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2020年02月

冬芽の妖精たち

 もう30年も前になりますが、子供にいただいた本の中に「ふゆめがっしょうだん」という写真絵本がありました。色んな植物の冬芽を接写したもので、それが動物や人間の顔のように見え、新しい発見に感激したのでした。幼かった子供たちと近くの雑木林に出掛け、クズやクルミを見て「顔」を発見した時に、子供らが喜んでいたのを憶えております。目や口に見えるのは葉痕といって葉が付いていた維管束の痕なんです。
 その時に撮影しようとして購入した中古の100mmマクロレンズを、久しぶりに出してきて撮影してみました。マクロ撮影は僅かに動いただけでピントがボケてしまうため、息を止めるなどして難儀です。何か林の中にいっぱい妖精がいて、話し掛けてきそうな感じになります。

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クルミ(胡桃)

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クルミ  ヒツジかサルか?

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サンショ(山椒)  さあ、お手を拝借

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ムクロジ(無患子)

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ムクロジの実 羽根突きの羽の黒い玉になります。中に黒い実があります。

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                   ウコギ(五加木)  前足2本で踏ん張って向かって来そうです。
 ウコギは当飯田下伊那地方ではオコギと呼んで、この若芽を茹でて、かつお節、醤油をかけて食べます。春の味で、食感は口の中で少しギシギシしますが、昔から食べられてきた食材です。同じ長野県でも栽培しているのは飯田下伊那地方だけです。全国的には東北地方、新潟、群馬の一部で青垣として栽培され、芽は天ぷらにされるようです。
      

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ニセアカシア(別名ハリエンジュ) エイリアンの顔?

kuzu
           クズ(葛)  耳もちゃんとありますね。                           

ajisai2
アジサイ(紫陽花)  鼻筋がとおってなかなかのイケメンです。

                  



papawakaipapawakai  at 21:00コメント(0) この記事をクリップ!