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2020年06月

下條村蕎麦畑の天の川

 阿南町富草のホタルを見てから、下條村陽皐の蕎麦畑に行ってソバの花を入れて天の川を撮影しようと向かいました。3時間ごとに更新されるSCW天気予報の気象レーダーでは県南部は23時頃から雲が消え、晴れていく予報であったため、南の空には雲が掛かっていたのですが、月の沈むまでに1時間半車の中で待っておりました。ここは街路灯や人家の灯りがなく、山が近くで光が回折してこないため星の数が凄く見られます。
 写真をクリックすると大きくなります。

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飯田の夜景も遠くに見えます。晴れていたら奥に南アルプスが見えるのですが。  2020.6.28  23:00

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           月が山に入りようやく見え始めた天の川    2020.6.28  23:53
 さそり座の尻尾が反り返っているのが確認できます。左の明るい星は木星、左は土星です。

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近くに水田もありますがホタルはいないようでした。  2020.6.29   0:20

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天の川の中心部    2020.6.29  0:29

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カエルの合唱が賑やかでした   2020.6.29    0:37



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売木村「向原の蓮池」と根羽村「黒地の柿の木」の銀河

 梅雨に入り庭のアジサイも色づいてきました。この時期に咲く花として他にもスイレンがあります。先日、根羽村の茶臼山高原にあるカエル館に行く途中に売木村の向原の蓮池に立ち寄ったところ、スイレンが赤白いっぱい咲いて見頃でした。南の空が開けているため、天の川を入れて撮影したらいい写真が撮れると確信し、天気予報を見て行って来ました。

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スイレンが花を閉じているため手前のキショウブを入れて撮影 2020.6.16  23:43

 月の出が午前2時で天気もよく、期待して行ったところ、咲いている花が一つもない。そんな馬鹿なとヘッドランプを照らして見たが、つぼみばかり。どうやら夜は花を閉じるらしい。帰って来て調べたところ、スイレンは夜になると花を閉じて眠るらしい。それで「睡蓮」と書き、約3日それを繰り返すようです。一つ勉強になりました。
奥にはハス(蓮)も郡生しており、8月になればハスが咲くのでつぼみでもいいから、また来たいと思います。

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キショウブ(黄菖蒲) さそり座が右に傾く   2020.6.17     0:06

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天の川の左に木星(右側)、土星(左側)その上にアルタイル(ひこ星)
2020.6.17  0:09

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木星輝く 根羽村「黒地の柿の木」 2020.6.17   1:01
売木村の蓮池から移動し、先月訪れた黒地の柿の木に再訪です。

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先月訪れた時の撮影  2020.5.29   1:47

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先月田植え後の撮影  2020.5.29   2:04

 ※ 注意  
  民家から数メートルのところでの撮影になります。深夜での撮影は物音を立てず、1~2名での良識ある撮影をお願い致します。15~20分以内の短時間で済ませてください。車は絶対に乗り入れないこと。



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白馬小日向のコル  夜空

 小日向のコルにはバックカントリースキー、残雪期の新緑撮影にと過去に10回くらい訪れていますが、ここは展望がよく絶好の撮影スポットなのですが、小屋も無く幕営地でないため、夜を過ごしたことはありません。前々から星空を何とか撮影したいと考えておりました。夏場だと湿地帯のためテントは張れず、尾根に登ろうとしても笹や潅木に阻まれ無理です。幕営指定地ではありませんが、積雪期ならテントを張ることが出来ます。
 月が明るく条件はよくないのですが、新月頃まで待っていては梅雨に入ってしまいチャンスは無いだろうと思い決断しました。

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白馬鑓温泉側からの白馬鑓ヶ岳と杓子岳 2020.6.9   21:20
西側しし座周辺か?

