

スタン・ウェイを

借りようかと思っているんだけど…」

 

 

ノックアウト。

 

筋固縮が出たら

鍵盤位置まで

手を持っていくことも出来なくなるのに

 

様々な感慨と

妙な昂揚感に煽られてしまって

耳に残る

スタン・ウェイの

シャープな音色に負けてしまった

 

それでも

聴くのと

弾くのでは違うと、

 

パーキンソン病の薬が切れれば

右手右足が動かなくなると、

 

あがいてみせると

 

「最悪、私が代りに弾くから

挑戦してみたら」

 


寄り切られた

 

 

結果

弾き語りで

オリジナル曲を

歌うことになった

 

10月25日・日曜日まで

あと119日

 

挑戦というには無謀?

 

一度死んだ人間は強い?

 

 

入らないだろうとはいえ

2000人収容の大ホールで

病躯(びょうく)

オリジナルソングを弾き語り

 

 

♪ばかだねぇ

♪ばかだねぇ

♪ばかだねぇ あたぁし~

 

と口ずさみながら

半日、ぼんやりしてしまった。

 

 

どうおもいますか?どころではないな

 

 

ナンナンなん病。

 

絶句。。



矢尾板拓也 



パーキンソン病 ヤールⅢ 要介護2

パーキンソン病との葛藤をまとめたホームページ

http://yaotakuryuzyo.web.fc2.com/


*よろしければ、クリックお願いいたします。



パーキンソン病 ブログランキングへ



にほんブログ村 病気ブログ パーキンソン病へ
にほんブログ村


にほんブログ村

どうおもいます? その2



どうおもいます? その2


 

あした

主催者さまがお運びくださる。

 

例の大ホール“一発歌うたい”の件である

 

歩行難儀と

移動手段不備の矢尾板を慮っての

ご厚情である

 


いやはや

およそ5年にわたる不義理にもかかわらず

「是非ご参加をお考えください。」とのこと

 

矢尾板の陥っている
現況と近況を
知っていただくべく
ブログ・ホームページをご案内したところ

「オリジナル曲でも他でも、

是非ご参加をお考えください。」とのこと


 

うーん、

 

どうかなと

訪問看護の先生

ヘルパー石ちゃんに、AさんとTさん

ディサービスの千代に八千代さんに、施設長Nさんと憧れのハスキーさん

整体の院長先生

病院の相談員さん

主治医のS先生

ケアマネージャーさん

矢尾板の
心身事情を知る面々に

訊きまくった

 

総じて「ぜひやるべき!」

 

整体の院長先生にいたっては

キスでもしてくるのかと

見たこともない真顔を近づけ

「ゼッタイやった方がいい」と珍しく断言された

 


ああ、

やった方がいいのはわかってます

 

やれるかどうかが問題で

 

ステージ照明のまぶしさの中

伴奏を耳で追いながら

歌詞とメロディーを頭でくくり

かすれがちな声帯をつかって…

 

いや、

もうくらくらしてきた

 


面談結果、乞御期待。

 

 

 

