ナンナンなん病・パーキンソンハネムーンを過ぎて

パーキンソン病になり、歌うたいという新しい人生を歩むことになった男の話。(旧ブログ名「ナンナン難病・パーキンソン病になりまして」) 矢尾板拓也 パーキンソン病ヤールⅢ 要介護2 明るいblogです。 そして重いhp です。http://yaotakuryuzyo.web.fc2.com

Poem (?)

持ち替えたもの





左手が持ち替えたもの


どこかに紛れ込んで

処分したものだと思っていたカバンが出てきた。

あの中に何を入れて

歩いていたのだろう。

あの中に何を入れようと

歩いていたのだろう。

今や手前の四点杖のグリップが左手のすべてだが

あのカバンもその中の空洞もしっかり存在している。

もはや持って歩けないとしても

夢を入れようとした箱はまだあるじゃないか


新旧対峙して

引き継ぎをしているような

この写真を見て

趣味の良さを褒めてくれた

新しい友人は、

今旅の空の下だが

その無事を祈りたい。

歌う俺を励ましてくれたように

まだ大丈夫ですと、

まだ使えますと、

このカバンを修繕してほしいものだ。

元気に帰ってくることを願って


ー詩集、「行灯の明かり」よりー

花歌 「たとえて」



花歌 「たとえて」

 

 

わたしを花にたとえてみてよ

あんたの気持ちを探る訳じゃないから

どんな色の、どんな名前の、

花なのかとふと知りたくなった

 

わたしを花にたとえてみてよ

今さら歳をごまかす気なんてないわ

どんな時代の、どんな形の、

花なのかとふと知りたくなった

 

花言葉はいらないから

耳に残すには難しすぎて

わたしを花にたとえてみてよ

どんな花でもかまわないから

 

 

わたしを花にたとえてみても

良くも悪くも何も変わらないわ

どんな色の、どんな香りの、

花とたとえられた思い出ひとつ

 

飾りたてるものはあれもこれも

増えるだけ飽きて消えもせず笑ってる

どんな色の、どんな花でも、

たとえ話ね、ましてや花、残らないわ

 

花言葉はいらないから

口にするには真四角すぎて

わたしを花にたとえてみてよ

同じくあせて消えていくから

 

 

わたしを花にたとえてみてよ

困った顔ね、花の名前なんて知らないよね

あんたが花を知らないことは

もらったことないからよくわかっている

 

それでも花にたとえてみてよ

「赤や、黄色の花」とでもいいから

あんたの心の、あんたの思いの、

中にある花ならそれでいいから

 

花言葉はいらないから

どうせそばでは咲くことはないし

わたしを花にたとえてみてよ

せめて心に咲いていたい

 

花言葉はいらないから

どうせそばでは咲くことはないよね

わたしを花にたとえてみてよ

あんたの心で咲きつづけるの

 

 

矢尾板拓也 



パーキンソン病 ヤールⅢ 要介護2

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なんとか、そしてどうする 2


やまないあめ

        詞・曲  ヤオイタタクヤ

 

1、

E♭ B♭ Cm  A♭ B♭ Cm

よせては返す波々  潮騒の囁き

E♭ B♭ Cm  A♭ B♭ E♭

励ましの言葉    なぐさめの言葉

 

E♭ B♭ Cm  A♭ B♭ Cm

霹靂の宣告     抗うこともできず

E♭ B♭ Cm  A♭ B♭ E♭

処世の終焉     あきらめの時節

 

E♭ B♭ Cm  A♭ B♭ Cm

過去を旋回して   想い出を撹拌し

E♭ B♭ Cm  A♭ B♭ E♭

闇は兆しを覆う   雨音は無慈悲に

 

E♭ B♭ Cm  A♭ B♭ Cm

今までこそ奇跡と  諭すのはその今

E♭ B♭ Cm  A♭ B♭ E♭

もっともな修辞   究極の子守唄(ララバイ)

 

 

