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2018年05月

中国 張掖丹霞地貌(ちょうえきたんかちぼう)ハイクの旅


 GWの4/30から4泊5日で中国の中央部甘粛省の張掖丹霞地貌という、東洋のグランドキャニオンと呼ばれる所に行って来ました。3年程前にようやく一般公開されたばかりとあって、日本人観光客はまだ2,000人しか訪れていないようです。急ピッチで周辺の高速道路や観光施設の建設工事が進められておりました。
 カルスト地形が石灰岩で成り立っているのに対し、丹霞地貌は砂岩や礫岩で成り立っており、中国にはこうした地形の世界遺産が3箇所もあるようです。有名なトルコのカッパドキアと同じように侵食された奇岩の地形です。地図と写真でご紹介いたしましょう。写真をダブルクリックすると大きくなります。
 
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上海から飛行機で蘭州へ行きそこから張掖までは新幹線で行きます。

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新幹線の車窓から眺める祁連(きれん)山脈は全長2000km、幅は200~500kmあり、4000~5000m峰が並ぶ
ヤクや羊の放牧がされており、標高計は3,200mを超えていた。

5月1日 【平山湖大峡谷】所要時間 3時間
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平山湖大峡谷の入り口  2018.5.1

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谷に通じる階段を下るがかなり急勾配

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谷底からの岩の高さは300m~500m程

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                    谷底から上まで急な階段を登る

5月2日 【氷溝丹霞風景区】所要時間3時間
                               
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遠方にはキレン山脈の雪山が見え申し分のない絶景

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よく整備された歩道を登って行く

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上からの遠望 絶大な風景にカメラが忙しい

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男性器と女性器を表している岩柱

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あの尾根の向こう側にどんな風景が現われるのか期待しながら歩く

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ガイドの説明ではパリのルーブル博物館と形容していた大きな岩

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この絶景に暫し見惚れてしまう

5月2日午後 【七彩丹霞】徒歩2時間 夕陽鑑賞1時間

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陽の向きによって岩肌の色が変化することから七彩丹霞と呼ばれる

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白い部分は岩塩、赤は酸化鉄、黄色は硫黄成分が含まれているため

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バスの大きさから規模がお分かりいただけますでしょうか。道路は真黒なアスファルトは使わず、周囲の岩の色と同化するように、レンガ色のブロックが敷かれているのには感心させられました。

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夕陽に照らされ赤く染まる岩山を見るため、写真にある歩道に向かいます。

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陽が傾き影が長くなってきました

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300mmの望遠レンズで引っ張る   19:27

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段々と夕陽色に染まっていきます

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拡大すると岩肌の様子が分かります

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夕陽に見惚れる人たち

5月3日 【石窟の馬蹄寺】

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祁連(キレン)山脈の麓にある馬蹄寺の参道土産店

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岸壁を掘り抜き仏像が祀られている

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狭く急な階段や鉄梯子を使い石窟の中を登る

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岩の中を登って上の寺院まで行って来ました

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帰路 張掖から蘭州まで新幹線で移動  蘭州の高層マンション

 私にとっては初めての中国でした。中国に対して今まで良い印象を持っていませんでしたが、今回行った上海、蘭州、張掖は都会でゴミ等なく、不衛生だと感じることはありませんでした。ただ、張掖市は雨が少ないためか水不足のようで、駅のトイレの水が出ませんでした。
 夜、ホテル近くの売店や食堂へ行きましたが張掖、蘭州とも日本人への対応はよく、日本のマスコミは中国の悪いところばかりを強調しているんだなと思います。広大な面積を誇る国ですから、まだ知られてない所がたくさんあると思います。本当の奥地の田舎に機会があれば訪れてみたいと思います。

 今回一緒にツアーに参加された皆さんの中に、高齢者で単独参加という方が何人かいらっしゃって、その行動力とエネルギーには脱帽です。たいへん刺激を受け大きなパワーを頂戴いたしました。


papawakaipapawakai  at 09:31コメント(0) この記事をクリップ!