 矢尾板拓也 



パーキンソン病 ヤールⅢ 要介護2

パーキンソン病との葛藤をまとめたホームページ

http://yaotakuryuzyo.web.fc2.com/


*よろしければ、クリックお願いいたします。



パーキンソン病 ブログランキングへ



にほんブログ村 病気ブログ パーキンソン病へ
にほんブログ村


にほんブログ村

無人宅


nokibana1




無人宅



デイサービスの
お迎えは

いろんな人が
来る


ちょっと分かりづらいところに

ちょっと解りづらい造りに住んでいるので

はじめてのドライバーさんだと
スルーされることが多い


なるべく表に出て
待っているようにしているのだが

暑かったり、

蚊の猛攻を喰らったり、

散歩で行き来する人たちの
奇異の目が煩わしかったりで

この季節

中で待つことが多くなった


坊主で髭の長身の大男が

こともあろうに杖までついて

ぼんやり立っているのに出くわしたいとは

普通思わないであろう


ほとんど人の出入りもなく

家の中でひっそりと暮らしている身なので

たまに玄関先にいようものなら

人が住んでたんだ!という

つぶやきと一瞥(いちべつ)をいただく


「デイのお迎えで
 矢尾板さんちがわからないんですけど」

「ナビないの?」

「ナビで指定した住所には、

なんか変な建物があり、

人が住んでいるようには見えないです…」


「あれ、だんなさんここんちの人?」

「はい」

「人が住んでたんだ!」


などなど

没近所付き合いも相まって

かなり浮いている存在


パーキンソン病の患いから

軽い引きこもり状態なのもあって

表側に生活反応がまるでない


これを改めようと

生きたもの軒先に置こうと考えた


お隣は緑多きお宅

垣根越しに入り込んで来ている枝々を

こちらで処理していい旨ご許可いただいていたので

捨てるのもなんだから

ヘルパー石ちゃんの手を借りて

活けてみた


誰か住んでいそうにはなったが

ますますあやしい感じになってしまった


夜、

玄関灯をつけると

定休日のお蕎麦屋さんのよう


ま、いいんですけどね


nokibana2

nokibana3

矢尾板拓也 



パーキンソン病 ヤールⅢ 要介護2

パーキンソン病との葛藤をまとめたホームページ

http://yaotakuryuzyo.web.fc2.com/



にほんブログ村 病気ブログ パーキンソン病へ
にほんブログ村


にほんブログ村

*よろしければ、クリックお願いいたします。



パーキンソン病 ブログランキングへ



 

どうおもいます?

どうおもいます?

 

 

先日、

2000人収容の大ホールで1曲歌ってみないかと

出演参加の依頼が来た

今年の10月末の日曜日である。

 

以前ならふたつ返事でOKなのだが

今の自分には身体的にも精神的にも

きつい決断を強いられる

 

パーキンソン病の特徴である

「かすれ声」や「転倒」「起立性貧血」で果たしてつとまるか

正直、全く自信がない。

 

48にしてぬきさしならない挑戦。

老醜ならぬ病醜をさらすだけではないのか

病躯を傍らに正直悩んでいる

 

みなさん

どうおもいますか?



矢尾板拓也 



パーキンソン病 ヤールⅢ 要介護2

パーキンソン病との葛藤をまとめたホームページ

http://yaotakuryuzyo.web.fc2.com/


*よろしければ、クリックお願いいたします。



パーキンソン病 ブログランキングへ



にほんブログ村 病気ブログ パーキンソン病へ
にほんブログ村


にほんブログ村

チノパン 2

suke-ru


 

チノパン 2

 

 

出かける先といっても

「ウエルカム」シリーズでお話ししたとおり

自分の親より(さら)なる御歳(おとし)の皆様と

ゆっくりゆるやかに運動するデイサービスのみ

 

動きやすさを考え

スポーツウエアなどのパンツを穿()いて

出向いてみたもののトイレがどうにもならない

 

パーキンソン病の症状である筋固(きんこ)(しゅく)のためか

(からだ)近くに手が寄れば寄るほど力みがかかり

指というか腕というか

上肢(じょうし)を使った作業が悲しい程ままならない

 

具体的に言うと

上手(じょうず)にトレーニングパンツを(おろ)せないのである

 

それらはデザイン的に股下(またした)たっぷり傾向であり

その布地(ぬのじ)を前だけ下着と一緒に下し

放水(ほうすい)(こう)を露出するには

ほぼ全身に入る(みょう)(りき)みと格闘を要する

運動でずり下がらないよう

ウエストにゴムが仕込まれている物などはさらに論外である

 

硬直(こうちょく)した指を使う点はやはり困難ではあるが

いわゆる普通のズボンのチャックを下し、

(くだん)(はい)(しゅつ)部位(ぶい)を外気に当てる方が

数段簡易(かんい)なことに気付いた

 