Cm   Gm   A♭  E♭

* 繰り返すなぐさめ この耳は聞かず

Cm   Gm   A♭  B♭

繰り返すあきらめ 胸はこれを入れない

   A♭ B♭ E♭  A♭ B♭/Gm Cm

やまないあめはない あけないよるはない

A♭ B♭ E♭  A♭ B♭/Gm Cm

やまないあめはない あけないよるはない

 

2、

E♭ B♭ Cm  A♭ B♭ Cm

百篇の祝詞のように 千片の経文のように

E♭ B♭ Cm  A♭ B♭ E♭

億を超えた溜め息  あいさつの波々

 

E♭ B♭  Cm  A♭ B♭ Cm

救われたいから他人を 人を救うのですか

E♭ B♭  Cm  A♭ B♭ E♭

救われないから他人を 人を救うのですか

(*繰り返し)

 

3、

E♭ B♭ Cm  A♭ B♭ Cm

誰にでも等しく   降り積もる時が

E♭ B♭ Cm  A♭ B♭ E♭

いつしか頑なな   足の鎖を穿ち

 

E♭ B♭ Cm  A♭ B♭ Cm

踊る水、水底の   舞う砂礫さえも

E♭ B♭ Cm  A♭ B♭ E♭

恒久昼夜の重みに  自ら石に成る

(*繰り返し)

 

4、

E♭  B♭  Cm  A♭ B♭ Cm

やまない今日のあめは  緑を大地に洗い

E♭  B ♭ Cm  A♭ B♭ E♭

あけない今日のよるは  私に風を見せる

 

E♭  B♭ Cm  A♭  B♭  Cm

終わりにも終わりが  あるのかそれはわからない

E♭  B♭ Cm  A♭ B♭ E♭

あきらめの果てに   今、眺めは変わる

(*繰り返し)




v( ̄∇ ̄)v

思わず絵文字に走ってしまう現状。
してやったりのVサインではなく、
言葉のフレーズをメロディに、
詩を詞に、
変換するとこうなり、
こうならざるを得ない、
自嘲、自壊のVサインである。

技じゅつ以前に、
体機能的に歌唱困難の模様。

なんとか作ってはみたものの、
さてどうするどうする~
(トホホ↓)


矢尾板拓也 



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なんとか、そしてどうする 1



バス


 

1,

 

B

お前は「生きろ」と

 Dm      E♭ F  Dm   Gm

時雨る中に バスの扉開けてくれた

E♭  F    Dm   Gm   

雨に打たれて 振り向けば蒼く

E♭      F

張りつめた白い顔

 

B♭     Dm

俺たちは皆 間違ってなんかないと

E♭   F  Dm Gm

お前の向こう 囁く声

E♭  F  Dm   Gm

軋むタイヤ 泥をなぐり捨て

E♭   F   B

あてなくふるえている

 

Gm       Dm

矢折れ尽き果て うつろな瞳

E♭       B

なにもかわすものもなく

Cm     Gm

後ろ手に早 扉を閉めて

F   Gm  F

細い肩を怒らせ

 

B♭    Dm

今俺たちは 間違ってなんかないと

E♭  F  Dm    Gm

くずれる思い背負いながら

E♭  F   Dm   Gm

お前はひとり わかりきった顔で

E♭  F   B

高き壁に叫ぶのか

 

2,

B♭       Dm

おろされ戸惑う こちらを尻目に 

E♭  F Dm Gm

バスの中は熱く強く

E♭   F   Dm    Gm

見上げる想い 気付かぬふりして 

E♭   F

はやく行けと目で追う

 

B♭      Dm

幾重のしずく  瞬く中で

E♭  F    Dm  Gm

それでも少し笑ってくれた

E♭  F    Dm  Gm

行き先表示 〝回送“に変えて 

E♭  F   B

バスはまた動き出す

 

Gm     Dm

青い時代 果てることなく

E♭    B

今日も明日も続く

Cm      Gm

上気する頬 湧く歓びも

F     Gm  F

かたち無く雨に消えて

 

B♭     Dm

時は流れて ふる雨もなく

E♭  F  Dm  Gm

走るバスも少なくなった

E♭  F  Dm  Gm

秘めた想い 空高くはなち

E♭   F   B

今またバスを停める

 