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白馬鑓温泉方向  上の写真の南(左側)方向  21:30

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仮眠用に張ったテント  右奥は八方尾根  21:51

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左にさそり座が昇り始める  ソフトフィルター使用  21:59

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雲が下がりようやく天の川が見え出す  22:16

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月の出も近いため明るくなり始める  22:23

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月の出はこの日22:22 山に隠れているが天の川撮影はここまで  22:53

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月明かりに照らされる白馬鑓と杓子岳(白馬三山の内の二山) 23:08

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              月明りの白馬鑓温泉と白馬鑓ヶ岳  23:38

 単独での行動ではありましたが、ホトトギスが一晩中鳴いていたおかげで心細いことはありませんでした。先日の渋峠の深夜に鳴いていたカッコウといい、托卵(たくらん)するカッコウ科の鳥は深夜でも鳴くようです。
 テントの中で朝を待つ時間、雪の上は冷えますね。そんな中突然ドドドッという雷のような音。岩の壁に張り付いていた雪の層が剥がれ落ちる全層雪崩の音で、2回聞きましたが縮み上がりますねえ。


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白馬小日向のコル 残雪と新緑を求めて

 毎年5月にバックカントリースキーで白馬の猿倉から杓子岳の長走沢や白馬大雪渓に行き、残雪と新緑を満喫していたのですが、今年はコロナ感染防止のため、登山が自粛され行けずにおりました。緊急事態宣言が解除となり、新緑と星撮影に行こうと機会を狙っていたのですが、月が明るく星撮影には条件が悪く、とはいえ新月近くまで待っていたら梅雨に入ってしまうため、天気予報を見てチャンスは6/9、6/10しかないと決断し、行って来ました。
 コロナウイルスの影響で7月上旬までは山小屋や登山口の猿倉荘も休業中で、まだ登山自粛が続いている状態ですが、猿倉駐車場には平日でも20台程来ておりました。
 白馬鑓ヶ岳温泉に行く途中の小日向のコルで星撮影のため、昼過ぎに猿倉駐車場を出発し、夕方までに到着し、朝まで撮影した後、下山という計画です。仮眠用にテント、寝袋持参です。

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小蓮華岳と白馬乗鞍岳  小日向のコル直下にて  2020.6.9

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小日向のコル   遠方は八方尾根と唐松岳
   
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白馬鑓温泉方面 左奥は八方尾根

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小日向のコルからの日の出  妙高・戸隠方面   2020.6.10

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朝日に当たる白馬鑓ヶ岳2,903mと杓子岳2,812m

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杓子沢

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杓子沢上部の杓子ののどと言われる所 今年はさすがにスキーのシュプールは無い。

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             写真中央に白馬鑓温泉  組立てた小屋が確認出来る
例年だと稜線からのシュプールが確認出来るのですが、今年は自粛でスキーヤーは来ていませんね。

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小日向のコル直下の沢に咲くミズバショウ 赤はショウジョウバカマ、黄色はリュウキンカ









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麦畑に咲く花

 近年、飯田下伊那地方では麦を作らなくなって麦畑を見る機会が無かったのですが、隣の高森町で麦畑を発見し、その中にポピーやクサフジが咲いているのを見つけました。安曇野地方で麦畑の中に咲くヤグルマギクを見たことがあり、5月に偶然見つけた飯島町の麦畑に探しに行って来ました。水田だとイネの中に雑草としてヒエが生えるのですが、麦畑にはギシギシ等が生えます。飯島町の麦畑は何処も管理がされていて雑草は生えておらず、それでも1箇所ヤグルマギクが咲いているところを見つけることが出来ました。種が麦の中に混ざっているのか分かりませんが、麦畑にはヤグルマギク、ポピーは絵になります。

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もち麦畑の中に咲くポピー  高森町下市田  2020.6.7

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もち麦畑に咲くクサフジ  高森町出原

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                矢車菊(ヤグルマギク) 飯島町七久保
過去にはヤグルマソウと呼ばれていましたが、ユキノシタ科のヤグルマソウと混同しないために、キク科ヤグルマギクと図鑑も統一してあります。元々はヨーロッパの麦畑の雑草のようです。
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一面の麦畑  飯島町七久保 奥は中川村方面

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上から麦畑、水田、蕎麦、ポピー  飯島町七久保



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