座ってやればとのお声も聞こえそうだが

座るためには(ひざ)位置まで下さねばならず

今度は(しり)(とっ)出部(しゅつぶ)越えがネックになってしまう

 

既に膀胱(ぼうこう)括約筋(かつやくきん)に神経が集中している状況下では

時間的余裕がなく

パンツ下げ行為により

腹部余剰物(ゼイニク)が膀胱を圧迫したり

腹部余剰物(ラード)の位置エネルギー変化による陰圧変動は

バランスを自然調整する

自律神経系に作動(なん)がある矢尾板には冷や汗ものだ

 

また終了後の引き上げ着衣(ちゃくい)動作も(なんじゅう)(きわ)める

ともするとその日のエクササイズ用エネルギーを

この一回のご不浄(ふじょう)で消化してしまいかねず

普通のフロント開きのチャックズボンが一番ええと

いうことになった

 

冬物はかつてのものがあったが

夏物は前述の通り

風と日差(ひざ)しと(はい)ガスにもまれた

高速道路の()(なが)しの(てい)であった

 

さて、

店にも行けず、

返品作業の煩わしさと困難さは()して知るべしのなか

オーダーには細心の注意を払わねばならない

 

ありのままのサイズを知るために

そのありのままを知るために

冬物を介護ベッドに寝かせ

腰に負担がかからない高さまで

介護ベッドをリモコンで上げて

いざ採寸(さいすん)となったとき

メジャーが無いのに気が付いた

 

そんなもの

男の独り(ひとり)所帯(じょたい)

探してもあるはずがなく

スケールで代用することにした

 

ステンレス製の

ペコペコしていて

シュリュシュリュ収納されるやつである

 

とそこに女性ヘルパーAさんが来てくれた。

矢尾板は体型が体型なだけに

身体介護は男性ヘルパー石ちゃんに頼んでいるが

彼女ともう一人ヘルパーTさんには生活援助をお願いしている

 

「お手伝いしましょう」とスケールで

冬ズボンのウエストを測ろうとしたら

重ねて

「このズボンサイズで大丈夫ですか?」

「普段きつくありませんか?」

賢明(けんめい)なる質問があった

 

今思えばこのやり取りが悲劇の始まり。

冬ズボンを穿()いてベルトをしてその上から測ることになった

 

(すで)にお分かりであろうが

冬ズボンは生地(きじ)が厚い

ベルト分も一周分を考えたらそこそこの厚み

何よりも洋裁メジャーのひらひらに対して

DIYのステンレス製スケールは硬派(こうは)資質(ししつ)でぺこぺこ

どんなに頑張っても食い込むような(しぼ)りを加えて

肉に密着しての測量は望めなかった

 

結果

何をどう間違ったのか

こぶし二つ分のだぶだぶチノパンがやってきた

 

背景には

「入らなかったらどうしよう」トラウマが頭を支配してしまっており

 

加えて

外見的(がいけんてき)自己(じこ)暗示(あんじ)から来る

「大は小を()ねる」などと鷹揚(おうよう)(かま)

大陸的な大人(たいじん)を気取ってしまう気質(きしつ)があだとなり

 

丙午(ひのえうま)生まれであったためか

何事にものりしろ、

つまりゆとりを多め多めに求める習慣(しゅうかん)の結果

 

メロンパン二つ腹の上に乗せても穿ける

ゆるゆるを通り越した

だぶだぶのチノパンがやってきたのである

 

 

 

 

つづく




矢尾板拓也 



パーキンソン病 ヤールⅢ 要介護2

パーキンソン病との葛藤をまとめたホームページ

http://yaotakuryuzyo.web.fc2.com/



にほんブログ村 病気ブログ パーキンソン病へ
にほんブログ村


にほんブログ村

*よろしければ、クリックお願いいたします。



パーキンソン病 ブログランキングへ


プロフィール

papataku

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索
ギャラリー
  • 明日三年ぶりに歌います。
  • 公演のご案内
  • ライブ動画です
メッセージ
人気ブログランキング
にほんブログ村
  • ライブドアブログ