B♭     Dm

「お前は生きろ」と…

 



 

 

< 詞・曲 ヤオイタタクヤ >

 

 

なんとか、曲らしきものを作ってはみたが
この次のステップが重い

ナンナンなん病。
恥は書き捨て?ナリヤ

矢尾板拓也 



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ノミネート


ノミネート


今回、「人気ブログランキング」さんにつづいて、
「にほんブログ村」さんにノミネートさせていただいた。

入門書や、張り付いているご指南タグに、
ひたすら従順に従っている今日この頃。
ノミネートはその成果だが、
やはり見知らない世界は面白いという一言につきる。


ノミネートには
そのブログのカテゴリー指定が義務付けられているのだが、

手順に従って選んでいくと
見えない、

いや、見せたくないような、

無意識の下に隠している自分の思慮がはっきりしてしまう。


実際、カテゴリータグを選択してみると、

1、病気ブログ→パーキンソン病、

2、ポエムブログ→心の詩、

3、オヤジ日記ブログ→戦うオヤジとなった。


一番のシェアを占めるのはパーキンソン病。

ブログのメインテーマ。


次は、ぐっとその占有率は狭まるが、

選んだのはなんと「ポエム」。


確かに、身体的にも精神的にも

長文作成は無理な矢尾板の文章は、

詩型のようなぶつ切れ文。

刺身のサクに対してブツ。

薬が効いてるわずかな時間に、

想い、思い付きをせっせと放り込む。

その姿は、
麺ダネの塊りから
切片を鍋に飛ばして作る「刀削麺」そのもの。

文体は短くて詩型似だが
「ポエム」という

ほんのりした
先の明るさを感じる

甘やかな響きは全くない。

全くないな。


しかも「心の詩」。

間違っても「愛の詩」はチョイス出来なかった。


加えて日常のあれこれが題材であるから日記。

シニアでもサラリーマンでもないので

該当日記ジャンルは「オヤジ日記」。

さらに、
「ちょい悪オヤジ」でも

「お茶目オヤジ」でもないとすると

当てはまりそうなのがカテゴリー「戦うオヤジ日記」。


うーん。


つなげてみれば

「パーキンソン病で、心の詩を武器に戦うオヤジ~」

ということになる。


うーむ。

では、
ホームページの方はさしずめ「My詩集」ということか。


東京ビックサイトで、

パーキンソン病でニコリともしない上に、

会場の雰囲気に呑まれ、

緊張しきった面持ちの

50 手前の海坊主のようなオッサンが、

自分の「My詩集」の山を前にたたずんでいる姿。

そう、自分のたたずんでいる姿を
連想してしまう。

それはすでに滑稽を通り越して危険だ。


でも笑えない。

セルフ・プロファイルの結果は(単に選択肢を並べただけだが)、

その兆候を十二分に示唆している。


「僕のMy詩集、買ってくださ~い。」
無理だ~。

「おじさんのMy詩集、買ってくれないかい。」

無理だ無理だ~。

「心の叫び、聞いてください。」(ど赤面)

70 年代のフォーク・ライブ調、これは相当引くだろうなぁ~。


でもやっていることは同じだな。


いやいやいや。


紙や鉛筆が
ブログやネットに変わっただけで

やろうとしていることは同じだな。


いやいやいや。


…(進行表)…


<自虐MCに半笑いの客席>

ステージ照明:矢尾板の頭上のトップ・サスのみ

客電:20%


<暗転のはずのステージ、

汗で矢尾板の頭がミラーボール状態で

少し明るく見える>


<バンドメンバーのチューニング終わり>

矢MC:「~新しい心の叫び、聞いてください。」

<MC終わりきっかけで>

ステージ照明:ど暗転

客電:F.O.

ドラム:スティックによるカウント


M-06「夜ノ雨、畢リヌ」
http://yaotakuryuzyo.web.fc2.com/voice-6.html

<スタート>

ステージ照明:ステージ・バック/朝焼け色

 ホリゾン/グリーン

ピン/矢尾板→ギター(ソロあり)

 

………



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