今日は感動した。
小泉元首相ではないがそのフレーズで胸がいっぱいである。
前橋のデイサービスでお世話になって二度目の春を迎える私にとって今日はとんでもなくやられてしまったと感じる一日であった。
そこはかとなくマンネリ化し腐臭を禁じえないでいた日々のサービスメニューが突然一新されたのである。
そして何よりスタッフさんの行う体操やサービスのアテンダントが一挙に変わったのである。
しかも50肩で辛かろうかと思える矢尾板より御歳上のスタッフ様方も全員漏れなくそれをそろってやりのけており、まさに感動の出来事であった。
パーキンソン病にて若いながらも介護保険の1利用者の矢尾板は、その昔ステージ演出や舞台監督の経験があり、どうしても大勢を巻き込んでいくプロセスやアテンダント(導入や先導、リードする)にうるさく、色々と気になることが多かった。特に座って利用者全員が行う「みんなの体操」や「ラジオ体操」の見本なのに、リードするスタッフさんが立って行う体操の見本をやっていたり、「左、みーぎ、まわして立―て」というタオル体操など反転して左右対称に示すべきものを、「てめぇの左右に忠実にあわせくさって、こちとら左右上下を無い脳みそを使って変換しながら…」ついていかねばならなく、「そんなもんいらねえだろう」と毒ずく日々であった。
それがなんとホールスタッフ全員対称に踊っているのである。
今日は何の日、4月1日!
おおこれはまさしくエイプリルフィールか?ってことはさておき
介護の世話にならざるを得ない自分たちにとって
本当にわかりやすく心温まるスタッフみなさんからの歩み寄りであった。
ここで「んなぁことは当たり前じゃろう」とのたまう
上司部下諸兄ならびに一介護福祉士の皆さん
本当に実施実践されているか振り返っていただきたい。
かく言う矢尾板も
己のリハビリのためにピアノ弾きを自任している訳だが
金属バットの放つ快音鳴り止まぬ昼下がり
めくりなれた楽譜を手に「泣く子と高校野球決勝には勝てぬ」とのたまっていた。
めくりなれてしまったという意味を反芻しなければならないようだ。