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2014年09月

月夜茸の妖光

キヤノンフォトサークル伊那谷支部の写真展を9/9~9/14まで、飯田市美術博物館の市民ギャラリーで開催し、会員19名が3点ずつ出展しました。私の出展した「月夜茸の妖光」について来場された方からツキヨタケについての質問や、どうやって撮影したのかという問い合わせがあったようですので、再び掲載いたします。
 
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                月夜茸の妖光 24.10.7

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 新潟県と長野県にまたがる「苗場山」に登ろうと志賀高原から登山口の秋山郷に向かう途中で、びっしり生えたツキヨタケを見つけました。ツキヨタケはよくシイタケと間違われる毒キノコとして知られたキノコですが、実際に見ることのできる人は極僅かです。私も過去に見たことがありましたが、これほど生えているのを見た事が無かったことと、本当に夜光るのだろうか?という好奇心が湧き起こりました。もうこんなチャンスはないと思い、苗場山登山を翌日に延期して夜が来るまで他の事で時間を潰しました。そして深夜出掛けてみました。枯れ木の下から見上げ、目が暗闇に慣れてくると微かに薄い緑色に光っているように見えてきました。LEDライトで照らしてライトを切ると、蓄光されるのか、夜光塗料が発光するようにさらに強く発光しているように感じました。デジカメの感度を上げ、絞りを開放にして1分程露光してみました。月夜茸とはよく言ったものです。月明かりで蓄光されれば不気味に光る筈です。

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森のオアシス

torigaikekuma
 現れた「月の輪熊」 26.7.26  7:57

torigaikeshika
                                   鹿の群れ  26.7.29    5:27

昨秋センサーカメラを設置した南アルプスの鳥ヶ池に、今年も7月19日から設置しました。8月の週末は雨ばかりで、久しぶりに晴れの日曜日となったため、50日振りにカメラの確認に行って来ました。林道の両脇にはヒヨドリバナが咲き終わり、綿毛ができ種が飛び立つ時期を迎えておりますが、アサギマダラがまだ何羽も花に来ておりました。いつもなら写真を撮るところですが、アサギマダラは自宅の近くでもフジバカマの花にこの先見られると思い、今日はパスしました。カメラの中のカードを確認したところ、遂に「ツキノワグマ」を撮影することができました。深夜にも写っておりましたが、「闇夜のカラス」状態です。写真は朝8時前に現れ、左側から右側に移動しており、5枚撮れておりました。夏の時期は餌がなく、痩せていて夏バテ状態であることが確認できます。先日NHKテレビで知床のヒグマの4年間を収録した番組を見ましたが、サケ・マスが遡上する前の夏は餌がなく、激痩せ状態で、飢え死にする小熊もいるようでした。鹿は5頭写っております。クリックすると拡大できます。左上の藪の中に確認できます。
実りの秋となり近所の果樹園では梨の出荷が始まっております。実家の果樹園には葡萄が実りだし、何かの獣が来ているようです。ハクビシンかも知れません。撮影装置を仕掛けてみようかと思います。



papawakaipapawakai  at 20:51コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ!