ウエルカム
天岩戸よろしく
サシコモリマシキ状態を見かねてか
はたまた営業活動の一環か
デイサービスの利用をよくすすめられる
デイサービスとは
お迎えが来て
半日もしくは一日介護事業施設で過ごし
その事業所それぞれのサービスをうけ
家族の介護負担を減らしたりするシステムだ
パーキンソン病は
介護保険の利用が可能で
障害認定を受けていても
40代後半の矢尾板は
介護保険適応の範疇に入るらしい
介護保険料の天引きが始まって
こんなに早く利用する側にまわるとは
正直思ってもみなかった
皆様申し訳ない。
調査員さんの調査を受け
主治医の先生の意見書等と検討され
介護認定審査会で等級が決められる
おかれている自分の状況を客観視するためと称し
可能な限りというか
実のところは
かなりキレ気味ヤケ気味で
該当するほとんどの
公的支援の利用申請を試みていた
ゆえに
心の底では依然として
病を受け入れ難かった矢尾板は
調査員さんの質問に
ほとんど「Yes,I can」と答えていた
そんな
あたりまえに出来た事は、
以前のようにスッとは
あたりまえに出来ませんが、
あたりまえに出来たことですもの、
こんな風に無理をして
なんとかすれば
ある程度ならば出来ると思います、
ええ、出来ます!
出来ますとも!!
と
出来なくなりつつある現実に対して、
そしてそれが
あまりにもあたりまえな
動作に関する質問であることに対して、
半ば憤然、居直り状態。
遠い近いは別として
過去には出来たのだからという
せつない想い
せつない想いは高じて
思えばなんともアホな着想へ
同じ先祖から分れてぇ
鳥になったやつがいるんだから
俺もぜぇったい空が飛べるはずだぜぇ~
的な、、、
結果は要支援1。
ならば飛んでみせろ、と。
要支援は1と2。
そして階層が変わって
要介護1、要介護2、要介護3、4、5と支援介護度が増していく。
しかし
よく激突し、よく転倒する姿に
訪問介護ヘルパーさんが見かねて
「ちょっと要支援状態ではないですね」と
認定区分の変更、または更新のための
再調査をすすめてくれた。
裁判の再審請求ではないが
不服申し立て条項が市長名の通達書には確かにあった
結果は3っ等級昇進の要介護2。
利用可能なサービス範囲は格段に広がった
まさに躍進。
叙位されたばかりなのに、
突然越階し公卿の仲間入りを果たした平安貴族のごとく。
弟子入りしたばかりなのに、
前座、二つ目を飛び越え、いきなり真打ちなった落語家のごとく。
あはは、
晴れて要介護2になった矢尾板は
よろこんだかというと
まったくもって
それは真逆で
「ワシはそんなに悪ィんかい」と
人称までジイ様になって
落胆し、
かつ嘆いたのであった
しかも
介護難度も上がる為か
時間単価も昇級したので
自己負担額も若干上がってしまった
いいんだか
悪いんだか
ともあれ
自立生活を円滑にすることが急務とさとり
その果実を享受すべく
今自分には
その必要があるという
現実を甘受すべく
使えるサービスはないかいなぁ~と
あらたに検討をはじめたのであった
つづく
矢尾板拓也
パーキンソン病 ヤールⅢ 要介護2
パーキンソン病との葛藤をまとめたホームページ
http://yaotakuryuzyo.web.fc2.com/
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