ナンナンなん病・パーキンソンハネムーンを過ぎて

パーキンソン病になり、歌うたいという新しい人生を歩むことになった男の話。(旧ブログ名「ナンナン難病・パーキンソン病になりまして」) 矢尾板拓也 パーキンソン病ヤールⅢ 要介護2 明るいblogです。 そして重いhp です。http://yaotakuryuzyo.web.fc2.com

2016年11月

持ち替えたもの





左手が持ち替えたもの


どこかに紛れ込んで

処分したものだと思っていたカバンが出てきた。

あの中に何を入れて

歩いていたのだろう。

あの中に何を入れようと

歩いていたのだろう。

今や手前の四点杖のグリップが左手のすべてだが

あのカバンもその中の空洞もしっかり存在している。

もはや持って歩けないとしても

夢を入れようとした箱はまだあるじゃないか


新旧対峙して

引き継ぎをしているような

この写真を見て

趣味の良さを褒めてくれた

新しい友人は、

今旅の空の下だが

その無事を祈りたい。

歌う俺を励ましてくれたように

まだ大丈夫ですと、

まだ使えますと、

このカバンを修繕してほしいものだ。

元気に帰ってくることを願って


ー詩集、「行灯の明かり」よりー

やはり



病気は病気として、

また新たなる出発の予感。

でも、それも、やはりこの歌のようです。

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