2019年10月23日
千曲川決壊 災害ボランティアに参加して見た現地
10月12日から13日の未明にかけて東日本を襲った台風19号のもたらした被害状況は、全国で死者84人、行方不明9人となっております。住宅の浸水は6万2400棟にも及び、4765棟が全半壊ということです。(10/22現在、NHK調査) 長野県では千曲川の堤防が決壊し、死者3名、2名がまだ行方不明です。
退職してから史跡発掘調査のアルバイトをしながら、普段気ままに好きな事をやっている訳ですが、災害の動画をニュースで見ていたら、自省の念が生じて被災者の少しでも力になればと思い、19日、20日と災害ボランティアに行って来ました。
南長野運動公園でボランティアの受付を行ない、そこからシャトルバスに分乗して中野インターまで行き、千曲川を渡って長野道小布施SAの千曲川を挟んで対岸側の長野市豊野公民館まで行き、そこで5人づつのグループで各被災者宅に向かいます。
初日は災害ゴミの仮置き場に軽トラの荷台に乗り、7km程離れた東山運動場に行き、運ばれてくるゴミの山をトラックから下ろす作業で、2日目は周辺の、徒歩で15分程の被災者宅まで行き、泥水を被った家財の運び出しと、トラックの積み込み作業でした。冷蔵庫、洗濯機、仏壇、布団、本、食器類等々、1階の物すべてが全滅でした。
退職してから史跡発掘調査のアルバイトをしながら、普段気ままに好きな事をやっている訳ですが、災害の動画をニュースで見ていたら、自省の念が生じて被災者の少しでも力になればと思い、19日、20日と災害ボランティアに行って来ました。
南長野運動公園でボランティアの受付を行ない、そこからシャトルバスに分乗して中野インターまで行き、千曲川を渡って長野道小布施SAの千曲川を挟んで対岸側の長野市豊野公民館まで行き、そこで5人づつのグループで各被災者宅に向かいます。
初日は災害ゴミの仮置き場に軽トラの荷台に乗り、7km程離れた東山運動場に行き、運ばれてくるゴミの山をトラックから下ろす作業で、2日目は周辺の、徒歩で15分程の被災者宅まで行き、泥水を被った家財の運び出しと、トラックの積み込み作業でした。冷蔵庫、洗濯機、仏壇、布団、本、食器類等々、1階の物すべてが全滅でした。
災害ゴミ仮置き場 東山運動場
既に満杯常態の東山第1運動場
堤防から7.2m低い被災地 真中のポールに赤いネットの漂流物
1階の窓ガラス上部まで浸水
災害ゴミを道路に搬出
搬出されたゴミをトラックに積み込む
私の身長1.7mよりまだ上に泥水の跡が残る
被災者の話ですと、午前5時頃停電になり、外を見るとあれよあれよというまに水が押し寄せて来て、津波が来たようだったという事でした。2階があったから助かったけれど、平屋建てだったら逃げられないと言っておられました。お隣の平屋建ての住人は先に避難していて助かったそうですが、家はもう全部壊さざるを得ないということです。
災害ゴミの運搬に一般家庭で平均すると軽トラック10杯分は必要かと感じました。1台の軽トラが仮置き場に行って帰って来るまでに、渋滞もあって1.5~2時間も掛かるため、1軒に最低3台は軽トラックが必要です。
山口県から駆けつけて車中泊で4日目という方や、佐世保ナンバーの軽トラで来ているボランティアもいて、本当に頭が下がる思いです。
被災者の話ですと、午前5時頃停電になり、外を見るとあれよあれよというまに水が押し寄せて来て、津波が来たようだったという事でした。2階があったから助かったけれど、平屋建てだったら逃げられないと言っておられました。お隣の平屋建ての住人は先に避難していて助かったそうですが、家はもう全部壊さざるを得ないということです。
災害ゴミの運搬に一般家庭で平均すると軽トラック10杯分は必要かと感じました。1台の軽トラが仮置き場に行って帰って来るまでに、渋滞もあって1.5~2時間も掛かるため、1軒に最低3台は軽トラックが必要です。
山口県から駆けつけて車中泊で4日目という方や、佐世保ナンバーの軽トラで来ているボランティアもいて、本当に頭が下がる思いです。